秦基博 【Hata Motohiro “Philharmonic Night Ⅱ”】@日本武道館 |2023.12.26
夢のようだった2021年のPhilharmonic Nightから2年。
あの時と全く同じ日、同じ場所。
12月26日に、日本武道館。
再びの、Philharmonic Night II。
「いい知らせと悪い知らせ、どっちから聞きたい?」
などというどこかの安いドラマのセリフのような一言が今の自分に降り掛かってきてる感。
わたしはどっちかというと悪い知らせを先に聞きたいタイプ。
ということで、自分のきもちに嘘はつけないマン、先に、ネガティブな、今の正直な思いを吐き出してスッキリしちゃいますね。
⚠️今回のライブがただただ幸せだった方、ただただ幸せな思い出に留めておきたい方は、その思いを大切にしてほしいです。
この先、ネガティブな話が続きます。そういうのはちょっとな…という思いのある方は、ここで回れ右をしてここから離れることを強くおすすめします。
わたしがライブを観終わって、最初につぶやいて残したのが、これ。
そして、次につぶやいたのこが、これ。
ライブが終わった時はいつも、鮮度が落ちないうちになる早で率直な自分の気持ちを残すようにしてるけど、
「素晴らしいライブだった」
「最高のライブだった」
その言葉を、打っては消し、打っては消し、、、
本当は素直に言ってあげたかったその言葉を、どうしても、どうしても言葉にして残すことができなかった。
自分をなんとか取り繕って言葉にしようともしたけれど、どうしてもできなかった。
自分に嘘はつけないから。
「めちゃくちゃ良かった!」とは言ってあげられなかった。
自分が心から、そうは思ってあげられなかったから。
秦くん自身、そうは思えてないと思ったから。
観終わって、わたしのいちばん率直な気持ちは、
「秦くん、どんだけ悔しかったろうな。。」
だったから。
もちろん楽しんでた面もあるはずだと思う。
うれしくて楽しくて幸せで見せてた心からの笑顔もあったはずだと思う。
ただ、苦しい気持ちも大きくあったはずで、秦くんの心の中では、1曲1曲きっと悔しさが募る一方だったはずで。
それでもそんな素振りを見せてはいけないと、みんながせっかく足を運んできてくれたライブで、自分がホストとして、ただただ楽しい様子だけを見せないといけないと、
秦くん、その狭間でどんだけ苦しんでるんだろうな、って…
思うような声が出なかった瞬間、
思うようなピッチにならなかった瞬間、
思わぬところで躓いた瞬間、
決めたかったところで決められなかった瞬間、
そのひとつひとつが刃となって秦くんの心をグサリグサリとやってると思うと、その苦しみはいかばかりかと…
今年はそういう場面に幾度となく出くわしてきたけど、歌の神様は最後の最後まで秦くんに意地悪だったな。。
最後にいちばん意地悪だった。。。
ひとそれぞれ、好きなところも違うし、気になるところも違うし、感動するところも違うから、ただただ大感動で終わった人ももちろんいておかしくないし、むしろそういう人がひとりでも多くいてほしいと強く願うけれど、
千差万別あっていい受け止め方の一方で、発信する方としては「このままではいけない」という現実とそろそろきちんと向き合わないといけないんじゃないかな、と…そろそろ重く受け止めないといけないんじゃないかな、と…
この先も、長く長く続けていくために、今の現実としっかり向き合って、何をしないといけないのか、何をしたらいけないのか、真剣に現状を受け止めて改善に取り組んでいかないと、取り返しのつかない事になるギリギリのところまで来てしまってるな、と。
この1年、わたし自身も、腫れ物に触らぬよう触らぬよう…としてきたところはあって、なるべく前向きに前向きに、ネガティブな状態は極力見て見ぬふり、気づいてるのに気づかぬふりをしてきてしまったところはあるけれど、でも、本当にそれでいいのかな?それが秦くんのためになるのかな?って…大きな迷いが生じてるのが正直なところ。
