違う

私は、自分のことを幸せにするだけで
精一杯だし、手一杯だし
一生懸命過ぎて
誰の事も幸せに出来ない。

自分の幸せを
他人に分ける事も出来ない。

そーゆー人間。

嘘もつくし、汚い事も
自分以外の人間を
傷付ける事も平気でする。

私は他人から見るより汚い人間だ。

恋人より友達だし
家族よりも友達が大事だし

かと言って友達が傷付くだろうなと
予想出来る事も何一つ顔色を変えずに
平気でするような

汚くて汚くて
醜い人間で、それを教えてくれた
一族の血が流れてる。

こうすれば良いんだよ。
こうするんだよ。

って教えてくれたのは
父、母、従姉妹、叔母だ。

反面教師にして
生きていかなきゃいけなかったのに

それを鵜呑みにして
行動に移し、そのテクニックを
私のものにしたのは私自身だ。

私は本当に汚い。

こんな私を好いてくれている恋人に
心底申し訳ないくらい

私は汚くて汚くて汚い。

恋人は、友人は
私を受け入れる気があるのに

私は私を受け入れる気がないし

私は他人を受け入れる気がない。

受け入れてくれるのは嬉しいけど
いっそ捨てて欲しいとすら思う。

見捨てて欲しい。
私と一緒に居たところで
私は誰も幸せに出来ない。

どこか見えないところへ行って欲しい。

でもこんな私も見て

「きれいだ。」「美しい。」
「かわいい。」

そんな言葉を投げかけてくれる
心の優しくて綺麗な人が居る。

私は綺麗でも美しくも
かわいくもない。

メイクも外見も行動も
少しでも自分の好きな自分で居たくて
やっているし

それに関して美しいだの
きれいだのかわいいだの言われても

信用が出来ない。

私の物事の考え方、捉え方と
他人の物事の考え方や捉え方が
違う事を

私は身を持って知っているし
経験もしている。

誰も幸せに出来ないし
誰からも褒められるべきではないのを
私は知っている。

でもたまに思うの。

生きてて良いのかなって
褒められたい、愛されたい。
恋人や家族は幸せに出来なくても

友人には幸せで居て欲しい。

って思うんだよ。

無理な話かもしれないけれど
お金や自分よりも
友人達が大切で大切でたまらないから

その人達が私の見える場所で
幸せそうな顔してると

私まで幸せになるんだ。

私は幸せを与えられないけど
私は友人達に幸せを与えてもらえてるのが

嬉しくて嬉しくて
申し訳なくて

仕方が無いんだよ。

いつかあなた達が言う私のように
なれたらいいななんて

夢を見てしまいそうになる。

産まれた時からこんな事を
仕込まれている私は

みんなが言うような人間にはなれないのに

なりたいと思ってしまう。
夢や希望を抱いてしまうの。

そんなしょーもない
誰にでも言っているような

薄っぺらい言葉で喜んでしまうの。
舞い上がってしまうの。
前向きになってしまうの。

私はみんなが言う言葉を
受け入れきれてないし
受け止めきれてないのに

私はみんなの中の私に
いつかなれるのかな。