見出し画像

金原亭伯楽・龍馬二人会(落語鑑賞覚書)

池袋演芸場

子褒め 杏寿
長屋の花見 龍馬
鰍沢 伯楽

中入り

漫談 伯楽
明烏 龍馬

(敬称略)

金原亭伯楽師匠と龍馬師匠の親子会に伺ってきました。龍馬師匠はキャナリー落語教室でお世話になってるのと、伯楽師匠が暫く高座から離れてたのをお聞きしていた事もあり。客席は超満員。その8割近くは伯楽師匠と同年代と思われる長年のご贔屓連でした。

伯楽師匠、御高齢、また病気をされてたとの事でもしやとも思っておりましたが、残念ながら途中で言葉が出てこない、内容がループされてしまう状態。そこを龍馬師匠やご贔屓連みんなでフォローしながら進めていき、大団円の鰍沢でした。2席目は落語ではなく漫談。他に適切な単語が思い浮かばなかったので漫談と書いてますが、内容は伯楽師匠の修行時代の思い出であったり、龍馬師匠の事であったり、ご贔屓連にお別れのご挨拶、と言った風情でした。

後ろの席に座ってたご贔屓の方が「どんな形でもいいから、まだ続けて欲しい」と呟いてましたが、ありがたいような、それでいて残酷なような。でも自然なのかな。

私が落語教室に入ったのが2012年なので、今年で10年目になる。寄席に通い始めたのがその1年くらい前か。始めた頃はこんなに続くと思わなかったけど、きっとこれからもこう言う場面を沢山見る事になるんだろう。誤解を畏れずに言えば、それは良い趣味を持ったって事なんだと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?