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回顧20210410袖ヶ浦100kmソロ

約1年以上ぶりのレース
昨年の上半期は人生最高のピーキングに持ち込んだものの、コロナ禍でエントリーしたレースが全て中止
今年は5月GWの筑波8耐チーム戦にエントリーしたのでレース感を取り戻すため、急遽、袖ヶ浦にエントリーしてみた。

【レースの3日前】

少し話がズレるが、コロナワクチン2回目を接種。
自分のプランでは、接種当日をレスト日にして3日後のレース当日は万全の状態でレース参戦する予定だったが、ワクチン接種の翌日にまさかの副反応💦
症状としては、発熱のないインフルエンザって感じで、悪寒、関節痛、筋肉痛がひどい。レース2日前はローラーでTSS100前後のトレーニングする予定だったが、立っているのも辛かったので仕事から帰宅後、さっさと就寝。その夜は寝汗でパジャマを3回取り替えのオマケ付き😆😆😆
レース前日、悪寒と関節痛は治まったが、若干、筋肉痛が残る。職場の後輩から「病院で紹介された薬がありますけど飲みます?」と言われたので薬を頂いた💊
すると1時間後、痛みがなくなり快調に💖

仕事から帰宅。明日はレース。中2日もペダルを踏んでないので、ほんの少しだけ心臓に刺激を与えるためローラーをしてみる。ウォームアップを10分ほどしてから、タバタ式を実施する。
タバタ式といっても明日はレースなので、ワークアウトで指示されるパワーの下限域で進める。6本目で心拍180まで上げたとき、軽い頭痛が生じた😭
怖くなったのでワークアウトをDNF

【レース当日】
朝4時半起床の予定だったのに、興奮して3時に目が覚める(お子様か❗️笑)
しかし、ワクチンの副反応が怖くて、いつものような緊張感はない。レース中に少しでも体に違和感が生じたら、DNFするつもりで自宅を出発する。

会場となる袖ヶ浦フォレストレースウェイに到着。このコースは2年ぶりの2回目となる。
初めて無料駐車場に駐車するが、駐車場からサーキットまでのルートが獣道でビビった😅

今回はチームメイト(Fさん、Hさん、Yっさん、Kくん)が自分を含めて5人参戦。
3人が100kmソロ、残り2人が160kmソロでエントリー。Kくんが会場入りに遅れているので4人で試走に入る。
この日は4月だというのに冬のような寒さ💦サイコン表示の気温は7℃😆レッグウォーマーを持ってきてなかったので、ウインドブレーカー(ジョギング用)のパンツを履いて試走に入る。SKCのチームメイトYっさんは、長袖ジャージでレースするらしい。でも、グローブが指切りで寒そうだ😅

【レーススタート】
本日はプロの宇都宮ブリッツェン、那須ブラーゼン、さいたまディレーブがサポートだ。プロが落車防止で鬼引きしなければファイナルラップまで1パックに残る自信があるが、さて、ペース配分はどうだろうか。

まず1週目はローリングスタート。
次周回からの急激なペースアップで中切れしないようにポジションを少しずつ上げていく。
ホームストレートに入り2周目に入ると一気にペースアップ❗️
3〜4列での高速巡航だ 久しぶりだなぁ〜この感覚😊
超キモチ良い👍🏼

レース序盤は上手そうで、身長が170〜175cm前後の選手を探す。これは俺流の中切れ防止対策である。自分より大きな選手だとドラフティングは楽だが、前々方、前々前方の選手の様子を観察できなくなる。また、小さな選手の後ろに付くと、ドラフティング効果が薄い。なので、レース展開が読めない時は、自分と同じか少し小さい人の後ろに付く。
5,6周回を終えて平均ラップは時速41km前後、集団は相変わらず3,4列で巡航。
どうやら、このペースで進む感じだ。列も3列以上なので、これなら中切れの心配もない。
集団の中段、列の中央に入り、省エネライドをすることにする。
集団のコアは快適だ〜😊全く風抵抗を感じない💖
これが好きで自分はレースに参戦している。
ちなみにヒルクライムレースは高速ドラフティングがないので、今まで出場したことがない 笑

