飲食店員はつらいよ
一般カフェ店員、人手不足に悩むの巻。
コロナ禍で、飲食店は大打撃を受けている。
売り上げの低下、営業時間の短縮、客席の間引き、などなど。
そこらのバイトとしては売り上げが上がろうが下がろうがさしたる興味はないのだが、今回ばかりは頭を抱えざるを得ない。
まずピーク時間帯が読みにくくなった。
今までは「お昼12時頃にみんながランチに来る」「土日祝のおやつどきは家族連れで混む」など、なんとなくイメージがつきやすかったし、それをカバーするようにシフトが組まれていた。
だが、「密を避けましょう」という状況下では、そうもいかない。
リモートワーク、ピークシフトなどで、「昼食をとりにくる人」が変わったような気がする。
もちろんお昼時に混むことそれ自体は変わらないのだが、「11時〜14時のどこか」というかなりふんわりしたものになってしまった。
「3人もこの時間帯いらないね」「4人いないと無理だよ……」など、波が激しすぎて日によって混雑度合いが違う。
そして、この読めないシフトのゴタゴタを受け、フリーターさんたちから順に辞めていった。
最近こそ新規に雇われた方々もいらっしゃるが、ベテランで経験も実力もあり、頼れる人たちがいなくなったことに変わりはない。
フリーターさんたちが辞めるとどうなるか。学生ばかりのシフトになり、みんなの負担が増えた。
最後まで残ったフリーターさんと、仕方ないからとヘルプに来た他店の社員さんたちがシフトの穴埋めをすることになる。
学生は抱えられる負担に限界がある。それでも、どうにかギリギリ「スケジュールねじ曲がったけどこれくらいなら……」と頑張っているところだ。
となると、皺寄せは全てフリーターさんへ行く。
稼ぎ口がないよりあったほうがいいのは確かだが、見ていて正直しんどいとしか言えなかった。
そのフリーターさんも、そろそろ居なくなってしまうらしい。
新人は、まだドリンクを作れない。
私は「無理できるのは9月までですからね!」と強く言ったつもりなのだが。
この苦行、いつまで続くんだろう。
私は楽しくカフェ店員したいだけなのにな。
ちなみにこれはヤケクソで食べた、今日で期限切れになるケーキ。美味しい。役に立ちながらお腹も満たせる。ドリンクは神みたいな常連様が「これで飲みな」と渡してくれた中から選んだもの。
悪いことばっかではないんだよ。カフェ。
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