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笑福亭たま松山落語会 昼の部

11月30日(土)笑福亭たま松山落語会 昼の部 於松山市民ホール小ホール

・権助芝居 たま
・替わり目 遊京
・紙相撲風景(文鹿作) たま
仲入
・卯の日詣り たま

松山の会はだいたい前日に松山に移動して、句友や普通の友やお世話になってる人たちと逢って楽しく過ごすのですが、今回はいろいろ手配する前に前日繁昌亭で兼好さん、というのがわかっていたので、当日飛行機で。初めて、着物着て飛行機に乗りました。普段あまり気にしてないからかもしれませんけど、この日は着物の人が多かったような。なんかあったのかな?で、和装男子までいて、しかも近くに居たのでちょっとした夫婦感を醸してました。笑

松山空港もすっかりクリスマス仕様になってて、いつもと違う感じ。私、もしかして、秋に松山来るのは初めてかも…

ホテルに荷物置いて、ランチ食べに行って、落語会場へ。電車降りたら、お堀に向かってカメラ構えたおっさんがふたり、しかも同じ方向…気になって何撮ってるのかカメラの先を凝視してみたのですがわからず、残念。もうすっかり秋の景色になってます。ああ、でも!着物の着付けが変なんだな、ものすごく歩きにくい。仕方ない、しばらく我慢。

入場するとたくさんの人!すごい!地元の遊京さんがゲストだからかなぁ。着物姿の方も多くて、雰囲気がいいので松山の会は好きです。

いつもは最初に前座さんが出るのですが、今回遊京さんがゲスト扱いなのか、たまさま開口一番です。「最初にトークをするのですが、遊京さんとのエピソードがあまりないので」との事。笑 紫〜薄紫の組合わさってるお着物(説明難しいねん笑)ちなみに、このお着物は現存する私との最古のツーショットでお召しです。笑 当時…日付をみると丁度十年前、たまさま34歳ですが、中学生みたいです。笑 これみると「随分大人になったなぁ」と思います。笑 で、調子良くマクラをいろいろと話していると、ん?私の前の席のマダム達がなにやらゴソゴソし出した。どうしたのかな?と思ってると前の四人がそっと席を立った。どうもひとりの具合が悪くなったようで。たまさまもすぐに異変に気付き高座から「大丈夫ですか?」と声を掛け、ちょっと時間が必要と判断したようで「始まったばかりですが一旦休憩にしますね、再開する時には太鼓ならしますんで、では休憩です」と戻って行きました。マダムはそんなに大事には至らなかったみたいで、しばらく休んでまた別の場所で観てたようです。(後から聞きました)私の前がスコーンと空いて見やすいっちゃ見やすいのですが。笑 再度登場したたまさまは「よくあるんです、初めての時はびっくりして、休憩取るとかは出来なかったけど、もう慣れました。特にこの時期は寒い所から急に暖かい所に入ってくるのでよくあるんです」との事。さすが。これで遊京さんも次はちゃんと対応出来ることでしょう。こういうことも引き継がれていくのですね。三象さんのアヒルレースのお噺はすこぶる楽しかったです。笑 という訳ですぐにお噺へ。

権助芝居、一分茶番。兼好さんで聴きまくったやつはたまさま不利なんですよね…笑(百川、六尺棒、明烏などなど)一分返すっていうとこ、よくウケます。可愛いもんな、権助。笑

遊京さんは噺家になると親を説得するのにたまさまの大阪での会に連れていくも、三象さんがゲストで散々お金で苦労するマクラを話したので逆に反対された、との事。残念…笑 古川橋でナンバーワンホストの話したら良かったのに。笑 いやこれは私が聴きたいだけか。笑 お噺は替わり目。達者ですね〜さすが扇遊さんのお弟子さんです。このお噺は特に、実際に家庭を持ってない人がやるのってどうなのかなぁと思うのですが、違和感ないですね。思ったより出来る子。笑 すみません、上からで。笑 初めて落語聴く人にはカミカミの時のたまさまより遊京さんのが聴きやすいだろうなぁ。笑 面白いかどうかは別ですよ。

