バスという名の悪魔


忙しくはない。
時間は自分で作るものだ。
それでもどうしようもないのが、
身体はひとつしかないということ。

カンボジアに来ると時折このことを痛切に感じる。
何かに可能性や使命を感じて必死になりかけると常に起こる現象。
言わずもがな、カンボジアでは主な移動手段はバスです。

飛行機があれば...十分に飛んでいれば...
シェムリアップ⇄プノンペン以外にもあれば....
何度思ったことだろうか....

時間の制約よりも、この距離の制約が、
スケジュールをタイトにそして妨害する。
それ以上に、雨季で凸凹の道と古い車体が、
人体に与えるダメージと言ったら想像を絶する。


気づけば、7月も一週目が終わる。
2日前のことが一週間前にも感じるこの充実感とやらは、
カンボジアに来てから初めて味わう感覚である。

ただ、今回は身体が多少なダメージを受けても
挑戦する価値があると思っている。
最後の大仕事の気持ちで。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?