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100分de名著〜春琴抄

この番組ずっと観てるんですけど、今月は谷崎潤一郎特集。
今週は春琴抄。
私はこれしか読んでないんですけど、大好きなんですよ。
初めて映画館で観た映画が「春琴抄」(と「ピンクレディーの活動大写真」の二本立て笑)だったんです。百恵ちゃんと友和さんの。
調べると1976年の作品なので公開年に観てるとしたら私七歳…小学二年生くらいかな?いやいや、絶対わからんやろ。笑
でもものすごい衝撃だったんです。
ネタバレしますから知りたくない方はここで読むのをやめてください。

これ、春琴という盲目の美少女で三味線のお師匠さんとそれに仕える佐助のお話なのですが、細かいことは覚えてませんが、なんせ、佐助も自分で針で目突いて両目失明するんですよ。
子供ながら「え〜二人とも見えへんかったらあかんやろ!」と思いました。

そしてたぶん、ラストシーンがね、断崖絶壁に並ぶ草履がふたつ、だったんです。それも「ガーン」でした。笑 これ合ってるかどうか今度映画観てみよう。

とにかく小さい私には処理しきれないことだらけで衝撃を受けた映画でした。「春琴抄」の意味もわからぬままそのタイトルだけをずっと覚えてたくらいですから。

で、何年か前に本を読んでみたんです。

別の衝撃を受けました。

大好きやん、て。笑

やはり映画は端折ってるし、結末は違うし、で。
小説のが好きです。エロいし。笑
私はもちろん春琴になりたいと思いますが笑、佐助になりたい人も山ほど居そうな気がします。笑

盲目になっても二人は一緒にくらすのですが、ここで「上げ雲雀」が出てくるんです。このシーンが好き。なんかものすごくしあわせな感じがするので。

番組では上げ雲雀の部分は出てきませんでしたが、いつも伊集院さんの読み解く力や感じる力、そしてなによりそれをわかりやすく伝える力に感心してます。

再放送は水曜の早朝みたいなので、まだ観てない方は是非録画を。笑
本もまだの方はすぐに読めると思うので是非。

そして来週は陰翳礼讃。
まだ読んでないので、来週までに読めるかな?観てから読むかな?



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