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福袋演芸場 ヲタク・コレクター落語会(落語鑑賞覚書)

福袋演芸場 ヲタク・コレクター落語会
池袋演芸場

道具屋 小駒
染色 彦三
式場予約 歌実
親子酒 けい木
新作 花ごめ

仲入り

トークコーナー(写真撮影あり)

「ゾンビ映画」の世界を・・ 花ごめ

「エキゾチックアニマル」の世界を・・ 歌実

「作家の草稿」の世界を・・ 彦三

「ガジェット」の世界を・・ 小駒

「フィギュア」の世界を・・ けい木

(敬称略)

発表会からの開放感で、放たれた鉄砲玉の如く朝から寄席三昧。まずは池袋演芸場に。私自身ヲタク気質でもあるし、そっちの仲間も多いので「自分の好きな事を熱く語る」のを聞くのが、例えそのジャンルを知らなくても大好きなのです…。

小駒さんの道具屋、与太郎噺は安定して鉄板の面白さ。ここんとこ楽しい道具屋に出会う率が高い。彦三さんの染色、いかにも正雀師匠好みの通なネタを楽しく聴かせて貰いました。歌実さん、ちゃんと拝見するのは初めてに近いと思いますが、初見で伝わる圓歌イズム(笑)けい木さん、「黄色の弟子にまともな古典落語を期待してないでしょ」と自嘲半分に入りながら色んな師匠の物真似が混じった親子酒。怒れる弟子達が乱入(笑)花ごめさんの新作?は姉弟の会話を借りたゾンビ映画のフライング紹介でした。基本はホラー映画は怖くて見ない(割にはホラー小説とかホラー漫画は好き)のですが、気になる映画が幾つかあったので今度観てみよう。

仲入り後にトークコーナー。トップバッターは花ごめさん。ゾンビ映画って色んなジャンルと組み合わせられるから汎用性高いんだなーと改めて。歌実さんは飼っている蛇の話を中心に。人間が勝手に好きになるんだから懐くとか懐かないとか関係ないんだよ!ってのは納得。彦三さんは作家の草稿、つまり本になる前の手書き原稿について。こんなに多弁で前のめりな彦三さんは初めて見ました。手書き原稿の美術的価値に重きを置くあたり、マニア気質を感じました。小駒さんはガジェット、つまりヘッドホンだったりスマホだったりキーボードだったりパソコンだったりVRだったり、そう言う秋葉原系の話なのですが、

このフル装備で出てきた時点で会場爆笑。存在が狡すぎる(笑)最後にけい木さんがフィギュアの話を、物凄い量の私物と共に。何となくですが、この人が真打昇進する時はレゴで作った帯とか酒樽が並ぶんじゃなかろうか。アメリカと日本のフィギュアの作り方の違いが面白かったです。通常営業の開場ギリギリまで延長しても、全員、語り足りない様子でした。仕舞にゃ「前半に落語やらなくて良かった」とか本末転倒な意見が出る始末。だが、趣味とは本末転倒が醍醐味なのだ。それでいいのだ(笑)

この後、もう一軒行ったのですが、流石に長くなったので日記を分けます。

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