見出し画像

ぼくらの二日間キャンプ

自然環境リテラシー学 Dチーム 第二回

こんにちは。三重大学生物資源学部のかにです。
7月24、25日の2日間。今回で2回目となる自然環境リテラシー学のシーカヤック実習に参加しました。両日とも晴れ、最高気温が真夏日を超える厳しい環境の中、野外で活動するのは想像を超えるものがありとてもハードでした。ハードな分、楽しさも大きい!前回よりもキャンプできた回となりました。今回はそんな2回目の実習を振り返りながら記事を書かせていただきます。

前回(第一回)の記事はこちらから↓
https://note.com/5_satisfaction/n/n68f9971fdfa8?magazine_key=mddbee0e3b065

初日(7.24.Sat)
 少しだけ往路のバスについてから。公共交通機関の冷房の多くは効きがよいものですが、この日乗車したバスはものすごーく効いていました。加えて、上下左右にあっちこっちする山道が私をいじめるのです;つД`)。滅多にバス酔いしない私もこれには参り、軽くバス酔いした状態での参加となりました。さて今回の実習は清掃活動から始まりました。私含め4人はロッジさらくわ内の使われていなかった倉庫を掃除することになるのですが、ここで私は恐怖体験をするのでした。(ホラーではないので安心してください!)それは倉庫内の備品を外に運び出し、運び出した備品を整理しているときに起こりました。<喝!>急に何かが爆発したのです。幸いにも爆発したものの近くには誰もいなかったため事なきを得たのですが、爆発したものを確認するとなんとスプレー缶でした。(日光が直接当たったことが原因?)皆さんもスプレー缶やカセットボンベなどの扱いには十分注意しましょうね!

きれいになりました!↓

画像2

さていよいよシーカヤック実習です。早速、座佐の浜でに向けレッツゴー!といきたいのですが、この日は浜で1泊するので荷物を運ばなければなりません。ということで、今回はパッキングの作業から本題に入ります。まずシーカヤックの構造を見ていきます。↓

画像1

                参考資料:シーカヤック教書(海文堂)

このように船体の前後にはハッチという荷室が設けられているため、沈(転覆)しても沈まない構造になっています。ハッチそのものは大きいのですが、ハッチリム(入り口)の外径は437×250mmと小さく、一般的なバックパックだと入りません。そのため荷物を小分けにして収納していきます。さてパッキングの作業の区切りがつくといよいよ出発です。前回は梅雨の中での実習だったこともありどんよりした天気でしたが、この週末はからっとした空気でじりじりと日差しが照りつけていました。休憩したときに飲んだペットボトルの水もお風呂の温度くらいまで温まっていました。さあ浜に到着。今からはグループレスキューの練習をします。2日目にはセルフレスキューの練習もするのですが、こちらのサイトに両方のレスキューの詳細が載っていますのでぜひご覧ください!↓

海上保安庁
https://www6.kaiho.mlit.go.jp/watersafety/canoe/07_self_rescue/
<グループレスキュー(Tレスキュー)の方法>を参照

最後にグループレスキューの感想だけ。セルフレスキューの感想は2日目に書きますが、やはりグループレスキューはセルフに比べると楽です。具体的には、セルフだと大変な排水の作業や再乗艇を救援者がサポートしてくれることでしょうか。T.Kナイス!さて練習が終わるとすかっり夕方に。明日に備えるため休養します。

画像5

画像3

画像4

2日目(7.25.Sun)
 時刻は6時。夜はひんやりしていただけに暑くて目を覚ますとは思ってもいませんでした。朝ごはん。貴重な糖分補給となったオレンジの味が忘れられません!さあ今日の行程が始まりました。今日は先ほどにも書きましたが、セルフレスキューの練習をします。では詳細をもう一度!↓

海上保安庁
https://www6.kaiho.mlit.go.jp/watersafety/canoe/07_self_rescue/
<転覆したシーカヤックを復原する方法><船尾側から再乗艇する方法>を参照

まず排水について。バウと呼ばれる船首を持ち上げることによってコックピット内の海水を排水します。しかしこれがなかなか難しく、いくら持ち上げようとしても上がってくれません。結局、排水の作業をせず船体を反転させたところで次の作業に入ります。(ビルジポンプと呼ばれる道具を使って後から排水できます。)次は再乗艇です。ちなみにこれが最も難しいと思いました。作業としては後部デッキから這い上がり、重心を下げた状態でコックピットまで移動します。これだけ聞くと簡単なように思えますが、これがまた難しく、何と言ってもバランスが取れません。分かりづらいかとは思いますが、感覚としてはバランスボールの上に立つような感覚です。正直、非常に大変です。ですが命を守るためにもぜひ!

練習風景↓

画像6

練習を終え、ロッジさらくわに戻ったところで今回の実習は終了!
お疲れさまでした!

まとめ
 ここまで読んでくださってありがとうございました。次回はいよいよ3泊4日のカヤックツーリングです。今回はそれを成し遂げるためにも大きく前進できた回になったと思います。Dグループのみんな、頑張りましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?