秋と着物
秋は一番好きな季節です。
暑いのが好きではないので、秋冬春夏の順に好きです。
春は自分が生まれた季節でもあるので好きですがもうすぐ夏が来るかと思うと冬の寒さのが好きです。
なので秋は喜びの季節なのですが、その秋を一番感じることのできる単の菊亀甲模様の着物が一番好きです。
もうこれ手に入れて(古着)随分なるのですがいまだに一番好きな着物です。
もしかしたら初めて自分で買った着物かもしれません。
心斎橋大丸のリサイクル呉服のワゴンに乗ってたような…
店員さんにサイズをみてもらったのですが「誂えたみたいにピッタリ」と言われた通り(営業?)ピッタリと体に合う。裏がないのでやわらかい縮緬が体に馴染む。絹っていいなぁと毎回思います。
単なので、しかも菊の柄なので本来なら9月しか着られないので昔は(もっと長い間着られる)袷に仕立て変えようかなと思ったこともありましたが、昨今の温暖化により単のが着る機会が増えるのでは?と今は感じてます。
で、今年は二回も着られた。というか、暑くて10月に着た。丁度いい。
他の着物はそうでもないのですが、この着物は一番好きなのと季節が限られてるので着る度に本当に嬉しく「あぁまた一年いろんな意味で無事に過ごせて良かった」としみじみします。
今年は二回とも落語を聴きに行ったので(もちろんたまさまの)更にしあわせ倍増です。楽しかった。
なんとなく、この着物を着ることが私的お正月のようで晴れ晴れとした気分になるのです。
着物を着るのにも体力が要りますしね。
もちろん、気力も要るし、お出かけする経済力も要る。
それらが揃って着物でお出かけとなる訳ですから。
いつもしてるけど、この着物を着る度に意識せずに普通にしてることがありがたく思えてきます。
前はどんな人が着てたのかなぁ、きっとしあわせな人が着てたんだろうなと思います。
これを読んだ後でもそう思います。笑
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