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珍來 〜第10回どテ珍・福来勉強会〜

先週土曜日は第十回珍來にご来場頂きありがとうございました。どテ珍さんとの勉強会もとうとう二桁の大台、また第一回からお世話になってる活ハウスでの開催はこれで最後と、色々節目になる会でございましたが、満員御礼で賑々しく開催する事が出来ました。

今回は節目に相応しいマドンナ(ゲスト)と言う事で、大阪から団子家みたらしさんにお越しいただきました。まー、こう言っては何ですが私自身は勿論、誰しもが認める腕っこきの、また売れっ子のみたらしさん。ですが、そんな僕の内面の尊敬を全く匂わせない軽いお誘い(ちょっと活ハウスに呑みに行きません?くらいの軽さ)にも関わらず、快諾いただき本当にありがとうございます。

活さんも「(3月のミラクルライブが最後の出演だと思ってた)みたらしさんの落語がまた見れるとは思わなかった」と喜んで下さいました。もう会えないと思ってもひょっこり会えるのが人生です♪むふふー。

オープニングトーク どテ珍 福来
親子酒 どテ珍
鮫講釈 福来

お仲入り

漫才したい どテ珍
事故物件 みたらし

お仲入り

七夕親子 どテ珍
品川心中 福来

オープニングトークは、いつも通りあてもなく徘徊するフリートーク、でもこれが珍來なのよね(笑)どテ珍さんの一席目は親子酒、型は本寸法なのですが、それでも溢れる個性で結局どテ珍さんワールドになってしまうのが凄い。二席目の漫才したいは、ここ数回マクラとして試してた小噺を一席ものにまとめた自作ネタ下ろし。何度聞いても衝撃の展開、これを池田サイズにまとめたらかなり行けるのでは。三席目はどテ珍さんの自作には珍しい(笑)しっとりとした噺。この振れ幅の大きい根多3席は、これまでの集大成と言える高座でした。

みたらしさんの事故物件は、野ざらしを元にした自作。元にしたと言っても、それはエッセンスとして。まー、今回も期待通りのやりたい放題だわ(笑)みたらしさんの噺に登場する女性キャラクターの自由行動ぶりは、いつも痛快で男性から見てもシビれます。個人的には特に、噺の途中である歌が出るのですが、妙に細かい前奏が大好き(笑)ありがとうございました!

で、

私は…ははは。一席目の鮫講釈は勉強会らしいと言えば勉強会らしい出来。キャナリーの発表会よりは笑いが増えてきましたが、まだまだ講釈シーンの作り込みが甘い。こう言うのをもっと軽く楽しくやりたいなあ。引き続き稽古します。二席目の品川心中。マクラでもお伝えした通り、最初は通しでやるつもりであったものの、やはり後半は面白くならない…いや、面白くないならまだしも、好きじゃない…。このまま中途半端に通しでやって「珍しいもの聞いたねー」って感想を頂くよりは、大好きな前半を膨らまして、後半は先々の課題とさせていただきました。そっちに方針を切り替えたら気持ちが楽になった所為か、自分の中でも明るく分かりやすく楽しい心中となりました(笑)

今月はこの後も何度か活ハウスに伺う予定ですが、あの高座で落語をする機会はこれでお終い。寂しいですが、この品川心中で締める事に後悔はありません。千葉時代から何度も救われ、何度も奮闘し、何度も笑い、何度も成長させて貰った活ハウスと活さんには感謝の気持ちでいっぱいです。これからも少しずつでも恩返しさせて頂ければ幸いです。

ちなみに珍來はまだまだ続くんじゃ(亀仙人風)会場、ゲストは未定ですが、早ければ秋の終わりくらいにお会いしましょう!

打ち上げで酔っ払う珍と来とマドンナみたらしさん。「珍來・大阪公演」が与太話で終わるか何年後かに実現するかは、まだ誰にも分からない…。

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