【MTG】ボロス・イロアス&オレリアミッドレンジ

へっぽこカジュアルMTGプレイヤーとして常に大味なデッキを考えてきた。

私が最初に作ったのは『パーフォロスの槌』をキーカードに、速攻で飛び出した『軍勢の刃、タージク』を『ボロスの魔除け』によって強化して一撃を決める感じのアグロ寄りのミッドレンジだった。

しかし赤白のクリーチャーはサイズ・特性の両面から場持ちが悪く、黒のピン除去でのテンポロスや、白・赤の複数除去によるアドの損失、緑に対してはサイズ負けで詰まる。頭数やドローと言ったアドバンテージに繋がるカードが少なく、ボロスウィニーは1対1交換を続けられるだけで息切れを起こす悲しい宿命を強いられていた。

それから半年以上がすぎても、赤白は『ボロスの反攻者』以外に頼れる中堅がおらず、不遇の色として埋没していたのだが、ニクスへの旅で『勝利の神、イロアス』を得た。

イロアスは「殴りに行きたいが、頭数も減らしたくない」というボロスの悩みを解決する支援能力を持ち、大隊の誘発をアグレッシヴに支援するカードだ。一方、4マナという重さでは最速で着地したとしても『悲哀まみれ』や『至高の評決』による小型クリーチャーの一掃を避けられない(赤白にマナ加速など存在しない)。

ボロスビートダウンは元々押しは強いが、リカバリー手段が乏しく、ミッドレンジのフィニッシャーでは緑にサイズ負けするため「この1枚」に賭けることも難しい。イロアスはやはりこの致命的な弱点に対応できるものではない。

しかしイロアス神は書いてあること全てが凄い、圧倒的な攻撃力を持つカードである。どうすれば使いこなせるのか。そんな時にふと、「同じことを言われてたカードがあったんじゃないか」と思い出した。

『戦導者オレリア』である。6マナ3/4飛行・速攻・警戒に加え、攻撃誘発で戦闘フェイズを倍増させるという神話レアにふさわしくメリット能力テンコ盛り。しかし実際はマナの伸びづらいボロスでは赤白ダブルシンボル6マナは安定して出せず、単体ではモブの天使トークンにすら相討ちを取られ、単なる6マナのソーサリーにしかならない。除去耐性が薄くて『ミジウムの迫撃砲』どころか『破滅の刃』で何も仕事できず退場する可能性もあり、単体で試合を決めるにはパワー不足と、「6マナだったら除去耐性は当たり前だよね」という昨今のフィニッシャー事情の中で埋没していた。目も怖いし。

だがイロアスの登場によって、このカードのこれまで注目されてなかった長所が現れた。赤白ダブルシンボルという色拘束、つまり『信心』である。彼女が着地すれば、あと1マナでイロアスは顕現し、7/4破壊不能・ブロック制限というあからさまなフィニッシャーとして襲いかかる。残りの1マナはニクスでリメイクされた『忘却の輪』である『払拭の光』なり、1マナ追放除去なのに色のせいで安い『岩への繋ぎ止め』が賄ってくれるため、「イロアスしか残ってない」という盤面からでも、オレリア一枚で一気に状況が立て直せるどころか、相手のブロッカーが1体以下ならば合計20点が叩き込まれ逆転勝利である。ボロスに逆転が出来るなんて夢のような話である。

というわけで出来たデッキが以下。

――――――――――――――――――――

【スタンダード】ボロス軍に舞い降りた勝利の神、イロアス

クリーチャー:14
4:《ボロスの反攻者/Boros Reckoner》
2:《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon》
2:《オレスコスの王、ブリマーズ/Brimaz, King of Oreskos》
3:《戦導者オレリア/Aurelia, the Warleader》
3:《勝利の神、イロアス/Iroas, God of Victory》

呪文:21
4:《マグマの噴流/Magma Jet》
3:《ボロスの魔除け/Boros Charm》
2:《戦導者のらせん/Warleader's Helix》
2:《ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars》
2:《岩への繋ぎ止め/Chained to the Rocks》
4:《軍団の戦略/Legion's Initiative》
4:《払拭の光/Banishing Light》

土地:25
7:《平地/Plains》
8:《山/Mountain》
4:《凱旋の神殿/Temple of Triumph》
2:《マナの合流点/Mana Confluence》
4:《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》

http://teamys.net/deckbuilder/build_view.php?DECK_CD=727599&sort=&select_DECK_CD=727599

――――――――――――――――――――

分類としては赤白信心ミッドレンジという所。『ボロスの反攻者』と『オレスコスの王、ブリマーズ』という場持ちの良いクリーチャーを攻守の軸に、あふれる火力と『払拭の光』・『岩への繋ぎ止め』でボードコントロール。相手の除去は『ボロスの魔除け』と『軍団の戦略』によって牽制し、数少ないクリーチャーを守る。『軍団の戦略』は反攻者を『胆汁病』から防いだり、ブリマーズがフロストバーンに相討ちを喰らわずに済んだり、信心を稼いだりも出来る。『ヘリオッドの槍』などと違って重ね置きも出来るため、安心して4枚持っていられる。

エンチャントを多くしたことで、イロアスの顕現パターンを増やし、オレリアとのシナジーに期待しきらずともビートダウンが可能な構成になっている。


……まぁ全部プロキシなんですけどね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?