見出し画像

アンチPTAの私が役員になって

こんばんは。今日は小学校PTAのお話です。
私は今年PTA役員を務めているのですが、役員をやろうと思った経緯、やってみて思うことを徒然とお話ししていきます。


PTAに持っていたイメージ

私が先輩ママやインターネットで集めた情報ではこんなイメージで、非常にネガティブなものでした。
・時代錯誤
・在学中に必ず一度はやらないといけない
・中には有志のみ参加という学校もある
・ポイント制
・入会は義務ではない、退会も可能
・ベルマーク回収など生産性が低い

PTAとの出会い

昨年秋に就学前検診に行ったところ、書類一式にPTAからのお知らせも入っていました。
内容はざっくりまとめると
・時代に合わせて働いている方でも参加いただけるようになっています
・口座振替の手続きを持って入会とみなします
・お問合せがあればご連絡ください
といったように、入会を促すものでした。

これを見て私は「口座手続きをしなければ入会を免れるならそうしよう」と思ったのを記憶しています。自ら「おかしい」と思っている環境に飛び込む意味が私には分かりませんでした。
近所に住む先輩ママに「PTA入らないと村八分にならないか。入っていない人は本当にいるのか」など相談もしました 笑

立候補してみる?

そう考えが変化したのは決してポジティブな理由ではありませんでした。
息子は自宅から距離のある保育園に通っていたため、同じ小学校に入学するお友達は1名しかおらず、入学が近付くにつれて横のつながりを作っておきたいという考えが私の中で大きくなったのが理由です。
直前に務めた保育園の卒対が楽しかったことも大きく影響しています。

何の役にするか? そして抽選へ

役員の内容は学校によって異なると思いますが、平日の集まりが多い係と自分が納得できない活動(ベルマークなど)の係は避けて、イベント係に立候補することに決めました。年に数回、地域の団体と一緒に休日のイベントを実施する係です。
 入学前説明会の後にPTAの選出会があり、イベント係は4名の立候補者がいましたが、私が見事当選しました。

活動して感じること

結論から言うと、役員を引き受けて本当に良かったと思います。
理由はいくつかあるのですが、

今まで関わりがなかった方々との交流

 保育園ではフルタイムのワーキングマザーばかりでしたが、専業主婦の方、パートの方も多く、集まる時間帯が一致しないこともありましたが、それぞれが自分の出来ることを調整して取り組んでいました。
「正社員で働いていたけれど、小1の壁に行き詰まってやめてしまった」と話してくれた方、夫婦でフリーランスで働いている方など自分と違う体験をしている方と交流する機会ができたことは何よりの気づきがありました。

学校生活について教えてもらえる

 1〜6年生の保護者がいたので、学校行事や放課後の過ごし方についても話していただけました。横のつながりはお友達繋がりで出来ますが、縦のつながりはなかなか出来ないので貴重だったと思っています。

学校に行く機会が増える

良し悪しですが、お便りの印刷や打合せで学校に行く機会が度々あります。見えないけれど、息子がいる教室も前を通るのもちょっと嬉しい気分になるものです。

改善していく楽しさ

令和になっても昭和的と言いますか、、効率や生産性を無視した運用をしていることに驚きを隠せませんでした。
そこで紙提出だったイベント申込を、QRコード→Googleフォームで申込に変更するなど、私が持っている知識で変えていくことは何より楽しかったです。

納得できないルールがある

地域の経済活性という名目の元に、物品は地域店舗での購入を求められたり、金融機関は昼休みに窓口休止しているような地元信用金庫と決められており、予算や役員の労力を無視していることには納得がいかないこともあります。
同様に感じた歴代の役員がいたとしても、任期は1年ですし、自治体と交渉する労力の方が遥かに大きいことが分かっているので、そのままになっているというのが現状だと思います。そして私も行動を起こそうとまで思えませんでした。

またPTA役員をやりたいと思うか?

私の答えは「役割によってはやっても良い」です。
毎週のように学校に行ったり、納得できない係を推進するのは御免です。
ただ、自分が「この活動をぜひ応援したい」という思いに駆られるような役割があれば、全力で応援したいと考えています。

本当は「広報係」「学級係」など定型的に決められた係でなく、毎年「これを達成したいからこの係を作ります!興味がある方はぜひお願いします」というように、目的があって人を募る形が理想ですよね。
これを実現している学校が最高だなと書きながら思うのでした。

最後までお読みいただいてありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?