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【スタンダード】アモンケットで十三恐怖症、しよう!【デッキ試案】

十三恐怖症は最近毎ブロックのように出てくる特殊勝利カードの一つで、イニストラード二期に登場した。自分のアップキープに、ライフが13のプレイヤーは即死するという分かりやすい効果に、ちょっとしたライフ調整機能がついている。

ネタカードに見えてリミテッドでは案外強かったりするのだが、初出時のスタンダードにはペインランドが存在したため構築では使えないと言われていたが、アモンケット発売現在ではペインランドが引退しており、インスタントタイミングで自分のライフをどうこうする手段は割と少なくなった。

2017年5月時点のスタンダードは、戦乱のゼンディカーからアモンケットまで非常に広いカードプールがあり、R&Dもドッタンバッタン大騒ぎしている状況である。なので、もしかしたらコイツも何か出来るかもしれない。ということで色々考えてみた。

先行研究

Google先生によるとデブガラク兄貴様が2016年4月の時点で記事を書かれており、ここでは赤黒の火力や除去でボードコントロールしつつ、スキを見てライフにダメージを与え、相手のライフを13点に調整するというデッキが組まれている。

検索結果を斜め読みする限り、2017年以降の検討は存在しないようなので、ペインランド消滅後の現環境で十三恐怖症の恐怖を再び蘇らせる(※最初から生まれてないです)ことが本研究の意義であろう。

Teamy'sでの諸先達の検討を確認する限り、《地獄の樹》と併用したファンデッキや、ペインランド現役時代のデッキが多く、テストプレイしてそうな感じもあんまりないので、正直参考にならなさそうと判断。デブガラク兄貴兄貴の記事で使ってる十三恐怖症デッキはそれなりに説得力を感じる構築なので、これをベースに方向性を決めることにする。

デッキの方向性

①十三恐怖症は4枚

 勝ち筋を4枚じゃなくする理由があるだろうか。しかもこのカードは重ね張りすればするほどライフの調整がしやすくなり、勝ちにも繋がる。美意識と実益の両観点から当然4積みが望ましいだろう。

②スペルによる強力なボードコントロール

 こちらの与えるダメージは7点ほどで良いが、十三恐怖症を上手く作動させなければ一方的にグダるし、対戦相手の絆魂持ちクリーチャーなどは大いに邪魔なため、確実に処刑していく必要がある。

③インスタントタイミングの火力で相手のライフを調整

 自分のアップキープでライフをチェックするため、最高のパターンは十三恐怖症を出した状態で、対戦相手のエンドにライフを削って13にすることだ。そのため、デブガラク兄貴兄貴も推奨しているインスタントタイミングで本体にも撃てるX火力である《アヴァシンの裁き》は非常に理にかなったチョイスということが出来るだろう。

④相手の対策を打開する

 十三恐怖症が割られてしまうとひたすら悲しいので、2ゲーム後以降はこちらのエゴを貫くためのサイドボーディングが要求される。初戦でほぼノンクリの十三民デッキと見せかけて相手に除去を交換させたあと、2戦目から普通に赤黒アグロとして轢き殺すという目算が良いのではないだろうか。

 上記のような方向性から「アヴァシンの裁きを最大限活用できるマッドネスバーンを軸にする」ことと、「アグレッシブサイドボーディングでの赤黒バーン化」を本筋として考えるのが良いと思われる。

デッキ試案

というわけで考えてみたのがこちら。(5/2現在、考えただけである)


《クリーチャー》 5枚

歩行バリスタ 4

熱烈の神、ハゾレト 1

《スペル》 31枚

十三恐怖症 4 

稲妻の斧 4

木端+微塵 4

癇しゃく 4

アヴァシンの裁き 4

集団的蛮行 4

不帰+回帰  3

焼け付く双陽 4

《土地》24枚

沼 5

山 10

泥濘の峡谷(サイクランド) 4

凶兆の廃墟(シャドウランド)  4

ガイアー岬の療養所 1

《サイドボード》

ファルケンラスの後継者+夜陰の後継者 3

精神病棟の訪問者 3

戦争に向かう者、オリヴィア 2

騒乱の歓楽者 3

血管の施し 4


メインデッキ

・歩行バリスタ 4枚

現代版トリスケリオン。サヒーリという強力なライバルが乗騎を失ったものの、それほど評価は変わらない。このデッキはライフ調整のために1点刻みで入れられる本体火力を欲している。相手の除去を腐らせられて、余ったマナを活用できて、バーンも除去も行えるバリスタは貴重な機材。

