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俳句ポスト──鮃

いかがですかね〜新しいの。
個人的には上の写真が気に入ってます。
ちゃんと探してるんですよ。笑
さらに!
みなさまには一切関係ないですが
これまでのってコピペしてなかったんですよ!
今までのブログでは俳句ポストの書体などを
反映してしまってイヤだったので。笑
ここは書体がふたつしかないので、コピペしてもこの書体になる!
やった!
楽な上に、間違いがない!
ありがとう!→誰に?笑

ではいつものように掲載順にご紹介です。
(二句選ばれてる方はお名前を先に掲載してます)

人選

亀田荒太
伏してみあぐものみな美しき鮃かな
これは最後に種明かしされる。伏せてみあげるものって…と思わせておいて鮃。鮃の気持ちになれる俳句。そして俳人あこがれの単語美しき。笑 うつくしきと書いてはしき。笑 見上ぐ、と漢字にはしなかったのかなぁ。伏して見上ぐ…こっちのがさっと読めないのかな。なるほど。
月見あげ鮃は海の厚さ知る
上のと同じテーマなのでひとつはボツになってもいいはずなのに残ったという力のある句ですね。これは月も季語ですがやはりメインは鮃。書いてないけど海の厚さと鮃の平たさも対比になってて面白いですね。

ももたもも
説法も経も短し寒鮃
これは法事かなんかでしょうか。終わったら美味しいお膳が待ってるのでしょうか。寒鮃のお刺身もありますね、きっと。
柳刃に祖父の名のあり寒鮃
季語が動くかどうかは別としておいて。笑
前にお料理教室に通ってた時にそこの庖丁を買うと名入れサービスがありましたが「絶対いややな」言うてました。「もし殺人に使われたらめっちゃ名前書いてるし気ぃ悪い」

鮃ゆくααと影揺らし
月の道馨子

お、俳号変わってる。きょうこさんです。αアルファです。これはもうこの記号の勝利でしょうね。これも俳人一度はやってみたいやつ。笑 ん?月の道α馨子にする?俳号。どんどん長くなる。笑

競り終えて鮃木箱の檜葉の香へ
福良ちどり
これ…なんていうのかなぁ、鮃って海の中の生活ってわかんないから、食べて美味しいって句にしようと私は思ってました、けど!これ、食べる前から美味しいやつ!いや、いいですよね、これ。競り落としたのきっと、すきやばし次郎やな。笑

ふた昔前の仏蘭西平目食ぶ
江口小春
みんな和食に行くやろうなぁと思って(私も作りましたが笑)洋食。ド定番のムニエル。もうフランス料理っていったら舌平目のムニエルでしょう。ふた昔前なら。でも舌平目(五音)って使うとなんかずるい気がしたので。笑 これジローちゃんに捧げる(例のビストロの店主笑)ちなみに、ここのムニエルも美味しいですよ、ランチで食べた。

並選

紙縒りて鮃の魚拓星づくり
パッキンマン
私、魚拓って取ったことないのですが星という道具か何かがあるのでしょうか?わからなくてすみません。

鮃の身ほろりはらりと外れけり
むにむにちゃん
これは…季語が動くかなぁ。

早い夜鮃の煮付け食べたくて
江久保亜月
食べたらええやん、と言いたくなるのを我慢して。笑 早い夜…わかりますよ、早く家に帰ることの出来た夜ってことですよね。でもね、あ、夕方ちょっと過ぎた頃かな、とかね、色々誤解を招きますね「早い夜」だと。もうなんなら、足早い?擬人化?とか。笑 いつもは遅いお仕事の人がたまたま早く終わって「あ〜鮃の煮付け食べたい!」って思ってる様子でしょ?なので、季語はね、動かんのでしょう。どうしても鮃の煮付けが食べたいのだから。笑 いやいや、待って。鮃の煮付けより、カレイの煮付けじゃね?笑 残業もなくてカレイも煮始めて 初めて季語までの添削。笑 

鮃捌くフジタの裸婦のごとき白
深草あやめ
これも季語が動くでしょうねぇ。鱈のがさらに白そうでムチムチなので、フジタの裸婦っぽいなぁ。

扇に盛る鮃に透ける伊万里焼き
真宮マミ
私はね…九谷で作った。笑 鮃の透けるの方がより鮃に焦点が行くのかなぁ。

ひらめにはひらめの事情仕舞い風呂
豆闌
これは最後の仕舞い風呂が季語かと思ってしまいました。笑 これも季語がいろいろ動きそう。とんぼでもさくらでも。そうでもないのかな。あの片方に目が寄ってしまった事情なのかな。複雑そう。笑

と言うわけで、久しぶりの早めの更新。
今年はこの感じでがんばりたい。笑


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