PLO8&BIG-O Chapter 1

どうもこごろーです。
これからシリーズでお届けするのはPLO8とBIG-Oの戦略です。

PLOはプレイしたことがあっても、PLO8やBIG-Oをしっかりプレイしたことのある方はそう多くないと思います。
そこで今回はオマハのHi/Loゲームについて分かりやすくシリーズで投稿していこうと思います。


PLO8,BIG-Oとは

PLO8はPot Limit Omaha 8 or betterの略です。通常のPLOに加えて、8 or betterのルールを適用しています。
BIG-Oは想像がつきにくいと思いますが、5 card Pot Limit Omaha 8 or betterの事です。PLO8のホールカードが5枚になっただけですね。

これらのゲーム、異なる部分ももちろんあるのですが、基本的な戦略として共通する部分が多くあります。
では具体的にどんな事を考えなければならないのか、見ていきましょう。


強いハンドを再定義しよう

直感で理解しやすいようにNLHEと比較してみましょう。

NLHEでは基本的に現状勝っているハンドがベストハンドです。
モンスタードローがついたハンドも強いですが、相手のメイドハンドに対してエクイティで勝る事はほぼありません。

ところがPLO8やBIG-Oでは、ターン、リバーで強くなる可能性がより高いハンドがベストハンドなのです。
少しイメージしにくいかもしれませんので解説します。


NLHEではラグ(双方に影響がほとんどないカード)が度々落ちます。
しかしこのゲームにおいて、誰かに影響のないカードというものは殆ど存在しません。どちらかの何かが高確率で発展するものだと思って下さい。

例を見てみましょう。

フロップ:Ah3h6c

プレイヤーA: Ac2c4h5h
プレイヤーB: 3c3dJs9s

この2プレイヤーの勝率を考えてみましょう。

LoはプレイヤーAが既にナッツローを作っているため、ポットの半分はプレイヤーAが獲得します。

Hiはどうでしょう。
現状プレイヤーAはAのワンペア、対してプレイヤーBは3のセットを持っています。
現状判断だけだとプレイヤーBの方がHiだけでも有利に見えますね。

しかしHiのエクイティを計算してみると、以下の通りになります。

画像1

プレイヤーAの方がフェイバリットですね。
ラップ、ハートのフラッシュドロー、クラブのバックドアフラッシュドロー、Aのペアが現状ですね。

そう、NLHEではこれらが同時に起こることはありません。
オマハはボードとの組み合わせが多いためこのような事が起こります。

これはNLHEから移ってきた方が最初に犯しやすいミスです。
現状サードナッツだからHiは自分が勝ってる可能性が高いと思ってしまうのです。

このゲームではその考えを捨てて、新しい価値観を手に入れましょう。
PLOなどオマハ全般に関して言える事ですが、ナッツになりやすいかどうかがハンドの価値を決めます。
セットになればとか、この2枚でストレートを引ければなどの考えは要りません。

特にこのゲームではHiとLo両方を取りに行かなければなりません。
そうすると、先ほど紹介した33J9など論外である事がわかると思います。プリフロップでフォールドです。

ちなみにHiもLoも含めたエクイティにはこれだけの差があります。
Loの重要性がとてもよくわかりますね。

画像2


ではその上で、どのようなハンドに価値があるのか。
基本的には、強いLoを作りつつドローでHiを作れるハンドに価値があると思ってください。
このゲームでベストハンドになりやすいのは、セットやペアではなく、ドローである事を強く強調したいです。

AKQ2dsやAK23dsが代表的な強いハンドです。
ちなみにPLO8で最強のハンドはAA23dsですね。


まとめ

今回のチャプターではPLO8やBIG-Oにおいて強いハンドとはとういうものなのかについてお話ししました。
シリーズを通して読めばある程度のレベルにまでなれるようなnoteを作りたいと思っているので、ぜひ次回のchapter2もご覧ください。

ではまた!


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