ただ、その迷いに答えを出そうにも、実際の状況がわたしたちにはわからないのよ…
わたしたちが感じるようなことはもうとっくに本人含め周りも重々承知のことだとは思うけど、その状況に対して、わたしたちが考えるような事はとっくに全て試してて、やれるだけのことは全てやった上での今なのかもしれないし(個人的には、休めばそれで状況が上向きになるわけではないと思っている)、
わたしたちがそうであるように、気づいてはいるけどどこか腫れ物扱いにしてなるべく気づかないふりして誤魔化し誤魔化しその場凌ぎで勢いに任せてるだけの今なのかもしれないし、
わたしたちファンには、実際の状況がわからないのよ。。。
わからないからみんなが(わたし含め)各々が好き勝手言って、人によってはそれに振り回されて、時にはいがみ合いすら起きて。そこからはプラスの要素がなにも生まれぬまま。。。
「ごもっとも」とは思いつつも、ままならぬ秦くんの状況に対して直球どストレートに物申している言葉を目にしてファンとして傷ついたりもして。
本当は、こういう時こそ「事務所のやることや、サポート力を信じる!」ってみんなが同じ方向を向いて自信を持って言えたらいいんだけど、今までのチリツモチリツモ…ないろんなことの積み重ねがあって、こういう肝心な局面でファンとして正直、事務所を信じきれないものがあるというか。。。
特にわたしは普段からブーブー文句を言ってしまってるけど、もし普段から「さすがオーガスタ!仕事がきっちりしてる!」って常々思えてたら、敬えていたら、「きっと秦くんのこともしっかりちゃんとケアしてくれてるはず!」って信じることができると思うけど、たとえ細かいことでも「いい加減な仕事してるなぁ…」って残念に思うことが積み重なってて、そうなると正直やっぱり「秦くんのケア、ちゃんとやってくれてるのかな…不安だな…」って疑心暗鬼になっちゃうのよ。。
って、事務所批判を繰り広げたいわけじゃないんだけど、でも、今の秦くんをケアしたり、ストップかけたり、時には厳しいことを言ったり、言い方が悪いかもだけど、"手綱を操る"のはわたしたちには決してできないことで、手綱をしっかり握って最善の方法で走らせるのがオーガスタの仕事だろうし、わたしたちファンには「お願いだから事務所がしっかり支えてあげてほしい」と祈るしか気持ちの持っていきどころがないことを…もう少しわかっておいてほしいというか。。。
まぁ、「うるせー!そんなことは十分わかってらぃ!」なのかもだけど。
とにもかくにも、秦くんをあの苦しみから解放してあげてほしい。
それができる人たちは限られてるから、その職責を全うしてほしい。
その仕事を安心して任せられる、わたしたちの気持ちを委ねられる、と思わせてもらえれば、わたしたちももっと信じてついていきやすくなりますゆえ。。
重ねて…秦くんの今の状態は、個人的には、休めば改善するものだと思ってなくて(休んで改善するのなら豊洲からのこの2ヶ月にももう少し意味があったはず)、改めて向き合わないといけないのは「加齢」という現実だな、って今回強く感じたけれど、来年以降どういう活動に向かっていくのか…可能な限り、秦くん本人と、秦くんを周りでサポートしている方たちと、わたしたちファンと、みんなで足並みをそろえて、同じ方向を見ながら大切な未来へ進んでいけたらな、と。
みんながバラバラになる前に、なんとか進むべき道筋が見えてくるといいな。
…と、長々とネガティブな件を残してしまったけれど。
これでも、言葉を選びながら、打っては消し打っては消しを繰り返し。。
今回のライブだけじゃない、今年1年の色んな思いもあって、一度しっかりちゃんと自分の思いを言葉にしておかないといけないな、と。
かっこよければそれでいいわけじゃない。
素敵ならそれでいいわけじゃない。
面白いのも大好きだけど、でも面白ければいいわけじゃない。
やっぱりわたしは秦くんの「歌」を聽きたいから。
そして、わたしはただの「リスナー」ではなくて、「ファン」だから。
ライブを不満に思ったからといって軽率に離れるわけにはいかない、「ファン」だから。
