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ちょっと怖いはなし

先日、バイト先へ自転車で向かってました。いつものように。
しばらく走ってると、いつもと違う。
消防車のサイレンがいろんな方向から聞こえてくる、近づいてくる。
どこかはわかんないけど、火事かな?
乾燥してるからなぁ。
こんなに寒いのに焼け出されたら大変やなぁと思いつつ、さらに漕いでくとバイト先に近づくにつれて、どんどん焦げ臭い匂いがしてくる。
けど、やっぱり、どこで燃えてるのかはわかんない。

え?こんなに匂いするんや。

と思いながらバイト先に到着。
いつものように黙々と作業を進め、開店時間になったので、シャッターを開けるのに扉を開けるとまだ焦げ臭い。

ふと、江戸時代の火事ってもっと凄かったんやろうなぁ。
木と紙で出来てるから直ぐ燃えるし、でも匂いはこんな感じやったんかなぁ、と。

その後に聴いた三三さんの火事息子は炎を背景に屋根を飛ぶ臥煙の姿と共に焦げ臭い匂いまで想像出来てさらに臨場感が増したのですが…

後日、Googleのネットニュースでたまたまみかけたこの火事の記事。
小火で済んだと勝手に思ってたのですが、ひとり、亡くなったそうで。

そうか、私は人が焼ける匂いを嗅いでたのかもなと思い、ちょっと怖くなりました。


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