不死公主と吸血種の倒し方

※この記事はマンガ文豪ストレイドッグスの考察です。
単行本のネタバレを含みます。

単行本21巻において、探偵社の次の目標は「不死公主ブラムストーカーを殺害すること」とされた。
ブラムは福地の命令でしか眷属を操ることができないため、福地以外の人が眷属化を止めようとするには、強制的な異能無効化か、ブラムの殺害しかあり得ない。しかし太宰は異国の監獄におり異能無効化のために駆けつけることができないので、探偵社はブラムを殺害するしかない。

しかし不死公主はその名のとおり不老不死の存在であり、殺害は容易ではないはず。
ブラムの殺害方法についてはまだ明かされていないため、一般的な吸血鬼の倒し方を参照しつつ、ブラム殺害の方法について考えてみた。

まずは一般的な吸血鬼の特徴とその倒し方について。
吸血鬼はキリスト教のモチーフに弱い。その中でも十字架は特に有効とされている。
満月の光は吸血鬼を活性化させる。月の光で一度倒した吸血鬼が復活することもある。
真正面から戦うよりも、日光にさらして弱ったところを仕留めるのが効率的。
吸血鬼を確実に仕留めるには、心臓をほじくり出す、首を切断するのが推奨されている。首は切断しても近くにあるとすぐにくっついてしまう可能性があるので、できるだけ離れたところに持っていく。

最も知られている手段は、杭で床に吸血鬼を固定してしまう方法である。
大きな杭で体ごと地面に打ち込むといいらしい。そしてその状態で首を切断し、口の中にニンニクを詰め込む。

不死身とされている吸血鬼でもこういった正しいやり方に則れば、倒すことはできるとされている。

さて、ブラムは十字架の形をした聖十字剣でちゃんと封印されているので、十字架などのキリスト教モチーフ攻撃は通用しそうだ。
しかし首を切断されても死んでいない。日光も日焼け止めで克服している。心臓もない。弱点を全部克服してるため先述の一般的な吸血鬼の倒し方では通用しない。殺すのは不可能かもしれない。
唯一の可能性としてあるのが、敦の異能を切り裂く力だが、異能を切り裂いても、ブラム本人を殺害できるかは不明である。

眷属たちはブラム本人と同じ生態なのかはわからないが、眷属化状態で死んでしまったら元の人間も死んでしまうかもしれないので、下手に手出しはできない。

できることといえば、ニンニクを投げつける攻撃くらいだろうか。十字架を見せたり、賛美歌を歌ったりするのもおまじない程度には効くかもしれない。

殺すことがそもそも困難な相手である以上、殺害以外の方法で決着をつける展開になっていきそうだ。
異能無効化も殺害もできないなら残された手段は、福地を説得することくらいだろうか。
文ちゃんの今後の活躍に期待したい。

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