もしかしたらそういう日がくるのかもしれないけれど、今は、秦くんがしんどいなら、しんどい時にこそ一緒にいて支えてあげたい「ファン」だから。
しんどいこと、辛いことから目を背けたり、目を瞑ったりして、何もないことにするのは違うよね、と、今の自分はそう思ってる。
「愛ある鞭」と良いこと言った風に誤魔化すわけじゃないけど、ダメなものはダメだと、やっぱりちゃんと、ファンとしても向き合わないといけないな、と。
ファンは雑音であってはいけないかもしれないけれど、でも黙って盲目的に信従することも違うと思うから、今年1年いろんな経験をしてきたことを踏まえて、この先の未来は、少しシビアに見ていかないといけないな、と思っている次第。
「許容」と「盲目」を履き違えないように、気をつけていかないとね。
さて、「いい知らせと悪い知らせ、どっちから聞きたい?」の悪い知らせを吐き出して済ませたからw
ここからは、セトリに沿って、ライブの記録を楽しく残していこうかな。
といいつつちょいちょい毒吐くやもしれんがw
(注意:ここから先も結局ネガティブな内容が多いので、引き返すなら今です。今。)
Overture
確かではないけれど、聴き覚えがあった気がしたから、前回と同じメロディーだったかな?
「Theme of GREEN MIND」的な、Philharmonic Nightといえばこのメロディー…になっていくのかな。
前回、弦楽の方たちが着席して、あとから出てきたトオミさんがタクトを振られて、その様子にもう初っ端から胸熱!てなってたけど、今回まさかの…前の方の頭でトオミさんが隠れて見えなくてガビーン(泣)全編ほぼトオミさんの事が見えずに終わってとっても悲しかった…とほほ。。
M1:僕らをつなぐもの
秦くんがステージに登場。前回に引き続き1曲目はギターを持たずの歌唱。
Overtureに続いてそのままトオミさんがタクトを振りながらの、弦楽だけの「僕らをつなぐもの」。
なるほど選曲そうきたかー!
緊張度高っっっっか!!!!
秦くんからはトオミさんのタクトもおそらく見えてない状態でリズム楽器のない中背後の15人と息を合わせて歌うの難っっっっっっず!!!!
歌い出しから手に汗握っちゃったな。
できることなら1曲目から順調にスタートして「よしゃ!今日はいい波に乗った!」って思えてたらよかったけど…低空飛行から徐々に上がっていけるような持っていき方の方がプレッシャーが軽くて済んだんじゃないかと思うけど…スタートからいきなりハードルが高くなっちゃった感じがあったかな。。
M2:月に向かって打て
前回と同じ2曲目。意外だったー。
そうしたことにきっとあった秦くんなりの意図はなんだったんだろうな?
前日に去年のPhilharmonic NightのBlu-rayを久しぶりに観たばかりだったから、全く同じ始まり方をした事で、自分秒で反応して手拍子し始めてたw
多分ひまわりとかだったらスッと飲み込めたけど、普通のライブでも比較的レアなこの曲をまさか2回続けて同じ2曲目に同じアレンジでやるとはちょっとビタイチ予想できてなかったのもあって、「あれ??昨日見たライブと、このライブ、違うライブだよね??でも同じもの観てるよね??あれれ???」って、しばらくちょっと脳がバグってたの、おもしろ感覚だったw
ハマスタで歌ったり、Philharmonic Nightで続けて歌ったり、秦くんの中では大切なキーソングのひとつなのかな。
M3:泣き笑いのエピソード
今年もたくさんライブで聴いてきた曲だけど、TBSの番組でこの曲にまつわるエピソードトークに触れたばかりだったのもあって、いつもよりちょっと深めに響いてた気がした。わたし自身に。
しかし手拍子するかどうしようか迷ったなぁ…w
いつものライブとは違うし、と迷って結局しなかったけど、秦くんが「ありがとう」って言ってたから、手拍子した方がよかったのかな。
周りでしてない中自分だけ手拍子するのもね…邪魔になっちゃうと思うとね…
M4:残影
室屋さんとトオミさんの奏でる前奏…痺れたなぁー!