【スタートから20分経過】
プロの鬼引きもなく時速41km前後でレースが進む。集団でチームメイトのHさんを発見。
彼はクリテ大好き選手で、毎年1回以上は表彰台に上がるテクニシャン。
しばらく、彼の付き位置で巡航する。
Hさん、流石に楽なポジションをキープするのが上手い。
しばらく、Hさん付近の集団コアで巡航する。
周回遅れの集団をパスする時、コアからアウト側の隊列がタイトになった。自分はHさんと同じラインでベタ付き巡航だったけど、自分の左斜め前方の選手が俺の方に寄ってくる。「あれ?接触しそうだなぁ〜」と思ってたら、案の定、俺の肘が相手の腕に接触した。
チョイと触れただけだったのに相手選手は「うわ〜💦」っと叫んだもんだから、俺は「ごめんなさーい、ごめんねー」と言いながら、心の中では「直線でチョット触れただけなのに、そんなに騒ぐほどか?」と思いながら前の方に上がる。
自分はライン通り走ってたので、ビックリした。あの程度で騒がれるのはゴメンだけど、 1年以上ぶりのレースだったから危険回避のサインを忘れてた自分も悪いかな?💦
次からは、斜め前方から他の選手が寄ってきたら、相手のお尻を軽くタッチしよ

しばらくして、また周回遅れをパス、今度は右側の選手が俺に寄ってくる。
ん?金髪外国人だ❗️
肘と腕が接触するギリギリで並走になる。
窮屈なので、自分は少しビビり気味😅
でも金髪さんは動じない。
しばらく彼の後ろに付いて走って観察すると、ラインどりが綺麗だ❗️それに脚が長くてカッコイイ(羨ましい)💖
外国のレースはアマチュアでもポジションどりが厳しく、集団は日本よりも密であると文献で読んだことがある。「きっと外国では、集団で腕が軽く触れるのは普通なのかな?」と勝手に想像を膨らます。

引き続き金髪さんの斜め後方を並走していると、また周回遅れをパスする時、集団がタイトになる。
金髪さんとの接触しそうだった(多分、かれにとっては普通だったのかも😅)ので、今度は軽く金髪さんのお尻をタッチすると、片手を軽く振って「sorry〜(実際は無言)」のようなアクションをとり、右側にスペースを空けた。
「おぁ〜、本場の外国人はカッコイイなぁ〜、様になる」と一人で関心する 笑

ここでコース紹介

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1周2.4km、最大勾配4.2%
登り坂は赤丸箇所で、1〜2コーナー区間と4〜5コーナー区間
下り坂は青丸箇所で、2〜4コーナー区間と7〜9コーナー区間
この日の風速は約3m
ホームストレートと4〜5コーナーの登り坂が向い風となる。

本日の鬼門は4コーナーから5コーナー
4コーナーのR(カーブ)がキツい。下り坂&追風の高速で4コーナーに突っ込み、ブレーキングで減速してから向い風の登り坂を走る。
周囲を観察すると4コーナーからの立ち上がりでダンシングしている選手がいるが、自分はダンシングを封印して軽いギヤ比でクルクル回す。さらにシッティングで走る前方選手に詰めより、タイヤ間50cm前後の付き位置で省エネする。
自分は登りのダンシングが下手なんです😅

【スタートして30km経過】
ペースは落ち着き時速40km前後でラップを重ねる。
チームメイトのHさんが近くを走ってたので、Hさんの横に並び「まだ、30kmしか走ってないね〜❗️」って話しかけると、「え〜😩」と、嫌な顔をされた💦
片方の鼻腔からは鼻水が垂れている。
そういえば、今160kmで走っているFさんもチーム練では、いつも鼻水とヨダレでダラダラだ…
集中してないとできない生理的現象だわ💦
Hさん、流石だ👍🏼

