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池袋演芸場 12月上席(落語鑑賞覚書)

池袋演芸場 12月上席 夜の部

元犬 まめ菊
鰻屋 小駒
紙屑屋 こみち
漫才 笑組
熊の皮 柳朝
棒鱈 左龍
紙切り 正楽
真田小僧 圓太郎
岸柳島 志ん輔

仲入り

旅行日記 小八
強情灸 一朝
太神楽 翁家社中
死神 菊之丞

(敬称略)

昨日、活ハウスで小駒くんの会のお手伝い(ご来場ありがとうございました!)をした流れで池袋演芸場に。大看板に背筋が伸びる。しかし最近、毎週どっか行ってるナァ。

客席に小学生の男の子がお母さんと。そのせいか、まめ菊ちゃんの元犬も小駒くんの鰻屋も心なしか気合い入ってた気がする。勿論、子供は大喜びでした。こみち師匠の紙屑屋、左龍師匠の棒鱈は通常は仲入り前にかかるくらいの大きさの噺で得した気分。出演者数が若干、減ってるのか、ここんとこの池袋演芸場は持ち時間長くなって噺のバリエーションが増えた気がします。志ん輔師匠の岸柳島、一朝師匠の強情灸は抜群の安心感。まさに絶品の出来でした。小八師匠の旅行日記は初めて聴いた噺ですが、調べてみると故・喜多八師匠が芸協から持ってきたんだそう。トリの菊之丞師匠は死神、くすぐり多めで客席を沸かせる中、終盤、大量の蝋燭に囲まれながら「消えたばかりの噺家の蝋燭」に静かに手を合わせる演出が。とても菊之丞師匠らしい追悼に思いました。

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