前回「恋の奴隷」が秦くんとトオ室(トオ室)の同級生トリオだったのがすごく印象的だったから、「お、今回はこれが同級生トリオ曲?」と思ったけど、全編が3人だけ、っていうわけではなかったね。
「残影」はメロディーがドラマチックなのもあって、弦楽アレンジがとても映える曲だった!
赤とブルーのストライプになってたと記憶してるけど…照明の演出がめちゃくちゃ素敵だったなー!
M5:イカロス
ここで「イカロス」きたかー!てなったね。
個人的に、初めて音源を聴いた時から「イカロス」のピアノを生ピアノの音で聴いてみたくて仕方なくて、ようやくその願いが叶ったのが今回の「イカロス。」
「をををー!ついに生ピアノの音のあのイントロだ…(泣)」てなったけど…なりはしたけど…
念願のピアノの音を楽しむよりも、秦くんが思うように歌えないことに意識がいってしまって…
この1年、あの曲で同じような気持ちになった場面で、わりといつも秦くんの近くからその様子を見守ることができて、自分なりに念を飛ばしたり(?)できてたけれど、今回は少し距離があったから気持ちが負けそうになってしまって(わたしの)…
「KANさん、もし今ここに来てるのなら、秦くんに力を貸してあげてほしい…!泣」
って…こんな時だけ都合よくその存在に頼ろうとする自分どうなん?て思いつつも、手をぎゅって握りながら、天を仰いで必死にKANさんにお願いしちゃってたな。。
わたしが言うのも…だけど、曲の持つ強さに負けないくらい、思うようにめいっぱいの自由と自在さでこの曲を歌わせてあげたいな。。
M6:Eyes On Me(Adele cover)
再びギターを置いて、マイクだけ。
秦「前回は、自分がそういう曲を作りたくてもまだ作れずにいる、ということで『SHE』をカバーしましたが、今回は…」
秦「女性の声だけは絶対に出ないけど、女性アーティストへの憧れがあって」
秦「アデルの曲をカバーしようと思います。」
秦「ただ、今回アデルの曲をカバーすると決めてから色々見てたら、ある記事でアデル自身が『アデルの曲はアデルにしか歌えない』って言ってて」
客席「(笑)(笑)」
秦「アデルに『ごめんなさい』と謝りながら歌います」
客席「(笑)(笑)」
原曲知らなかったの、痛恨の極み!
でも、知らなかったからこそ、秦くんが初めて歌うメロディーが英語の歌詞なことが、とってもとっても新鮮だったー!
原曲を知らなかったから比較のしようがなかったけれど、でも、「イカロス」でKANさんにお願いしちゃうくらいヒヤヒヤしたのと比べて、このカバーの歌唱はすごく安定してたように思う。
なんだろうね、キーの違いももちろんあったろうし、ライブ全体を通してもファルセットは出しやすそうに歌ってたからその恩恵もあったのかもしれないけど、秦くんの場合、発音と喉の使い方にもだいぶ因果関係がありそうで、[一文字/一音]の日本語より[一単語/一音]の英詞の発音の方がラク…とかもあるのかもしれないなぁ、なんても思ったり。
また余計なことを言うけど…
秦くん自身が頑なに拒んでる感のあるカバーシリーズをしばらくやってみるのも手だと思うよね。
秦くんの持ち曲はそもそものキーが高くて、更に高音を歌う必要のある曲が多いから、余計に喉への負担が大きくなるけれど、カバーでキーが低めの曲を中心に歌うことをしばらく続けて、そうやって喉を鳴らしつつビミョーに休めつつの活動をやってみたら、負担を減らしながらも歌うことを止めずにいられるんじゃないかな、って個人的には思ったりしている。