さてさて、そろそろ補給食の時間帯だ。
今日は30キロ、60キロで計2回の補給することに決めていた。
自分の補給食は、定番のアミノバイタル。

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封を切っても口蓋のゴミが飛ばないので愛用している。
あと、レース会場がサーキットだとホームストレートの直線が長いので良い。余裕をもって補給できる💖

【走行距離約50km経過】
1年ぶりのレースだったので、この頃になると集団コアの位置どりに疲れてきた。
なので、若干、風抵抗を受けるが、集団の外側(インコース側)を走ることにする。

ラップタイムも時速39kmまで落ちる。

自分の目標はS級レーサー(平均40km/hで完走)だったので、少し気になるペースだ。
それと、メイン集団は全員S級レーサーになるはずなので、急激なペースアップによる中切れに注意しないと…
ラップ速度40km/h未満が、しばらく続いた。
ポジションが後方だと、前方選手が中切れしたら自分の脚ではブリッジを成功する自信がないので、周辺選手を観察しながら、ポジションを上げていく。

芋掘りだけはゴメンだ😎

【走行距離70km経過】
ペースは相変わらず時速39〜40km、そろそろ揺さぶりや逃げがありそうな時間帯になってきた。
まだ、メイン集団には100人前後いる(多分😅)

【走行距離80km経過】
揺さぶりが始まりペースが一気アップする。
ラップタイムは時速44kmオーバー😆流石にキツイ💦

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しばらくすると、4コーナーで落車発生❗️
どうも我々の集団ではなく、周回遅れの選手2人が落車したようだ。
落車2人がコースを塞いでいるので、メイン集団は3,4列から1列の隊列となる。
4コーナーからの立ち上がりは登り坂&向い風だ💦
自分は、前々方の選手のペースが怪しいので捲って前の方にに上がる。
この時、このレースで初めてもがいた。
レースも終盤だが、まだ、自分の脚は両方とも健在のようだ。

ホームストレートを通過する。ラップ速度を確認すると、まだ、時速44kmオーバー💦
1コーナーの坂でラインを外して後方をチラ見すると、後方の選手が削られ、メイン集団は80人前後になっている。おそらく、先程の4コーナー落車回避で千切れたんだろう。
自分も流石に疲れてきたが、最後まで1パック、できればゴールスプリントも楽しみたいので、中切れだけに注意する😆

以前とペースは速いまま。
下り坂4コーナー手前では、集団が2,3列から1,2列となり縦長となった。
4コーナーの立ち上がり、またもや前方の選手が中切れしそうで怪しい。
コーナー立ち上がりでペダルを強く踏み、ポジションを上げる。
すると、チームメイトのHさんを発見。
少し、余裕があったので、自分が捲り抜かした選手の位置を確認するため、後方をチラ見すると完全に千切れている。
自分の後方には2,3人しかいない。
「Hさーん、後ろ千切れたよ〜、ここが最後尾だよ〜」と声をかけると、Hさんは後方をチラ見する。その直後、Hさんは2,3列集団の僅かな隙間を縫うように前方に上がって行った。
「おいおい💦Hさん、俺を置いていかないでよ😭」と俺は心の中で叫ぶ 笑
自分にはHさんのようなテクニックがないので、風抵抗覚悟で外から捲るしかない。
最後尾は危険なので、集団中盤まで少しずつポジションを上げていく。

半周くらいでHさんに追いつく。

そしてホームストレート。
ピットから「あと、1周❗️」との声援が飛び込んできた。サイコンの距離数を確認すると、ラップ計測地点通過で97.5km。いよいよファイナルラップだ‼️

せっかく1パックに残れたのだから、最後はゴールスプリントを楽しみたい。
最後のアタックポイントを絞る。
「勝負どころは下りで追風となる7〜9コーナーで捲って、最終コーナーでアタックだ❗️」

