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正月番組みて思ったこと

年末に祖母が亡くなり、いまは喪中であり忌中である為、なかなかアクティブにはなれなかった今年の正月でした。本年もよろしくお願いします。

昨日、所さんの笑ってコラえて!って番組で、二人のコメディアンが紹介されてました。

一人は、シカゴでスタンダップコメディを演ってるSaku Yanagawa氏(https://wpb.shueisha.co.jp/news/lifestyle/2022/10/08/117483/)、もう一人は、フィリピンでフリップ芸をしている堀越祐樹氏(https://www.ganas.or.jp/20211230hpn3/)どちらも海外で活躍する日本人コメディアンと言う紹介でした。

二人に共通したのは、諦めない心、周りの人に恵まれた、と言ったものが勿論あります。けど、それより私が刺激を受けたのは「環境に足りないものを見つけ、自分に足りないものを見つけ、それを補う為に行動に移す」と言うことでした。

例えば、Saku氏は現状のスタンダップコメディの多くは差別を笑いにしていると考え、お笑いで分断をなくしたかった氏は、人種のステレオタイプを追求する事はせず、自身がアジア人である事の自虐ネタを封印しました。また、仕事の実績がなく就労ビザが降りない状況をポジティブに捉え、世界各地を回って実績を作ると同時に環境を「外側」から見つめる視点を身に付け、それを笑いに活かしました。

例えば、堀越氏は、言葉の未熟を補う為、コメディにフリップを用いたのですが、寧ろそれでフィリピンコメディ界における「フリップ芸」の先駆者となりました。同時に敢えてスラム街に住む事で、教科書では学べない現地の生きた言葉を身に付け、フィリピンでも最もコアとなる濃い人々の「あるある」を収集して、それを笑いに活かしました。

「環境に足りないものを見つけ、自分に足りないものを見つけ、それを補う為に行動に移す」と言う手順は本当に、コメディに限らず世の中を面白くする、人生を面白くする無敵のスキルだと思いました。だからっておいそれと真似できる事ではないです(へーたーれー)が、出来るだけ意識する一年にしたいと思います。

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