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白の物語

今日は音訳講習の番外編で施設の紹介でした。
いつも勉強してる9階建てのビルは一部テナントとして貸してるものの(財源笑)点訳音訳図書における日本の中枢となっております。
そのいろんな設備の説明を。

実際に点訳されている図書を要望があれば全国に貸し出し(発送)をしています。その図書館(ワンフロアなのでそんなに沢山はないです、普通の本より場所を取るし)に初めて行って、さらに恥ずかしながら点訳図書というものも初めてみました。

館長が一冊の点訳本を開いた時に、真っ白で、それがとても美しくて、なんだかわけがわからないけど泣きそうになりました。たぶん、愛で出来てるからです。笑
笑、って書いたけど、きっとそう。それは昔のもので、まだ点字を手で打ってる本だったし。今はパソコンで打ってプリントアウトしてます。これも大変な作業ですが、いちいち手で打つのはもうどれだけの手間と時間がかかることか。
真っ白なので「見える」私達にはなにも見えないけど、見えない人達にはいろんな事が見えるのだなと。でも、わからないなりに真っ白の中に詰まった愛を私は感じ取ったのだなと思いました。

しばらくそこに居て、いろんな点訳本をパラパラと見ていたら…私にもわかるのがありました!点字で絵が描いてある!可愛い!それは植物図鑑でした。(ほんとうはこわい植物図鑑って本だったような…)なんかこう、ハリーポッターに出てくるマンドラゴラみたいなのでは?笑

わかりにくいけど、心の綺麗な人には見えます。笑


これはゆるふわしてますが、後からみた学校で使う教材、星座の説明の点訳本にはまぁ見事な夏の大三角形が点字で表現されてて、これまた美しく。元々のテキストを参考にしてあるのですが、私には真っ白の中にまさに浮かび上がる夏の大三角形の方がずっと美しく思えました。

映画の音訳の需要も高まってるそうで、もちろん台詞はあるのですが、それ以外の「映像のみ」の部分を音訳するらしく。(たまにテレビの副音声で説明あるやつみたいな感じですね)これもシナリオ書いて…ってやるみたいで

なんか、私、まだまだ出来ること、いっぱいあるのでは?とワクワクしてます❥❥❥

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