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赤ルートが下り坂&追風の区間

鬼門4コーナー抜けて登り坂、ここは丁寧にペダリング。
7コーナーを抜けて下ハンで空気抵抗を抑えつつ、捲っていく。
さぁ、最終コーナーだ❗️
下ハンを握りしめてもがく‼️
このレース初めての全力での下ハンのダンシングだ😎
「ゴールスプリントで全てを出し切る‼️」

最終コーナーを抜けると先頭が視界に入った❗️20番手前後までポジションが上がったかな?
「よし、少し脚を緩めて他の選手のアタックに反応するぞ❗️」
ホームストレートを50mほど進み、周辺の選手を探る。
「ん?…んん?」
「アタックの気配がない💦何か様子が変だ💦」

ゴール地点の手前でアナウンスが流れる❗️
「さぁ〜ラスト一周でーす❗️」

「あれ?俺、やらかした⁉️😭」

心が折れた…
同時にアドレナリンが消失すると、もう脚が売り切れたことに気づく…

【本当のファイナルラップ】

ホームストレートを抜け1コーナー登り坂に入ると、さらにペースが上がる。
俺の右大腿部が悲鳴を上げてきた。
もう、ゴールスプリントは無理なので、集団ゴールでのS級称号獲得に意識を切り替える。
1コーナー入口でな集団前方にいたが、ズルズルと坂道で抜かれてく…
Hさんも苦しそうにペダリングしながら、俺をパスしていった。
少しペダルを強く踏むと、右ハムストリングがピキピキする。ここで脚が攣ったらS級称号獲得も怪しくなる。
そのまま見送り集団の最後尾に付いて、2コーナーから下り坂を利用して追いつこう。

2コーナー入口で集団のドラフティングに入り直す。そして2コーナーを抜けた登りで、前方の選手がパラパラと千切れ始める😆

「あー、前で中切れしてる💦」
使える筋肉を探りながらペダルを踏んだが、自分も登りきったところで完全に千切れた😆

「サイコンのタイムは?💦2時間30分までは5分ほど余裕がある。だが、サイコン計測距離に誤差があったように、タイムにも誤差があるかもしれない💦さらに、この脚だ💦ドラフティングに乗らないと、どこまで減速するかわからないぞ💦」

必死で使える筋肉を酷使し、ペダリングをする。
千切れたポイントからは、緩い下り坂&追風だったので、売り切れた脚でも時速40kmオーバーで走ることができた。
「問題は最終コーナーからホームストレートだな」
すると前方に集団が見える。気がつくと、その集団にブリッジしていた。160kmソロのメイン集団だった。
「助かった💦」
そのまま、ドラフティングを利用してゴール😆

なお、レース中はワクチンの副反応をすっかり忘れてました😅

【エピローグ】
ゴール後は1周ほどコースを周回するが、この時にHさんと合流。数十秒雑談したらHさんは「知り合いがいるので、チョイと挨拶してきますね」と後方に消えた。

ピットインしペダルからクリートを外すと、右のスネとフクラハギが同時に攣った😆
「これはどうした良い?」
下手に反対側に脚を伸ばしたら、ハムストリングまで攣りそうで身動きできない😭
「コブラツイストの前兆だ❗️」
20秒ほど直立不動でフリーズしていると、スネの張りが治ったので、何とか反対側の筋を伸ばすことができた💦
コブラツイスト危機一髪😆
ホッシーさん、川崎エンデューロで笑って見捨ててしまい、ごめんなさい🙇‍♂️

【2021.4.16更新】

ストラバを確認すると、今年の100kmのセグメントは3日過ぎても自分のタイムはトップ10をキープしている。

「ん?俺のストラバログおかしい?」と思っていたが、よくよく見るとこのセグメントは41周のもの。実レースは42周でゴール。

俺、ファイナルラップ勘違いアタックで、結構、速いラップを刻んでたんですね😆

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目標のS級レーサーGETしました😊

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