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散華

先日、久しぶりに外でお菓子を頂きました。冷たいお抹茶と。どちらもとても美味しい。綺麗なお庭を眺められる、しんとした店内だったので表の酷暑も少し忘れる程。

頂いたお菓子の名前は「散華(さんげ)」
仏様の供養のために花弁を散く事だそうで、だから花弁の形をしてるのだな、と思いました。この時には知らなかったので桜かと思ってました。季節を大事にする和菓子やのに夏に桜?とひっかかってはいたのですが(なんせお菓子小さいから!笑)調べると蓮の花弁だそうで。納得。ここのお店の入口にも蓮が飾ってありました。

さらに、戦争で散った命を美しく言う言い方でもあるそうで。
そうか、季節かも、と思いました。
ただ美化するだけではダメですけど、このお菓子を食べる、目にする度に散った命にも思いを馳せてみようと思いました。

という事は、兼好さんの出囃子「さんげさんげ」は蓮の花弁を散らして仏様の供養をしてる様子なのでしょうね。ん?格好良い。笑
なんかの配信で恩田えりちゃんが「さんげさんげ」についてお芝居なら悪めのええ男が出てくる時にかかる曲やのに…っていってて忌々しそうだったのが面白かったです。笑

今、調べたら懺悔懺悔(さんげさんげ)ですね。…違うね。笑

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