さて、次はなにかなぁ。「新作を」とのことで、なんと!紙相撲風景を!わ〜うれしい!東京でやったって聴いてたので、お、お稽古したのだな…もいっかい聴きたい!と思ってたんですよ!呼び出しもちゃんと覚えててバッチリです。このお噺は良く出来てると思うのでこれからもやって欲しいなぁ。隣の知らない人が時々声を上げて「おぉ!」とか言ってたので、この人はお相撲好きなんだろうなぁと、で、ウケてたので良かったと思いました。私も一度ちゃんとお相撲中継観てみよう。と、前も思ったけど観てないので。笑 楽しい気分で仲入です。

着物着てるからか暑かったのでロビーへ。窓を開けてくれてたので良い風が。ちょっとスッとしました。大阪の会ではまずないのですが、ロビーに居ると知り合いが居るので歓談。笑 あとは席亭と歓談。「あの、会場のブルーの着物、めちゃ素敵なんですけど…」「ああ。あれ恵さん(アンティーク着物屋さん)とこの」「やっぱり、すぐわかる!」「受付のあの人の着物も素敵」「あれもそう」「やっぱり!」「でも帯は私が若い時に新地のママにもらったやつ」「へぇ〜!めっちゃ可愛い。ていうか、今でも行けますね、あんな色やのに悪目立ちせぇへんし、パッとする。品があるんやねぇ」松山の会のお楽しみはここにもあるんですよね、お着物姿の人が多いのと、その着物のセンスがいい。大阪でもたまに着物の方は見かけるのですが、そしていろんな着物、着付けの人がいるのですが、なぜか私の好みではなくて。わざわざ「素敵ですね」って言いたい人は時々見かける梅十三さんくらいしか居ないし、梅十三さんには恐れ多くて「素敵です」とかは絶対に言えないので。笑 梅十三さんが素敵なのは当たり前だし。笑 溜息出ます。笑 着物の話が出来るのも楽しい。

さて、最後の一席なにかな???「子は鎹やりたかったんですけど時間があれなんで」と卯の日詣りを!この前ネタおろししたとこ!でも子は鎹、聴きたかったなぁ。またそのうちやります、との事でした。

実はたまさまこのパターンで次やりますというお噺、私が知ってるだけでみっつあります。笑「ねずみ」「饅頭こわい」「子は鎹」です。いつか聴けるのを楽しみに!

さぁ!ちょっとお腹減ってきたのでパフェかクレープ食べに行こ!と颯爽と会場を後にしようと思ったら噂のママが居た!ちょっとお話したいなぁと思ってたので、席亭に「お送りしましょうか?」と尋ねると「お願いします」との事だったので、すぐそこまでだったけどタクシー捕まえるまでご一緒に。少しお話出来て良かった!やはりなかなかに素敵な人でした。

時間もあるし、歩いて帰るかとふらふらと。途中で腰紐買ってホテルで着付けし直そうと思ってたし。銀天街には呉服屋さん多いんですよ。腰紐買って、クレープにしました!いちごのが食べたかったのですがフレッシュなのはまだなくて。いちごソースのかかった苺のアフォガートを。とりあえず苺のはこれしかなかったので頼んだんですけど、アイス入ってて大喜びしました。やっぱり美味しい!ここのクレープ!大阪でクレープ食べることなんかないのになぁ。ここくらい美味しいとこあったら食べに行くけど。本棚にあった和田ラジヲさんの漫画を読み切り、ホテルへ。

朝から着付けがおかしくて(私が悪いです笑)どうしても許せなかったので一から着直しました。まずまず上手く行きました。歩きやすさも全然違う!ちなみに今回のコーディネートは竹尽くし。五枚笹に合わせてみました。帯にはバッチリ五枚笹が描いてあるのですが、着物の方は藍染で竹の幹?が模様のように入ってるのでぱっと見は小紋柄に見えていいんです。笑   帯を梅に替えて帯留を松にすると松竹梅です。でも、ちゃんと着よう。話はそっから。笑

夜の部終わりでご飯食べに行くので、着付けし直して良かったです。という訳でとっぷり暮れて夜の部へ。

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