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講談ミニ講座と講談

私の所属してるキャナリー落語教室の主催で、講談師の宝井琴鶴先生をお招きし「講談ミニ講座と講談」の講座が開催されるとの事で伺ってきました。会場はいつも落語教室の稽古場で利用してる北千住の東京芸術センター。キャナリー主催なだけあって、顔見知りの生徒さんもちらほら。

最初の30分は講談ミニ体験のコーナー。講談とは何ぞや?から張り扇の叩き方、台本を元に先生の後をついて講談の一部分を声に出して読む、最後は何人か希望者を募って皆んなの前で読んでみる。希望者を募って。僕は言われて手を挙げるまでに3秒我慢しました(笑)成長!これは成長だよ!?

でもやってみると難しい…張り扇を叩いても音がしない。ただペチペチと鳴るばかり。小っ恥ずかしかったけど、恥と引き換えなら安いもの。貴重な経験でした。私以降の希望者も、人前で話す恥ずかしさをすっかり忘れたウォージャン…歴戦の勇士達でした(笑)

その後は琴鶴先生による講談「エルトゥールル号の遭難〜山田寅次郎の足跡〜」の一席。私自身はこの話を知らなかったのですが、最近、北海道の海難事故が起こったばかりなので良くも悪くもタイムリー。トルコの船が座礁するシーンでは(琴鶴先生も気を遣ってマイルドな表現にして下さったものの)ぐっと胸に迫るものがありました。山田寅次郎さんは亡くなった船の遺族の為に義援金を募ろうと奔走する方なのですが、世の中には立派な事もあるものですし、彼が亡くなって何年も経ってから、日本人がトルコに救われると言う、まさに「情けは人の為ならず」を地でいく物語でした。会場には何と、寅次郎さんのお孫さん。何でもFacebookの宣伝から繋がったのですが、こんな事ってあるんですね。

次回の講座も決まってまして、7/18(月祝)の13時。場所は今回と同じ東京芸術センターです。根多出しは「杉原千畝」東洋のシンドラーと言われた人です。

キャナリー会員でなくても参加可能です。ちなみに私は申し込み済みなので(笑)宜しければ是非。

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