第三話 白龍から5つ玉を貰いまして
という事は、5年前龍から既に玉を渡されていたのに気付いてなかったんだ私は。息子はその事に随分前から気づいてたという事にただただ驚いた。
「どうしてその話をお母さんにしてくれなかったの?」
「だって僕しか見えないと思ってたから、話せなかったの。」
「そうか、お母さんに話してくれて嬉しいよ。有難うね。」
息子は安心したのか、堰を切ったかの様に話し出した。
「僕も玉を2つ貰ったの。虹色の玉でくるくる回って目の前まで来て、紐になって胸の中に入ったの。」
またまた衝撃の事実である。そんなファンタジーの様な事が息子に起こっていたなんて‼️
紐状という事は、DNAになったって事だな。
この日以来親子で龍の話題が普通に出来るようになり、寝室の天井に龍が居るよと教えてくれる。
息子は私より見えてる。
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