・熱烈の神、ハゾレト 1枚

アモンケットから登場した赤神様。闇の掌握で即死するタフネス、結構厳しい起動制限、コスパの悪い起動型能力、回避能力特に無しと、第一感最弱神あるでという評価だが、当てたマスターピースをお披露目してドヤりたいため1枚差し。

マッドネス支援に本体ダメージと起動型能力は方針と噛み合っており、このデッキは基本的に手札が切れるので、相性は悪くないと思われる。

・十三恐怖症 4枚

このデッキの心臓であり顔。4マナ13点火力。当然4積み。サイド後は思い切って全抜きできるようにしてある。最速で通しても弱いので、上手いこと捌きつつスキを見たい。

・稲妻の斧 4枚

共鳴者。ここからアヴァシンの裁きに繋いだり、癇しゃくを打ったり出来ると良いな、と期待。コイツに耐えるタフ6が流行ると辛いかもしれない。新緑の機械巨人とか。キランの真意号を叩き落とさないと負けるので4枚入れる。

・木端+微塵 4枚

序盤は4点除去、後半はXドレインと腐りづらい素敵スペル。ディスカードの多い本デッキでは、墓地からも唱えられるカードはアドの損失を防ぎやすくありがたみもひとしおだろうと思われる。X点をうまく調整できれば13キルにも近づけやすいと思うし、まぁやりたいことと合致してる。

・癇しゃく 4枚

稲妻。説明不要の4枚。

・アヴァシンの裁き 4枚

相手のエンドフェイズに打ってライフを13点に調整する+きっちり除去してガッツリアドを取るためのカード。大事なカードなのでしっかり4積み。アグレッシブサイドボーディングの際には調整するかもしれないが、本体に入れられる火力は重要なので抜かないと思う。

・集団的蛮行 4枚

ノーコストでディスカードできること、除去、ハンデス、ドレインの全てがデッキに噛み合っているため、4積み確定。

・焼け付く双陽 4枚

アモンケットきっての分かりやすいパワーカード。神々の憤怒がサイクリング付けて戻ってきた!大変偉い。メインがほぼノークリーチャーである都合、全体除去でアドを取るのは重要なのでメインは安定の4枚採用。アグレッシブサイドボーディング後は自軍が半壊するため、入れ替え対象。

・不帰+回帰 3枚

本体火力は多いから何とかなりそうな気はするものの、コントロールの都合上PWが置かれるとどうしても困るので、3枚採用。使う機会がなければディスカードしておき、弾切れになった際に回帰を撃つことになるのだろう。4マナでやりたいことではないけれども。

・土地

直接的なドローソースは入れておらず、手札に不安があるため、サイクリングランドとシャドウランドのコンビを採用。せいぜいダブルシンボルであり、極端な色事故は無いと踏み、マッドネスとの相性がそこそこ良いガイアー岬の診療所を1枚だけ採用。ガイアー岬はサイド後は外して生物枠にする可能性も有り。

サイドボード

・血管の施し 4枚

マッドネスできた時は超強力なバーンスペル。これを何発か叩き込んで速やかにゲームエンドさせたい。4枚積み。

・ファルケンラスの後継者 4枚

マナいらずの共鳴者であり、飛行3点クロックを叩いていける有能な2マナ。サイド後の方がマッドネスカードを多く入れることになる可能性が高いため4枚採用。

・精神病棟の訪問者 2枚

マッドネスとアド付きの2/3/1。光袖会の収集者あたりにしても強そうだが、使ってみての検討。

・戦争に向かう者、オリヴィア 2枚

マナいらずの共鳴者(一応他生物のキャストコストが必要だが)であり、3/3飛行と割と強い。歩行バリスタとも地味なシナジーが無くはないし、まぁカードパワーはちゃんとしてるので採用。

・騒乱の歓楽者 3枚

前見た赤黒マッドネスバーンで採用されていたためとりあえず入れてみているが、果たしてどの程度強いのかは不明。とりあえず3枚引けるのは偉い気がする。オリヴィアがいれば、先にディスカードして強化しながら、引き直し出来るので偉いのではないだろうか。

補足

5/2現在では構想段階で、まだプレイしていない模様。

とりあえず重いカードであるアヴァシンの裁きの枚数などは気になるし、サイドボードはもっと軽い生物を優先した方がいい説もあるため、まだまだ検討中。



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