ローボールについて

どうもこごろーです。
今回はMix gameをプレイする上で欠かせないローボールについて書きます。

ローボールという言葉は普段聞き慣れないと思いますが、内容としては非常にシンプルで覚えやすいのでこれを機に覚えて頂けると今後の記事が理解しやすくなると思います。

このローボールがゲームに組み込まれると、ゲーム性もガラッと変わり、とても面白くなります。
ローボールにも種類があるので、どんなものがあるのか見てみましょう。


8 or betterについて

このルールは基本的にHi/LoというルールのLoの部分を指します。Hiは通常のルールでLoは8 or betterとなります。
PLO8やStud8などの"8"はこの8 or betterを指しますね。

8 or betterは8以下(Aは1とする)の異なる種類のカード5枚を揃え、そのランクの低さを競います。
なお、A2345という風に揃えてもフラッシュやストレートとしては判定しません。あくまでも数字のみを競います。


例を見てみましょう。
23467とA3468を比較する場合、1番高いランクをまず判断します。
この場合の7と8では、7の方が低いランクなので23467が勝者となります。
1番高いランクが同じの場合、次に高いランクの数字で判断していき勝者を決めます。
ナッツはA2345になり、セカンドナッツはA2346となりますね。


またこの8 or betterには成立条件があります。コミュニティカードでそもそも成立しない場合や、プレイヤーAは成立してるけどプレイヤーBは成立条件を満たせなかったなどの場合があります。


例を見てみましょう。
ゲームはPLO8だとします。PLO8ではホールカードから2枚、コミュニティカードから3枚使わなければいけないルールなので注意してください。
またシンプルにするためにスートは関係ないものとします。

プレイヤーA
A3QJ
プレイヤーB
A45K

コミュニティカード
378TK

まずHiを判定します。プレイヤーAは33AKQのワンペア、プレイヤーBはKKAT8のワンペアなのでHiのポットをプレイヤーBが獲得します。

そしてLoを判定します。プレイヤーAはA378という4枚しか8以下のカードを揃えることが出来ませんでした。よってLoは成立していません。
一方でプレイヤーBはA3478で5枚揃ってます。
よってLoのポットもプレイヤーBが獲得します。

このようにHiのポットもLoのポットも獲得することをスクープ(Scoop)といいます。
そしてHiはプレイヤーBが、Loはチョップになった場合(逆もあります)は、
ポットを1/4と3/4で分けるのでスリークォーターといいます。
そして両プレイヤーともLoを成立させることが出来なかった場合はHiのみを判定して勝者を決めます。
Hi/Loゲームではよく起こる事なので覚えておきましょう。


A-5について

A-5と書いてace to five(エーストゥファイブ)と読みます。
先ほどの8 or betterと同様にこちらもA2345がナッツです。
しかし成立条件がありません。なので9以上のカードも判定に含みます。
代表的なゲームとしてRazzが挙げられます。
恐らくこのA-5が元々で、そこから派生して8 or betterが生まれたんだろうなと勝手な個人的な予想があります笑

このルールも8 or better同様に他のルールに混ぜて使われる事が多いですが、8 or betterよりもあまり使われません。
成立条件なしという事もありチョップが起こりやすくなってしまうため、あまり好まれないのかもしれません。

8 or betterを覚えておけばこのルールは成立条件がない以外に特に解説する事もないので割愛します。


2-7について

たびたび目にする2-7ですが、deuce to seven(デューストゥセブン)と読みます。
このルールではA-5とは違い、ストレートやフラッシュが判定されます
また成立条件もありません。
このルールではAは14扱いになり、弱いカードになってしまいます。
なのでナッツは23457になる訳ですね。この頭とおしりをとって2-7という言い方をします。

有名なゲームとして2-7TDがまず挙げられます。
このゲームは特に人気で8 game(8種目のゲームを既定のハンド数でどんどん切り替えてプレイていくゲーム)の中で唯一採用されているドローゲームです。

このゲームを分かりやすく説明すると、ポーカーの役の中で一番弱い役を作った方が勝ちという事になります。
23457はポーカーにおける最弱ハンドです。何にも勝てません。
しかし逆にそれを目指してプレイすると、めちゃくちゃ面白かったりするんです。
この2-7TDなどに関する詳しい解説はまた後日行います。


まとめ

世の中にはいろんなポーカーがありますね。
この記事で強い役を作るだけがポーカーではないという新しい目線が持てたと思います。
Mix gameにおいてこのローボールたちは必ず付きまとってきます。
しっかり身につけておきましょう。ではまた!

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