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お里が知れる

これね。
随分むかしに茶道を習ってて、そこの大先生の嫁(たぶんこの人も偉い)が言ってました。

前後は覚えてませんが、取り巻きに囲まれて、自分の娘に温泉や銭湯ではかけ湯または体を洗ってから入りなさいと教えた「こういう所でお里が知れるから」と。

「ああ、ほんとに」と思いました。笑

「公共の浴場では体を洗ってから入りなさい」だけ教えたらええのにと私は思いました。

「お里が知れる」と付け加えることで、お里ではないけど「心底が透けて見える」と思いました。意地悪の素を植え付けてるなぁと。だって今度から娘さんが掛け湯しないで入る人を見た時に思う訳でしょ?「お里が知れるわ」って。やな感じ。

今はあれですけど、昔はね、わかんなかったんですよ「部長」とか「課長」とか「専務」とかどれがどの順で偉いかって。あ、社会人になってからですけど。だいたい、勤めてる会社にも役職はないし(社長だけ)親はそもそも働いてないし。笑 いや、まぁ勤めてましたけど、工場で溶接工なので。普通のサラリーマンではないので、わかんない。

で、そのことをバカにされたんです。
そんなことも知らんのか、って。
なので「そんなん、エスキモー(当時。今はイヌイット笑)に赤道直下の暮らしを知らんのかって言うてるんと一緒やん、知らんことはバカにせんと普通に教えてあげたらいいだけやん」って言うと

「すぐそんな極論を言う」

って言われたんですけど!
極論とかちゃうし!思いやりの問題!

お里が知れるぞ。笑

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