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小さいお客さま

小さいお客さまが来ました。あ、バイト先にです。
ひとりで。
昨日も来てたなぁひとりで。
バイトリーダーが相手してたので、遠くから見てたのですが。
小二くらいの男の子。

今日はなんかトースターのとこで、もたついてる。
ん?どした?
あ〜ロールパンが焦げたかぁ。そういや、昨日も焦がしてたな。笑
「あ〜いいですよ、これ、新しいの焼いてください」
「あ?」
としきりに指を気にしてる。
「あ!火傷した?痛い?」
「あ?」
んんん?なんか様子がおかしいな…これ、言葉が通じてない?
見た目は日本人だけど、違うのか!
「Just a moment」
と、奥に入って氷をおしぼりで包んだのを持っていって渡しました。
触ったら冷たいからわかってくれたみたいでそれを指に当ててました。
とりあえず、席に座っててもらってパンを焼き直そう。
「Please sit down」
おお、座りに行ってくれた。通じるもんだな。笑
で、パンを焼き直して(パン焼くのは得意。)持っていった。
おかあさ〜ん、早く来て〜
まだ痛そうにしてるので、フロントにやけどの薬があるか聞いたけどなくて、我慢してもらうしかなくてごめんね。

帰り際にはおかあさんも居たので「大丈夫ですか?」「大丈夫です」と確認も出来ました。本当に大丈夫かはわかんないけど。笑
「バイバーイ」
「バイバーイ」
と最後に子供らしく笑ってくれてちょっと安心。

しかし、すごいよね、言葉通じない(しかも昨日は一方的にべらべら日本語で喋りまくられてた笑)とこにひとりで来てご飯食べるなんて。あんなに小さい時に私は出来なかったと思う。

今度来たら最初からパン焼いてあげよう。笑

けど、せめて英語喋れたらいいなぁ。
中国語までは無理だけど。

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