そういうことを事務所としては強く推したりしていないのかい??っていう…
でも…秦くん、頑固だからなぁ。。カバーシリーズは避けたいんだろうな。。
M7:カサナル
ギターを構えて、秦くんだけに照明が当たる中、一言も何も言わぬまま、弾き始めたあのイントロ。
思わず声にならない声が出た。
秒で涙が溢れて秦くんが見えなくなった。
この曲を今回歌わないわけはないな、とは思ってた。
ここで歌わないでいつ歌うの、と思ってた。
でも…タイミングよ!泣
ついさっき、きっと武道館に来てると信じてたKANさんに必死のお願いをしたばかりだったから、余計に、ここで「カサナル」は…無理だった。
アデルのカバーからの「カサナル」なんて、反則にもほどがある!泣泣泣
ドーピングがすぎる!泣泣泣
KANさん、わたしのお願いを聞いてくれてたようだった。
「カサナル」を歌う秦くん、すごく安定してたように思う。
KANさんが力を貸してくれてたように思う。
そう思ったらもう…嗚咽が漏れそうになるのを堪えるのに必死だった。
そして、中には、KANさんの気配を求めてすがる思いで武道館に足を運んだ人もきっといただろうけど、そういう方にとって、KANさんがいなくなってしまった現実と向き合ってる中でこの曲を秦くんが歌うことがどれだけの救いにになってるのかと思うと心が張り裂けそうだったし、聴こえないはずのKANさんの歌声とピアノがきっとみんなの中ではちゃんとかさなってるキセキが起きてるんだろうな、と思うと、胸がいっぱいになった。
もう「カサナルキセキ」を聴くことは叶わなくなってしまったけれど、でも、KANさんが一番好きなライブ会場だと言っていた日本武道館で秦くんが無言のまま歌った「カサナル」は、KANさんの遺志を受け継いでいく確固たる覚悟にも思えて…あれを受け取ったわたしたちも、しっかり心に刻んで覚えておかないといけないな、と思った。
いやー、もうね、情緒がぐっちゃぐちゃだったよね。
情緒もぐちゃぐちゃなら、止まらない涙で顔もぐっちゃぐちゃ。
それなのに。
何の前触れもなく唐突に点く客電。
場内が突然普通に明るくなって。
隣の人が声に出して「え???」て言ってたけど、うん、わたしも「え???」だったわw
いや、情緒!!!!!!!!!!!!!!!!
涙が止まらなくて困ってたところでいきなりこんな明るさにされてもだな!!!!!!!
情緒!!!!!!!!!!!!!!!
て、しばし混乱したじゃんか。
あれはねー、さすがにちょっとなかったかな。
なるほど予告してたインターバルを、「カサナル」のあとに持ってきたかった意図は、わかる。
1部のピークが「カサナル」で、2部の盛り上げの前に一呼吸入れたかった意図は、わかる。
その計算の意図はすごくわかるんだけど、
だがしかし、それを知らずに観ているわたしたちの感情までは計算できてなかった模様。。
「余韻」が必要だった…
ぐちゃぐちゃになった情緒を整える「余韻」の時間が必要だった…
感極まったところでいきなり客電ドーン!とついてピッカー!と明るくされて…戸惑いがすごかった。
歌い終わって照明が落ちてたのもあってか、秦くんが袖に引っ込んでたのが見えてなかったから余計に「え??一体何が起きた?!」て。。
感情がぶった斬られてしまって…あそこは本当にもったいなかったなー。。。
==================
インターバル明け、まずは弦楽の15人だけでの演奏。
いやー、贅沢!!
武道館であの演奏を聴けてめちゃくちゃ贅沢!!
