どうすれば、アトピーでも老けない身体を作れるのか?

さて、アトピーで身体が老けやすいことは、たぶんアトピーの方なら誰しもが知っていることだとは思います。



では、どうすればアトピーでも老けない身体を作れるのか?





その為には、なんでアトピーだと老けやすくなるのかの理由について知る必要があります。

理由についてはあんまり知らない人が多いんじゃないかな??

、個人的には思ってます。




まず、結論から言うと、
血流が悪くなるときに、人は老化が進みます。






アトピーの人が血流が悪くなる原因として、
大きく3つあります。




①アトピーで引っ掻く

②ストレス

③運動不足




まず、
①アトピーで引っ掻く

実は、人体というのは皮膚の下に無数の組織があります。



皮膚を引っ掻くと、その下の、
脂肪
神経
血管
筋肉
という組織があるんですが、
その他もろもろが、団子状態のようにくっついてしまうんです。




これは神経





筋肉



色々皮膚の下にはあるんですよね。




ホースをイメージしてもらったら分かるのですが、

ホースが絡まらずに真っ直ぐだと水はしっかりと流れますが、
もしホースが絡まって、団子のようになっていたらなんとなく流れが悪そうですよね??



つまり、血管と他の周りの組織とくっついてしまうと流れが悪くなるので、
だからアトピーで引っ掻くと血流が悪くなり、老化が進んでしまいます。




②ストレス

ストレスで血流が悪くなるのは、皆さんなんとなく分かると思いますが、
なんでストレスが血流の悪さに繋がるのか、説明しますね。



まず、ストレスが強くかかると、交感神経という人間が戦うときに働く神経が強く働きます。

人間は元々狩りに出ていましたから、狩りに行くときにぼんやりしてると戦えません。



なので、戦うときには、シャキッとするためにも、交感神経を働かします。

交感神経が働くと、血管がきゅっと締まります。

これは全身に血流を送るためでもあるのですが、長いこと交感神経が働きすぎていると、血管はずっと締まっているので、そのまま締まったままで流れが逆に悪くなります。



さらに、ずっと血管を締めていると、
血管は固くなったままで戻りにくくなるのです。



血管がきゅっと締まって血液の通る為の道が狭くなっても、
血管の柔らかさ自体がなくなっても、
どちらでも血流は悪くなるのです。



③運動不足

僕は病院で理学療法士というリハビリの仕事をしていて、一般の人でも1番老化の原因となるのがこれが多いです。

逆に、運動は最高の老化防止の治療法とも言えます。
この仕事を10年以上していてたどり着いた結論ですね。



アトピーの人は、特に運動不足になります。
これは僕もめちゃくちゃ経験したので分かるのですが、運動して暑くなるとかゆくなるので。。

気持ちはめちゃくちゃ分かります。




さっきも書きましたが、人間の身体は皮膚の下に色んな組織があって、それがくっついてしまうと血流が悪くなると書きました。



実は、人間の身体っていうのは、じっとしてると筋肉や血管、皮膚なんかがくっついてしまうんです。




海外の文献では、
座ったままとか、30分じっとしてると、
特に周りの組織と血管がくっついてしまうといわれています。

逆に運動をすることで、それだけでマッサージやストレッチと同じように、身体をほぐすような効果が得られます。




運動の量が減ると、さらに筋肉量も減ります。
筋肉の量が多いと、どういうメリットがあるでしょうか?

それは、血流が勢い良く流れてくれて、身体に栄養が届きやすくなるんです。



筋肉には、ポンプのような作用があって、
筋肉が収縮すると、血液がきゅっと流れます。

心臓も実は筋肉があって、筋肉が収縮することで、血液が全身に流れてくれます。




つまり、筋肉の量が少ないと、筋肉が収縮したときに流れる血液の勢いが少なく、結果的に血流が悪くなります。



運動というのは何も走るとか筋トレとかそこまでしなくても良くて、
単純に歩くことが効果的です。



厚生労働省のデータでは、
20代~40代くらいの人は約10000歩歩くと、今の筋力を維持~向上させることが出来ると言っています。

それより上の年代の人は8000歩ぐらい目標が良いです。

人は10分で1000歩歩くと言われてます。




この3つが、アトピーの人が老けやすい主な理由です。




だからこそ、アトピーを治すだけではなくって、自分の血流をいかに良い状態にしておくかが、アトピーと付き合っていく上で大切になります。



運動不足に関しては、歩くことが1番の方法だとお伝えしました。



しかし、例えば顔や首のアトピーの場合、
歩いても顔や首の動きというのはあまり出ず、

アトピーの強い場所に対して個別の解決方法をしていった方が効果的です。




今後、それを解決するための具体的な方法を書いていこうと思います。

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