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艶笑夜噺 古今東西(落語鑑賞覚書)

艶笑夜噺 古今東西
新文芸坐

活弁 サザザさん6 頼光
落語 吉田御殿 喬太郎

仲入り

映画 江戸艶笑夜話 蛸と赤貝

(敬称略)

最近、変な会ばかり行ってるね俺…。イェーイ!エロスだぜ!このテの日記はいいね!が殆ど付かない割にアクセス数がやたらと伸びる怪現象が起きるけど、気にせずゴー!

落語聴く歴10年くらいのにわかファンでも、寄席にうろうろしてると色んな逸話が耳に入ってくるもので。

曰く 落語協会最高顧問の鈴々舎馬風師匠は若い頃に日活ロマンポルノに出演したらしい

曰く 柳家喬太郎師匠は吉田御殿と言うバレ噺を持ってるらしい

まさか一日で両方叶うとは思わなかったよ(笑)

開口一番は活弁士の坂本頼光さん。昨日はブルーフィルムの活弁をされたそうですが、どうも二夜連続で来てるお客さんがいらっしゃるようで趣向を変えて自作アニメに声をあてた新作活弁「サザザさん」の6話を。ロマンでもポルノでもない内容ですが(笑)サザザさんは基本、絶対に今の寄席では出来ないヤバネタ(前に見たのは確かロフトプラスワンだった。つまり、そういう事です)に満足です!

2席目はキョンキョン。吉田御殿は著書「落語こてんパン」だったか「落語こてんコテン」に掲載されてるので、比較的、昔からかけられたネタだと思うのですが、これもまあ、寄席ではとても出来ない、烏カァで夜が明けない噺。今回、テーマがポルノだったのでひょっとしたら?でも2日連続だし、ネタ出ししてないし、と言う賭けでしたが、俺、持ってるナァ!未見の方の為に詳しくは書きませんので、引き続き機会を狙っていただきたい(笑)

余談ですが、仲入り直後にロビーに出たら、高座を降りたての喬太郎師匠にばったり、とても声がかけられない鬼気迫る雰囲気だったのですが反射的に会釈したら、目線を合わせず会釈を返してくださった。身体から湯気が立ち上ってるようで、取り組み後の相撲取りみたいだな、と、思った。

んで、ポルノよ。つーても今の基準でR15+指定だから、エロはエロ、と言うか、うん、艶笑だなあ。ほのぼのした感じ。肝心なシーンでコミカルなBGMが流れるのが時代を感じさせました。主役の馬風師匠、良くも悪くも?今と全然変わらないノリ(笑)他にも、ケーシー高峰さん、先代円歌師匠などなど演芸ファン的に楽しい出演者陣。でも、小袁治師匠と雲助師匠は分からなかったナァ。落語好きならニヤっとくるシチュエーションが盛りだくさんでした。

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