使ってる?GGSTの便利なゲーム内機能

はじめに

君たちは格闘ゲームは好きか?
俺は大好きだ。特にギルティギアストライヴ(GGST)が好きだ。
君たちはどうだ?

「始めてみたいけど、何をどうすれば強くなれるかわからないし、格ゲーって対人戦しなきゃいけないだろうし、ボコボコにされるのが怖い」

「実際に遊んでみたけど、操作がよくわからないし、案の定対人戦でボコボコにされて何を改善すればいいのかわかんなくなって、やめちゃおうかなって」

「何したら勝てるんだよこのゲーム!面白くない!ググってもよくわかんないししんどい!」

……実際に筆者が言われたことのある反応集である。

よくわかった。じゃあ今回は、格ゲー始めてみたい、もしくは始めたけど何したらいいのかわからないという君たちに向けて、GGSTのゲーム内で出来る便利機能や、楽しい要素を紹介していくことにする。

チュートリアル

 このゲームを初めて起動したとき、最初に見ることになるのは、荒野に立つ2人の男になるだろう。ソル=バッドガイとカイ=キスク。
 
 意味深な会話の後、とにかくソルを操作してカイに攻撃することになるわけだが、何のことだかさっぱりなままボタンをガチャガチャと押し、カイの体力を0にする。戦いの後、カイからソルに向けてDOJOに行くことを勧められる。DOJOこそ、君たちを救う最初の場所になるだろう。ぜひそのままゲームに案内されるままにミッションモードに進むことを俺も強くオススメするが、カイも言った通り「これを言うまでが形式通りだ」
別に行かなくても良い。

ミッションモード

 さて、形式通りの言葉に従わず、別にDOJOにも行かずに対戦に赴きよく知らないキャラクターに蹂躙された君も、言葉に従いDOJOに足を踏み入れた君も、その熱意こそ称賛に値する。ようこそミッションモードへ。
 
 ミッションモードこそ、GGSTの優れた要素であり、全員に等しく教えを授けてくれる最高の先生である。キャラクターの操作を一つ単位で紹介し、何度も練習をさせてくれる。ミッションモードは難易度5段階の島に分かれていて、その中のどれを選んでも良い。ミッションをこなせば専用のポイントがもらえて評価が上がっていくという成長要素もあるし、ゲーム内通貨ももらえる。格闘ゲームに初めて触れるなら、最初の島から順番にこなしていけばこのゲームに存在するすべての操作を覚えることができる。細かいことを覚えるのが面倒だが、とにかく勝ちたいというわがままを優先するなら、4番目と5番目の島から登場するファジー系防御テクニックとキャラクター対策をやると良いだろう。

追記:この記事を書くにあたって、俺もミッションモードを最初の島から順番にやってみたが、ハイジャンプすると自動で相手に振り向くとか知らなかった。5、6年は格ゲーしてるしその間特にギルティギアに触れているのに知らなかった。格ゲーマーとはそんなものである。

コンボメーカー

 ミッションモードで操作を覚え、さらに気合を入れてキャラ対策にも踏み込んで自信をつけた君たちにさらにオススメしたいのが、コンボメーカーだ。このモードでは実際にGGSTを遊んでいるプレイヤーたちによって、各キャラクターのおすすめコンボが投稿されている。そのコンボをミッションモードと同じように、実際に操作して練習できるのだ。いいね機能も存在するので、実用的で強いコンボを探したい時はいいね数の多いコンボを探すと良いだろう。

リプレイ

 動き方を覚え、コンボも使いこなすようになったなら、対人戦をやってみてもいいだろう。きっと思っていたよりも気持ちよく勝てるし、思っていたよりも手酷く負ける。その繰り返しになる。どうして勝てたのか、どうして負けたのかを理解するには、振り返りが必要なわけだが、そこで君たちにオススメなのがリプレイ機能だ。直近の対戦を保存していて、見返すことができる。対戦を重ねるほどに、なぜ、どうしてと感じる瞬間が必ず生まれる。その疑問を解消して、次に繋げるためのリプレイだ。

 個人的にリプレイで何に注目するべきかだけ挙げておくと、
「自分が知っていて、練習していたことを、対戦で何度成功/失敗したか」
に注目すると良いだろう。

生まれるサイクル

 ミッションをこなし、コンボを覚え、対戦をして、リプレイを見る。すべてGGST内で完結する行動だが、これを繰り返すだけでも充分上手くなれる。知らないことを知ること、練習すること、実践すること、振り返ること、と言い換えると、物事の上達のサイクルそのものだと理解できるだろう。

対人戦だけじゃない!

 ここまでの内容を読んで、しんどいわい!と言いたくなった君は正常だ。ここまで読んできてもらって申し訳ないが、ぶっちゃけそんな練習しなくても良い。サイクルなんて生まれなくても良い。格闘ゲームは対人戦しないと!対人戦に向けて練習しないと!とか考えなくていいのだ。やりたい人だけやればいい。ということでここからはGGSTの格ゲー要素以外の楽しい部分を紹介する。

ストーリーモード

 このゲームの一番大事な要素はストーリーモードだ。全編3Dアニメーションで描かれるストーリーモードは、なんと見るだけ。プレイヤーの操作は全く必要ない。このゲームは格ゲーじゃなくてワンクールアニメのBDBOXだと思ってほしい。BDBOXになんか格ゲーが付いてたんだ。
 〝英雄〟と呼ばれるようになったソル=バッドガイの最後の戦いを描く今作のストーリーは、やたらセンスのいいセリフ回しと、派手な映像、癖の強すぎる登場人物たちのやり取りを描いたアクション超大作だ。人物相関図を見る機能もあるし、過去の作品の内容を振り返る機能もあるので、今作から入った人も安心して視聴してほしい。

アーケードモード

 キャラクターそれぞれのドラマを描きつつ、CPUとの対戦を楽しめる機能だ。実はこのアーケードモードの内容は大半がストーリーモードの後日談にあたるので、ストーリーモードで推しが出来た人はそのまま推しのアーケードモードクリアを目指してほしい。最後に待ち受けるボスキャラクターの性能に驚嘆しよう。

デジタルフィギュアモード

 キャラクターの全身を舐めまわすように見ることができる機能だ。様々なシチュエーションやポーズが用意されているので、かなり本格的なジオラマ作りを楽しめる。カメラワークにも気を使いスクリーンショットを撮ってSNSに送信しても良いし、俺のキャラ、世界一美しいと一人感嘆の声を漏らすのも良いだろう。

大事なことは

 格闘ゲームを格闘ゲームだと思うと、対人を意識して妙に緊張して息苦しい感覚があるし、自分なんかが始めて大丈夫なんだろうかと思う。でも実際に遊んでみると対戦しても、しなくても楽しめる機能にあふれている。どうせなら自分が楽しめるように、機能を知って使いこなし、遊びつくそう。格闘ゲームだってゲームなのだ。

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