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微笑落語会 霜月

11月25日(月)笑福亭たまの微笑落語会 於高津の富亭

・笑金 狸賽
・たま 首屋
・鞠輔 正月丁稚
・たま 卯の日詣り
仲入
・たま 雁風呂

もうすっかり陽の落ちるのが早くなって怖いけど、まぁ、慣れてきました。高津の参道より高津の富亭の中のが怖い。笑 魑魅魍魎が…笑
月刊にチラシが入ってたのと、いつもより早めのTwitterの告知とでなかなかのお客様です。あらためて客席を観察すると、たまギャル…笑(どんギャルみたいに言うてみましたが、本当のギャルはひとりも居ません。なんか狂ったファンに「おばはん来るな」とか言われるとも聞いたことあるのですが、私の感想としては「誰が言うてるんやろ?おばはんしか居らんのに。笑 おばはん来たらあかんのやったら、お前も来んな」です。笑)も多いですが、おじさんも多い。やはり、落語好きなおじさんのハートも掴んでるんですよね…さすが。そりゃそうですよ、月に三本ネタおろしの会してる人なんてどこにも居ない。しかも、毎月キチンと。たまに休んでもいいのにと思うくらいです。新作のネタおろしもしてるのに…。本当にありがとうございます。おかげで毎月、楽しいです。

で、笑金さん。三金さんのお弟子さん。江戸では師匠が亡くなったり、破門?になったりしても、別の師匠についたりするみたいですが、上方はそれはしないんですよね…兄弟弟子が多い所はそれでもやっていけるかもですが、笑金さんはひとりだし、みんなで育てていくのかな?(客も含む)という空気に満ち満ちた高座でした。三金さんのお葬式(出棺)でのお噺(マクラ)は笑金さんにあげてもいいんじゃないのかな、と思います。もちろんその場にいた沢山の噺家さんたちみんな知ってるからみんなマクラにしてもいい、のかも知れませんが、やっぱりね、笑金さんが話すのが一番いいと思います。ブログに書いたりもしないでね…笑(そういうとこやぞ、私に嫌われるの笑)その辺りの「いや、それルール違反じゃないかもしれんけど、それ以前のこう、なんというか、人としての情というか、仁義というかそういう問題なのでは?」というたまさまのマクラ。笑 いや、もうただただ、面白い。笑 意見は言って、ただ、面白がるのが正解ですね。これにいちいち突っかかってたら前に進まない。もう一度電話しなくて本当に良かった。すごく大人になったなぁ。そうなんですよ、そんなことしてられないんでね、大人にはわかり合えない他人と関わってる時間はないので。その分、お稽古して頂いた方が私は喜ぶ。笑 私の喜びは要らないと思いますが。笑

首屋はバイブル(少年少女名作落語)に載ってたのとは全く違ったお噺でしたが、私の勘違いかもしれないので、そのうち確認してみます。(勘違いでした。笑 全く同じお噺でした。そして、感想も同じでした→)マクラで看板のピン言うてもうたのが、ちょっと惜しかった気がしましたが…笑

鞠輔さんは…前に遅れて行った時にモニタで「始末の極意」を観た記憶が。その時はお腹に赤ちゃん居るって言ってた様な…。がんばって!正月丁稚って字面はよく見るのですが、初めて聴きました!今日は初めて聴くお噺ばかりで楽しいなぁ。

次は卯の日詣り。住吉大社にお詣りに行ってお茶屋でいたずらして遊ぶお噺です。男前が出てくるので、たまさまにピッタリなのかなぁ…笑 この時のお着物にはちゃんとうさぎさんが。可愛い。たまさま、どんなに小さい会でもちゃんと着物着替えてくれるんですよね。微笑でも毎回変えてくれます。ちょっとしたことだけど、着物三枚(と羽織or袴)持ってくる、そして着替えるってやっぱり面倒ですよ。そしてそのお噺に合った着物着てくれるってね、素晴らしい落語愛。私も男前は大好きです。大好きですが…本当にこれは私にしては初めての事なのですが、たまさまに関してだけは「もっと不細工やったら良かったのに」と思います。笑 たまさまのお顔はバッチリ好みなのですが笑、落語するにはもうちょっと面白い顔のが絶対に得やったのに、と。笑 まぁでも、先の春團治さんも、米朝さんも、今の米團治さんも男前ですから、大丈夫、と思ってます。笑 何の話や。笑 「お前ら、どうせ顔しか観てないんやろ、落語ちゃんと聴け」というたまさまの心の叫びが、私には聞こえた気がしましたが、気のせいかも。笑 案外、おじさん達もたまさまの顔、観に来てるのかも…モテるなぁ。笑

仲入です。
私はひとりでじっとして居るのですが笑、たまおばたちは、たまおばたち(ギャルはやめた、ほんまに居らんし笑)で、おじさんたちはおじさんたちでお話してて楽しそうです。知らんけど。笑 私は再度たまさまの会に通う時に「誰とも知り合いにもならない」と決めたので、そういうオーラに満ち満ちていて、誰も話しかけません。その辺りはみなさん大人で有り難いです。私の友人たちに言うとめちゃめちゃびっくりしてますが。「え?あの小春ちゃんが?」って。笑 「あんだけ通ってるのに知り合いすら居らんて」て。私もやったら出来るもんやと思ってます。受付のおねーさんとしか話しません。笑 けど、主要人物のTwitterのアカウントと顔は一致してます。笑 みなさんのセキュリティが甘すぎるのと、私が名探偵なので。笑 それみるとますます「このままでいい」って思います。笑 SNSあって本当に良かった。

さて、最後は雁風呂。
これ、初めて聴いたんですけど、とても素敵なお噺でした。特に「雁風呂」の件が。初めて聴くので、あれですが、ものすごくわかりやすかったように思います。…まてよ、これ…と思ってググったら季語でした!素敵!どうもこれは一句出来そうだと思ってたんですよ!春の季語ですって。青森のお話らしいですけど、作ってみますかね、春までに。笑

という訳で宿題まで頂いた会でした。

上記の理由で、いつもとっとと帰るのでアンケートに感想を書けないことが多いのですが(特に最後のお噺)ネタおろしは感想欲しいかなぁ…私のは要らんか。笑

画像は招き猫カレンダーの11月。これ来年のはないのかなぁ。めちゃ好きなのに。たぶん雑誌の付録だったんだと思います。あと一枚だけど、一年ありがと。



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