素晴らしいひとときだったな…
M8:鱗
インターバル明けにまずは原曲通りのピアノイントロから始まった「鱗」。
休憩が入ったことで…どうかな…と思ったけど、やっぱりちょっと手をぎゅっと握りながら祈る気持ちで聴いた感じだったかな。。
妙なところで喉がひっかかって表情を崩した顔がスクリーンに映ってしまってたね。。
手もぎゅっと握ったけど、心もぎゅっとなった。
秦「今回2部制にしてインターバルを挟みましたが…みなさん、膀胱の具合は大丈夫ですか?」
客席「(やや苦笑)」
秦「僕なんか、2時間3時間の映画とかライブはもう膀胱が心配で」
客席「(笑)(笑)」
秦「でもだから2部制にしたわけじゃないですよ」
客席「(笑)(笑)」
(そのあともまた膀胱トーク)
秦「まさか武道館でこんなに膀胱の話をするとは思ってなかった」
客席「(笑)(笑)」
M9:初恋
こんなことを記録して残すのも心苦しいんだけど…ただただ必死に、無事に歌い終えられるように祈っていた記憶が強すぎて。
大好きな曲だけど、今思い返しても…その祈ってた印象しか残ってない感じかな…(泣)
M10:夜が明ける
キタねー!
HATA EXPO@東京での手応えが大きかったろうし、インスタライブのしゃべってた感じでこの曲やりそうだな、ストリングスアレンジでやったらかっこいいだろうな、と思ってた!
思ってたとおりにめちゃくちゃかっこよかった!!!
歌い出しの「よるが」でいきなり声が出しにくかったところでドッキーン!とはなったけれど、そのあとは狙い通りにぶっっっっっ刺さりましたよ秦さん!!!
トオミさんアレンジ最高っす!!!
アウトロでストリングスのパート毎にソロを回して、最後にトオミさんのピアノソロで〆…いやー!めちゃくちゃアツかった!!
M11:トレモロ降る夜
ここからはテンションあげてくターイム。
手拍子しながら気持ちをラクに聴けるターイム。
トレモロ、ストリングスと本当に相性のいい曲ねー!
M12:Life is Art!
この曲のストリングスアレンジ、新鮮だったなー!
「光り物禁止」の事前告知でつまりこの曲はやるってことだなと思ってたけど、イントロでしばらーく、もしや歌い出すまでだったか、てっきり「アース・コレクション」だと思ってたのは内緒だぜー!
ちょっと混乱したw
サビで手をフリフリすることにためらいはなかったけど、でも、みんながフリフリしちゃうと手拍子が消えちゃって、音が静かになっちゃって。
いつかの「スミレ」がそうだったけど、一番盛り上がるところで「スンッ…」てなる感じ、ちょっとみぞみぞするよねw
M13:キミ、メグル、ボク
トレモロからここまでの盛り上がり、すごく良かったけど、ここでリズム楽器がいない中での客席の手拍子がめちゃくちゃ走る感じがw
どんどん走る客席の手拍子に釣られずにちゃんとペースを保ってたトオミさんとストリングスのみなさんさすがだなと。
心の中で「手拍子してるみんなー!落ち着いてー!」って叫んでたw
で、例のアレね、秦くんの「立っちゃう?」ね…
みなさんには秦くんがスタンディングを可愛く促したように映ってたのかもしらんが…
わたしがいた席、秦くんが言うより先に立ち始めてた方々がいらして、ざわわざわわわ…と、自分も立たないと見えないからしょうがない感じで釣られて立って…でも立ってる人と座ったままの人とが混在しちゃってて。秦くんがそれを気にして見てた感じで。そこからの「立っちゃう?」で。
正直、わたしは「やめてー!煽らないでー!泣」だったの。。。
だって、立ったらステージが見えなくなっちゃったんだもん(泣)(泣)(泣)
全く見えなくなったわけではないけど、座って見えてた視界の多くを削られてしまって(泣)
普通のライブならそれなりの心の準備もするし、そうなるのも致し方あるまい、と思えたかもだけど、Philharmonic Nightでステージが見えなくなるのはただただ悲しかった。。
M14:ひまわりの約束
だから、ごめんだけど、ひまわりの約束の時も、ちゃんと見えなくなった悲しさと戦ってて(泣)
