あるバイト日記11
11……労働とは
今日はちょっとバイトの日記はお休みです。
お休みではないのですが。(どっちや)笑
バイトをね、朝4時過ぎに起きて5時から4時間または6時間、それを月に15日(半分)ほど。それで頂くお給料、まだ頂いてないので正確な時給とかも知らないんですけど。(試用期間中なので記載されてたのとは違うらしい)ざっと見積もっても普段、私がひとつデザインして頂く料金の半額にもならない。
で、友人と今回の件について話してて「つーか、今までどんだけもらってたん?貰いすぎやろ」
まぁ、確かに…。
在宅になった二年前は今の倍な訳ですから…。
そして仕事は減ってたので、暇。笑
もう楽しくて仕方なかった。笑
単純にあらためて「労働って大変だな」と。
もっとちゃんと働かないとな、と思いました。
本業の方ね。
まだまだ出来ることあるもんなぁ。
いや、もちろん、常に誠心誠意お仕事してます。
してますが、です。
まだまだ、まだまだ出来ること沢山あるなぁと。
でも、朝のバイトも全然嫌ではないんです。
ここで学ぶことも沢山あるし。
あと、自分の位置、みたいなものもぼんやりわかるし。
会社はもうメンバーもほぼ変わらず、キャラも固定されてるし、自分の位置が固定されてて人間関係のイザコザはない、ないけどただただ腹立つ。笑
基本的に人としてどうかと思うことが多々ある、ので、今みたいな時にはその違いが浮き彫りにされて耐えられない。ので、本当に在宅勤務になって良かったのだけど。
なので違う水に浸かると自分の形がよくわかりました。自分で自分のこと仕事出来る、と思ってましたが、余裕がないとそうもいかない、とか、モノを教わるのに大事なのは素直と謙虚とか。今までもわかってるつもりでしたがなんせ、もう本業で誰かに何かを教わることは少ないし、誰も叱ってくれないし。
叱ってもらえるってすごい事だな、と。勉強になる。
こんな風に言うてますけど、実際、社会人になりたての私はまぁ態度悪かったと思います。笑 くるっと見渡して「ははーん、社長以外仕事できる人居らんな」と判断すると一番下っ端のくせに超偉そうでした。笑 なのであまり叱られない。叱ると面倒だから。同級生三人で入社したので、何か仕事を言いつける時も他のふたりに優先的に仕事が流れる。当時は「嫌な下っ端仕事は他の人がやってくれてええわ」くらいに思ってましたが…
三年くらいしてやっと気づくんです。「これでは仕事を覚えないな」と。
入ってすぐの頃の仕事って数こなした方が絶対に早く覚えるんですよ、体に覚えさせる感じの事が多いので、なので「あー遅れを取ったなぁ」とは思ったのですが。そこからまぁ三年なんでお決まりの辞めたい病にかかって。辞めてやると思ったけど、今辞めても会社が何も困らんの腹立つから会社に泣いて「辞めんといて」て言われるくらいになってから辞めよう、それまでは心を入れ替えて一からやり直そう。
と、思い直すのが私のすごい所ですよね。爆笑
まぁそこからMacintosh導入したりして(それまでなかったんですよ笑、歴史の生き証人みたいですね)今まで体で覚えてたことほぼMacがやってくれるようになったり、紆余曲折ありで今に至る。えらい端折ったけど。笑
(ちなみに昔は全部手作業。版下のアタリというものはMacintoshだと秒もかからないで出来るのですが、厚紙に手で描いてました。えらいもんで、三年もやってると1mm違ってても「ん?」とわかるようになりました。今はもう無理ですが)
先日の給料だだ下がりの時も社長と話して、この先、会社がどうなるのか、どうしたいのかを聞いた時にも腹立ち紛れに初めて「辞める」って言うてみました。
「じゃ、私辞めたらええんちゃう?仕事減ってるし私のしてる仕事、誰かがやったら、私の給料要らん上に売上になるやん」
「小春ちゃんの仕事は誰にも出来へん、辞めてもらったら困る」
泣いてはないけど辞めたら困るのは達成。笑
いやいや!笑い事ちゃうから。笑
そして、私のしてる仕事は普通にデザインの仕事ですから、デザイナーと名乗るなら誰でも出来ます。そもそも会社という組織で「他の誰も出来ない仕事」は作ったらあかんやろと思うのですが…これがうちの会社のダメな所。
まぁこれはやはり別の話ですね。
あ、社長にタメ口っぽいのは、最初はただの先輩だったし、年も五歳しか違わないし、昔から普通に友達みたいに喋ってたので今更無理だからです。笑
「社長」って呼んでるだけで充分です。笑
あ。今、思い出しましたが今の社長になる時(とても急だった)会長(創業者)が「ほんまは小春ちゃんになってもらいたいんやけど、女の子やからなぁ」言うてました。そういう会社です。笑
まぁでも、年上の男の人の居る会社で女の人が社長っていうのもいくらデザイン事務所でも創立者でない場合はやはりあんまりよろしくないかもですね。
そもそも、社長はいろいろ大変なのでなりたくないです。笑
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