大天使アズラエル　Archangel Azrael

2024年4月6日 01:45

「神が助ける者」という意味の名を持つアズラエルは、
同時に「死の天使」とも言われています。

それは、
私達が肉体を離れる時に迎えに来る大天使だからです。

絵画に描かれてるアズラエルは、
手に書物をもっている姿が多く描かれます。

この書物がなにかというと。

人が誕生すると名前が記され、
死を迎えると名前が消える、
という神から託された書物なのです。
　

書物から名前の消えた魂を、アズラエルが光で照らし、
迷子にならないようにと天界までの道のりを共にし導いてくれるのです。

一方で、
愛する人との別れに悲嘆に暮れる人の心の痛みに寄り添い、癒やしてくれる天使でもあります。

霊界にいる魂と繋がりたいとき、
アズラエルにお願いすると橋渡しをしてくれるとも言われているんですよ。

そして、それは。

「肉体としての人間の死」のときだけではありません。

人生の中で、
今までの自分が死に、
新しく生まれ変わったように感じる「人生の転換期」を
経験することがあります。

死別だけでなく、離婚、失業や転職、病気や怪我。
人生には思いもよらないことが起きることがあります。

自らの意思で大きな世界へと飛び出すこともあるでしょう。

否が応でも、変わらずにはいられない。

そんな大変革の時にも
アズラエルは怖さや不安に寄り添い、
苦しみ、悲しみに傷ついた心を癒し、
再び立ち上がれるようにサポートし、
新しい自分への変革を導いてくれるのです。

みなさんは、「死の天使」と聞いて、
どう感じたでしょうか？

死神のように感じて怖くなった方もいるでしょうか？

でも、ご安心ください。

アズラエルは死神ではありませんし、
そもそも、肉体から魂を刈り取るわけではありません。

あくまでも時がきた魂を、導いてくれる光の存在なのです。

そして、彼女の容貌も、優しく穏やかです。
大天使の中で最も穏やかなのではないでしょうか。

「死」という言葉からは全くイメージできないほど、
彼女の放つエネルギーはどこまでもやわらかくやさしいのです。

そんなアズラエルは
聖母マリアさまのエネルギーにどこか似ています。

アズラエルは微笑みひとつで
私たちに安心して身を委ねても大丈夫なのだと、
思わせてくれるのです。

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