【アーカイブ】とても嬉しい日でした!
2017-02-17 22:17:28
21時仕事からの帰りの電車
私は、準急から各停に電車を乗り換えました。つり革に手をかけ立っていると、目の前に座っていた若い女性が無言で席を立ち、少し離れたところのつり革に手をかけ、スマホをはじめました。
少し、柔らかい空気の流れを感じました
「もしかして俺のために席をたってくれたのかしら?」 たぶんそうだ
思い切って、彼女に聞いてみました
「僕のために席を立ってくれたの?」
「コクリ」
彼女は無言でうなづきました
「大丈夫だよ。次で降りるから、ありがとう」
と彼女の肩に軽く手を触れて、もう一度席に座ってもらいました。彼女は無言でスマホを再開しました。
私は感動していました”ヘルプマーク”を身につけて1年弱、一度も席を譲っていただいた事はなかった。”知っている人がいるんだ” ”優しい人がいるんだ” この感動を彼女にどうしても伝えたくなりました。でも彼女の耳はイアホンで塞がっている、目はスマホの画面の中だ。どうしよう。。。私は自分のスマホのメモ帳を開きました。
「このマークを1年前からつけていますが、席を譲ってくれたのは、あなたが初めてでした。ありがとうございました」
と猛スピードで打ち込み、彼女のスマホの上に私のスマホを差し出しました
彼女はビックリしながら、私のスマホの画面をしっかり読んでくれました。そして
「コクリ」
彼女は無言でうなづきました。マスクの向こうの彼女の顔は微笑んでくれていたようでした。
金曜日の21時、彼女はきっと仕事を終えて疲れて帰ってきたのだと思います。まだ自宅につくには遠そうな感じがしました。彼女の優しさに感動したのとともに、ヘルプマークが少しづつ浸透している事がとても嬉しかったです。仕事でいやな事がつづいた1週間でしたが、金曜日の21時に全てが快晴になりました。
ありがとう優しいマスクの彼女!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?