でも、それでもまだひまわりなら、前回のPhilharmonic Nightでも聴いた経験あるし、他にもきもちを補完できる経験があるからなんとかやり過ごせたけど、
M15:朝が来る前に
Philharmonic Nightで初めてやる「朝が来る前に」を本編最後に聴きながら、「見えない…」「見えない…」って自分の視界を確保するのにずっと必死になってるの、全然集中して聴けないし、めちゃくちゃメンタルきつかった…(泣)
ひまわりの後に、MCを入れるところで座るように促してほしかった。。
まぁそうはならんよな、とは思うしわかってるけど、でも、座るように促してほしかった。。
よりにもよって、前にいらしたカップルがこの曲で身を寄せ合って…わたし、そのお二方の間の隙間からステージの秦くんを見てたから、「これ、どうしたらいいの…」って…女性の方の髪の毛の隙間からなんとか見える秦くんを確認しながらの「朝が来る前に」とか…しんどかった…しんどすぎた。。。。。。。
今のわたし、この曲の秦くんの歌声、覚えてないもん…涙
だから、今のわたしには、あの秦くんの「立っちゃう?」が恨めしくて…涙
この悲しみ、いつか取り返せるかな…(´;ω;`)
でもPhilharmonic Nightの本編最後で同じように「朝が来る前に」を歌うなんて、もう二度とないよね。。。
取り返せないあの時間…つらい。
わたしがまだファンじゃなかった頃の、武道館で歌う「朝が来る前に」の映像を繰り返し繰り返し見ていた頃…いつかの島田会の「朝が来る前に」をようやく武道館で聴けたのも「ちがうちがうちがう!ごめんだけど聖恵ちゃんとのコラボじゃなくて秦くんだけのが聴きたいの!!」となって、あれから9年の時が経ち…今回のPhilharmonic Nightはいよいよ「朝が来る前に」を武道館で聴けるでしょうよ!!とすごくすごく期待して、その通り実現したのに…まさかのそんな状態で…
取り返せないあの時間…つらい。
と、まさかの悲しい気持ちで本編を観終えるだなんてな。
EN1:聖なる夜の贈り物
「秦くんが出てきた時にまたみんなが立ったらどうしよう…」ってビクビクしてたけど、座ったままでホッ…。
前回と全く同じように、この曲をアンコールにもってきて、前回と全く同じようにチューブラーベルを8つだけ叩いて、前回と全く同じように星を降らせて。
あそこまで前回と全く同じだったこと、ちょっと予想外だった。
でもそれが悪いっていうわけじゃなくてね。「同じことを繰り返すのもな…」って思ってやり方を何らか変えてくるかと思ってたんだけど、Philharmonic Nightではむしろそれをひとつのフォーマットとして踏襲するって決めたんだな、と。
でも、あの星を取れなくて悲しむのは前回と同じじゃなくてもよかったよ(泣)(泣)(泣)
あれ取れないの、メンタルに来るんだよね。。。
「(手を伸ばして星をとるジェスチャーをしながら)あぁぁ…あぁぁ…てなってて最後のサビ聴いてなかったでしょw」っていう秦くんが面白かったからw
ライブ中はきもち切り替えて見れてたけど、
別に、それをやらないでくれって言ってるわけじゃないのよ。やってもいいし、やりたいきもちもわかるし、「取れてよかったね!」って素直におめでとうって思えるし、やってる人に対して何かを言いたいわけでは決してないんだけど、
ライブ後に、あの星を手にヒラヒラさせながら歩いてる人を見て、イラッとする自分のきもち、どうしたって芽生えてくるじゃない(泣)
1人で2枚3枚ヒラヒラさせながら嬉しそうに写真撮ってる姿を見て、「1枚も取れなかったのに…」って泣きたくなる自分のきもち、どうしたって抑えられないじゃない(泣)
だって、にんげんだもの←
正直、この先一生根に持って辛いくらいには心の傷。
それが前回と今回で2回続いたから、ほんと…悲しみ(´;ω;`)
もし次があるのなら、星を降らせる演出はもちろん同じようにやってほしいけど、もう「また取れないのか…」ってがっかりするのはイヤなんや(泣)
できれば帰りに出口でフライヤーみたいに配って別途1人1つずつもらえる…くらいの配慮をお願いできたら嬉しいDEATH(泣)
EN2:アイ
そうかー!そうきたかー!
