俳句ポスト——落葉
これ、簡単そうで難しかったかなぁ。
おちば?らくよう?どっちでも?
私はおちば、で作りました。
思いがけず、落葉の写真が撮れたので良かった。
俳都松山、子規博の横の道後公園の大きな銀杏の木の下です。
では、いつものように掲載順に。
地選
江口小春
火のような猫かしゅかしゅと落葉道
そうです、これです、お気に入り。ええでしょ〜笑
猫は普段、全く足音を立てませんが、落葉道を歩いたらさすがに音するやろなと。でも人間や他の動物とは違う音に違いない、ちょっと軽めのでも慎重な。という感じです。久しぶりなのでもっとがんばれ。笑
亀田荒太
葬式は明るきが良し朴落葉
そうですね、大往生なら…そんなんがいいですね。先日、48歳の噺家さんが急に亡くなったのですが、やはり爆笑に包まれたお葬式だったみたいです。けどね、早いよね…
ふぐりより沈んでゆきし落葉の湯
想像力というのは「想像しない」という力も持ちます。笑 みなさんは「ふぐり」をググってください。笑
月の道馨子
身の丈に合つた教育ララ落葉
あはは「ララ」て。笑 まぁええんかな。歌ってるんかな?ハミング的な。
直立の巡査へ吹き溜まる落葉
寒そう。冬の季語だからいいですね寒そうなの。でもなんだろう、落葉ってちょっと暖かい感じもしますよね?日だまりとか。乾燥した感じとか。
江口小春
八方に敵あり円く落葉鳴る
正直に言いますと、これ観た時「え?これ?」と思いました。みっつ出したんですけど。あとのふたつのが方がいいよ。笑 いいけど、ひとつは落葉ではないかもなとは思ってます。笑 こちらのイメージはグリーンデスティニー。(映画)もしくは忍者。笑
ラーラ
夫と行く古本市や落葉風
ああなんか、落葉と本は合いますね、しかも古本。そして古夫。笑
いいなぁ、古夫。笑
深草あやめ
分かれ道落葉の多き方へゆく
おーなんか、深読みすると、落葉が多いってことはまだ誰も歩いてない道って感じでいいですね!太郎ちゃん(岡本)も言ってました。迷ったら危険な方へ進むって。笑
真宮マミ
落ち葉時いい人ばかり辞めてゆく
寂しい。そして、いい人ばかり先に死んでいく。(お医者さんが銃殺されたので)
豆田こまめ
良い音の落葉を選び踏む朝
わかるわ〜絶対踏むし、ええ音の所探してしまう。ちなみに画像の銀杏は…音しないんですよね、水分が多くて、かさかさした乾いた音はしない。でも下に居ると風が吹く度に大量に葉っぱが落ちてきて、それは音してました。乾いてない、湿った。笑
豆闌
二十年ぶりのサックス落葉舞う
これは絶対に「枯葉」を吹いててほしい。笑 二十年ぶりに吹いても吹けるもんなのかなぁ…これはこまめちゃんに聞いてみよ。
福良ちどり
ひと枝に仕えた落葉床の間へ
「仕える」といういい方はするのでしょうか?生け花の世界では。私はちょっとわからないのですが、比喩だとすると格好いいですね!枝に健気に寄り添ってる感じがする。
パッキンマン
維持装置踏むことなしの庭落葉
落葉ってなんとなく明るいイメージがあると思うので(濡れ落葉とかでない限り)それでも庭は明るく待ってる気がします。
むにむにちゃん
前かごに落葉溢るる駐車場
ある、あるある。ついでにジュースのパックとかも入れられてる。悪いやつはどこにでもいる。笑
ももたもも
鎖場の鎖錆びをり落葉時
あれ?私、山ガール(やまんば)なのに知らなかった鎖場って言葉。鎖場があるってことは結構険しいのかな?落葉が楽しめるということはもうそろそろ閉山かもしれませんね。最後の登山かな。
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