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秋空に想う

陽のひかりがやわらかくなり、空気がだんだんと澄んでくる。冬支度をはじめるころの秋空はまるでミンハオさんみたい。勉強する前に金木犀の香水を纏ったりして、だいすきな季節を余すことなく満喫している。


ミンハオさん お誕生日おめでとうございます。
あなたに対して思うことがあまりにも多く、雲のようにつかみどころがないそれらをどう形容すればいいのか分からない時期がとても長かったのですが、3年越しにようやく形にしてみます。

生まれてきてくれてありがとう𓇢𓆸



ミンハオさんをどんなふうに好きになったっけ……と思い返してみると、映像ではなくSNSの写真が始まりでした。

花や空といった風景写真が多く、本格的なカメラを持ち歩く姿。一際目を惹く洋服の着こなし方。

たったそれだけの情報でこんな人だと決めつけるのは大変失礼だと承知ではあるけど、日常の小さなきらめきに足を止めることができ、そして何にでも興味を持って''好き''をたくさん見つけられるひとなのかな……というのが第一印象でした。グループの中でどんな立ち位置だとか普段どんな顔をしてどんな性格なのかとか何ひとつ知らなくても、フィルター越しに写るミンハオさんというひとがあまりに美しくて、そこから好きだと確信するまではあっという間でした。



切れ長のきれいな目を持っているクールなおしゃれ番長かと思っていたのに、ふにゃふにゃになって笑うもんだから、初めてその顔を見たときはかわいすぎて頭を抱えた。今もそうなってしまうんだけど。





動物 自然 愛する人たちに向けるまなざしがとても穏やかでやさしいところ

騒がしい場所が苦手で 茶道や読書が好きなところ

ひたむきで 自分を強く信じているところ

感情を冷静にコントロールする術を知っているところ

ありのままの自分を愛し 他人のこともありのままに愛してくれるところ

しなやかに踊り 柔らかくまろやかな歌声を持っているところ

躊躇なく手を差し伸べられる強さを持っているところ

ゆっくりと言葉を紡ぐところ

平和主義で 喧嘩の仲介役になることが多いところ


この3年間で多くの一面を知ったけど、初めて見たときに受けとった印象そのままに、小さなきらめきを見落とさず、なにに対してもとりあえず手を伸ばしてみるようなひとでした。こんなに素敵なひとだから、CARATのお友達に「あなたの推しがハオちゃんなのすごく納得できる」みたいなことを言われるとき、私のなかにミンハオさんを感じる何かがあるということが少しはずかしく、でもうれしい気持ちのほうが勝ってしまいます。


(虫の料理に挑戦するミンハオさん)
(雨が好きな彼は土砂降りの日でもご機嫌です)
(仕事中でも好きなものに吸い寄せられてしまう)






彼の撮った写真たち

昨年「Babyteath」という映画を観て、''The Another Diamond Day''というチャプターが、''ありふれたキラキラの日常''と訳されていたのが印象に残っている。彼の写真はまさにこのチャプター名みたいだなと思う。


私は普段写真を撮ることがなくて、撮ったとしてもいつも同じ場所の同じ景色ばかり。昔はそれが寂しく感じていたけど、今はミンハオさんが多くの景色を届けてくれるたびにカメラロールが色づいていくから寂しくないです。ミンハオさんが切り取った世界はいつもやさしい色をしていて、心動かされたであろうその瞬間を私も美しいと感じられるとき、いつもうれしくなります。そして写真に限らずですが、ミンハオさんが見せてくれるきらめきをひとつも取りこぼしたくないと思うんです。


冬になると、お母さまがメッセージを刻んでくれた手編みのマフラーを大切に使う彼を思い出して心があったかくなる。



最近、恋愛リアリティー番組で理想のタイプを動物に例えると何かと質問され、''蝶''だと答えたときのこと。
「自由に飛び、あらゆるものになれるその美しい姿をありのままに愛したい」「素敵な部分が消えていくときにも僕はまだあなたのそばにいたい」と話す姿は、私の中にずっと残り続けるはずです。誰かに向けるそのあたたかいまなざしや、容姿に限定しない言葉から見えるやさしさが限りなく私の知っているミンハオさんで、少し泣いてしまいました。(まさかこういう番組で泣かされる日がくるとは)



僕は僕の足りなさを愛する。あなたの足りなさまで愛する。

いつかの言葉。こんなふうに自分を大切にしている姿を何度も目にしてきて、私もごく自然に、自分と向き合うことを楽しめるようになっていった気がします。

ミンハオさんのおかげで行動できたことが何度もありました。
ミンハオさんの母国語を誰の力も借りず理解できるようになりたくて学び始めたし、一度消したnoteにまた自分のことや書きかけのファンレターを投稿してみようとも思わせてくれました。自分のことを話したり生身の人間に対して自分の言葉で表現してみたりすることは、私にとって恐怖を感じることのほうが多く、小さいことのようでとても大きな変化です。そして先月、また一歩踏みだし、未来への道をつくっている途中です。

最初に、ミンハオさんへの気持ちをどう形容したらいいのか分からなかったと書きましたが、私にとって''窓から吹きこんでくる心地よい風のようなひと''だというところに辿り着きました。その風に撫でられればどんなに荒んでいても一息つけるし、私のなかに吹いてくれるたびどんどん新しくなっていくし、その変化を純粋に楽しめています。出かけるときは毎日、ミンハオさんもつけていたカエルくんのキーホルダーを持ち歩いています。心強くてどこまでも行けそうな気さえします。ミンハオさんがくれるものたちはいつも私のやわらかいところにいてくれて、それらをなぞるたびに、この先も共に生きていきたいと感じ、そして今生きていられることのしあわせを噛みしめています。




この広い世界で見つけさせてくれて、踏み出す勇気すらくれるほど大きな存在でいてくれてありがとうございます。伝えても伝えきれないほどの感謝と愛をこの先も贈りたいです。表舞台から降りるその日まで、ともに光を見ていけたらしあわせです。あなたやあなたの大切なひとたちの願いがすべて叶いますように。

ミンハオさんが読んでいた詩集より

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