15周年のライブで、Day1が「花」から始まって、Day2が「花」で終わったのを思い出したよね。
前回「アイ」で始まったPhilharmonic Nightを、今回「アイ」で終えるの、とっても良かった。
前回、いきなり1曲目で「アイ」を、ギターを持たずに歌って、それまで動かすことを知らなかった秦くんの左手が感情を持ったことにひとしきりギャースカ騒いだのも、今となっては懐かしい思い出…
今回は度々ギターを置いて歌う姿を見れて、あの頃に比べて更に秦くんの左手に感情が宿るようになってて。
それは今年「イカロス」をギターを置いて歌ってきた経験の積み重ねによるものも大きいと思うけど、元来あの左手に感情を宿してほしいと願ってきたマンとしては、2年前よりもナチュラルに「アイ」で左手の感情を表現する姿、感慨深かったな…。
頑固だから絶対にやろうとしないだろうけど、マイクを持たない方の手にきもちを込めることで歌声のピッチ感も安定させやすい面、絶対にあるよ。絶対に。(※自分の経験調べ)
そういうことにも少しトライしてみるといいのにな、ってお節介マンが登場しちゃうところなんだけど。
正直、1曲目の「僕らをつなぐもの」から、最後の「アイ」まで、終始秦くん自身、思うように歌えないまま終わってしまってたと思う。
悔しさと苦しさでいっぱいだったと思う。
そんな秦くんの気持ちを思うと、とっても胸が痛かったけれど、でもだからこそ、「アイ」の最後、
「瞳閉じてもまだ 伝わる温もりが たしかにあるのに」
の「たしかに」で自分の胸をトントンと叩いた姿に心を射抜かれて…涙が溢れた。
あの、感情を持つことが苦手な秦くんの手が動いて、「確かにね」って言ってる気がして、たまらないきもちになった。
色々、思うことがたくさんあるライブだった。
今年1年、可能な限りステージの下から秦くんを見守り続けて、たくさんの事を考えたり感じたりしてきたけど、その全てが詰まってたようなライブだった。
苦しいよね。
今、きっと苦しいと思う。
みんながライブを楽しんで帰ってくれたことには安心もしただろうし、嬉しいきもちでいっぱいだろうけど、でも、演者として、表現者として、思ってたような力を発揮しきれなかったこと、自分が思うようには歌えなかったことは、他の何かで補えるものでは決してないだろうし、その悔しさや辛さ、悲しみややるせなさはわたしたちが解決してあげられるものじゃなくて、秦くん自身が道を模索して進んでいかないといけないことだけど、でも、それを見守って支えてあげることは諦めたくないし、寄り添っていてあげたいと思う。
秦くんが苦しいなら、一緒に苦しむよ。
苦しいよ、って言ってくれたらもう少し寄り添いやすくはあるけど、でもそういう事を絶対に見せない人なのもよくわかってるから、察しつつ、察しつつ、一緒に苦しんであげたいと思う。
だって、秦くんが大好きだから。
初めて秦くんの音楽を聴き始めてから13年。
ライブに通うようになってからもうじき11年。
一度だって、大好きな気持ちが萎えたりしぼんだりしたことはないんだから。
ずっとずっと大好きなんだから。
この先も、秦くんが音楽を奏でることをなにより楽しんで、わたしたちがそれを誰よりも楽しんでいける未来のために、きっと今が踏ん張りどころ。
秦くんが模索する道が少しでも明るい未来につながるように、一緒に歩いていけたらな、と思う。
2023年が終わって、来年、2024年、どういう活動をしていく予定なのか、全くわからないけれど、どうかどうか、明るい日々でありますように。
秦くんが笑顔で歌を歌える日々でありますように。
きっとまた2年後なんだろうと思うけれど、
【Philharmonic Night III】では、今回の悔しさを挽回できるステージになりますように。
わたしも、今度こそ無事に星が取れますように(恨み節)
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