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花の吉原落語会(落語鑑賞覚書)

楽しみにしてた桜鍋ランチと吉原ツアー付き落語会に伺ってきましたよ。

会場はさくら鍋中江金村別館。極力、写さないように注意してますが、今日の写真の殆どがソープ街で撮ってるので、いろいろ大変です(何が?)

入口に古めかしい提灯が。

ロビーに半纏。何柄と言うのだろう。カッコいい。

開演前の客席最前列から。別の意味でムラっと来る不届き者の素人芸人(笑)後ろの屏風は最後に悠玄亭玉八師匠の屏風芸に使用されました。

雑俳 楽ぼう
七草 遊七
厩火事 遊七

中入り

幇間芸 玉八

(敬称略)

開口一番は前座の柳亭楽ぼうさん。ずいぶんと達者な口調の前座さんだなあと思ったら、そろそろ二つ目昇進らしい。三遊亭遊七さんの一席目「七草」は、私が最近その名前を知って気になってたものの、持ってるのが現役最古参の三遊亭金翁師匠のみ、と知り半ば諦めてた演目。まさかここで聴けるとは。そもそも、遊七さんの「七」は、一月七日生まれに依るもので、二つ目昇進と同時に金翁師匠から習ったそう。内容は、なるほどこれは思った通りの珍品(笑)でしたが、これからの工夫でどんどん面白くなりそう。二席目は馬つながりで「厩火事」呑んだくれの亭主のちょっとした色男ぶりが、まあ、これなら自分が働いてでもとハマっちゃう女性がいるかもなあ、と、思わせる、なるほど女性が演るとこんなアプローチもあるのねと感心。

中入り後、トリは浅草幇間、悠玄亭玉八師匠。色んな漫談を織り混ぜながら、まずは声色(物真似)、歌舞伎役者に始まって歴代総理、果てにはやんごとなき方(笑)まで。ひっくり返る客席。それから三味線で都々逸。元々、柳家紫朝さんのところで修行されてた事もあって確かな腕前。それから名古屋甚句(踊り)、屏風芸でお馴染みの幇間腹、最後にカッポレと、大人の芸をたっぷりと楽しませていただきました。私は勿論、ボルテージ上がりっぱなし!

終わったら別館から中江本館に移動してランチタイム。

真ん中が桜鍋、すき焼きのように玉子を付けて食べます。右上が馬肉の寿司、右下が馬刺し、どっちも生姜醤油で。左下、お新香の隣にあるのは馬肉の佃煮。桜鍋は具を食べ終わったら余った玉子でとじて締めのご飯に。馬ウマーですよ!馬ウマー(°▽°)

馬力って言葉の通り、馬は昔から精力増強の食べ物なのです。だから吉原に行く時は、ここで馬食べてオラオラだったそう。だからかも知れませんが、食べて数時間経っても身体の内側がポカポカします。

内装そのいち。菊正宗のポスター。当時はカラー印刷が無かったので、白黒印刷に着色したものだそう。

内装そのに。欄干。おめでたい松竹梅をあしらわれてる所は一般的ですが、さくら鍋にちなんで桜を入れてるのが珍しいそう。

食事のあとは、遊七さんによる吉原ガイド。人数が多いので、一人一人に地図と音声ガイド機器が配られる。これで、遊七さんから遠くても声が聞こえます。

ガイド中に撮った写真の数々。詳細は、これから行く人もいらっしゃると思うので割愛。今回は高尾太夫のお墓を中心に、歴代の高尾太夫にちなんだ解説をされてましたが、ツアーは色んなルートがあるみたいです。

次回はもう少し暖かくなった4月頃に開催だそうです。気になる方は是非、遊七さんのTwitterなどをチェックしてみて下さいな。

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