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雨の空

『One ANOTHER』千秋楽おめでとうございました。
はあ〜〜〜 良かった。良かったな。

去年に引き続いてLil かんさいは二手に分かれてこの暑い夏を過ごした。いつだったか深夜3時にこの情報が出回った時はどうしてまたこんなことをさせるのか?ってブチ切れていたけど、何だかんだ言ってお芝居をしている彪太郎くんのことが大好きなわたしは、結果♪( ◜ω◝و(و "◀️こんな感じでチケットを取ったりなどしていた。

好きな人のお芝居を生で観ることができるっていうのは、そうそうあるもんじゃない。
普段アイドルである彼が、自分では無い誰かを生きているその瞬間を直接この目で観ることができる、それがどれだけ素晴らしいことか。

そりゃやっぱり、彪太郎くんは『アイドル』だから、本業は歌ったり踊ったりパフォーマンスをすることで、みんなその姿が大好きで、わたしも大好き。
でも同じくらいわたしは、彪太郎くんがお芝居をしている所を観るのが大好き。

うーーん何かあんまり上手く言葉にできないけど、彪太郎くんが松竹座でお芝居をしてくれることが本当に嬉しいから、わたしは今夏もとても幸せに過ごすことができました、という感じでございます。

ところで、わたしは彪太郎くんのことを空みたいな人だなと常々思っています。いろんな景色を見せてくれて、大きくみんなを包み込んでくれて、見上げればいつもそこにいて、そこにいなくちゃいけない人。
そんな彪太郎くんが今回演じたのは、大きな海のような、ソウシ先生という人間でした。

………

ソウシ先生ェエエェエ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ソウシ先生さァアァァアアアアァアア〜〜〜〜〜〜〜〜

厳しさの中にも優しさがある、強さと慈愛を兼ね備えたこの役は彪太郎くんにぴったりの役だったと思う。
1人だけ年齢が上の役を演じるの難しかっただろうな。同グループではあるけど入所歴は先輩のふがたくが自分の生徒役って変な感じやな〜とか思ったんかな。(もうここの間柄ではそういうの関係ないかもやけど……)

でも死ぬの早すぎる。
一瞬すぎ。一瞬すぎるから。
え!って思ってる間にもういなくなってるから。

オトが海に投げ飛ばされそうになった瞬間、ソウシ先生の頭にはきっといままでの出来事が走馬灯のように走っただろうなあ。頭で判断するよりも早く、体が動いていたんだろうなあ。
自分が引き起こしてしまったこと、もう二度と同じことは起こさないと誓ったのに、オトに自分と同じものをまた背負わせてしまうかもしれない、とも考えたんだろうけど、タクミ先輩にもらったこの命の最後の使い方は、これで合ってたのかもしれない、って考えそうでもあるなと思った。ソウシ先生って自己犠牲激しそうなので。自分と同じ過ちを誰かに犯して欲しくないからって、自分がずうっと持っていた夢を諦めてまで別の道を選ぶっていうのはそうそうできるもんじゃないと思う。(人の命が失われていると考えたら、そうなるのも当たり前かもしれないけどね……)

「船は1人じゃ動かせない」「人は1人じゃ生きていけない」
ソウシ先生が亡くなって初めて本当の意味を理解する生徒たち、切ない。

結果みんな揃って帰られてたらいいなー。そうじゃないともう耐えきれない。

オトとケイゴ、2人で動かす豪華客船が出航するその日、「ここまであっという間やったな」「しんみりするのはまだ早いで」「え、」「ここからまた始まるんやろ」「……せやな!」 「まあこれからも2人で頑張っていこや」「うん、やって、」「「船は1人じゃ動かせない」」「もう8万回目やでこれ」「いや、9万回目かも」「アホ!10万回目やお前ら!」どこからか聞こえてくる忘れもしない声。振り返っても誰もいない。顔を見合せ笑い合う2人。目の前には、青い空、白い雲。そして、どこまでも広がる大きな海があった。〜fin〜

みたいなことあるから。見えてるから。すみませんね急に二次創作やってしまって。

本編で情緒ぐっちゃ〜になった後に見るSHOW TIMEは去年に引き続きやり場のない気持ちに振り回されたけど、とにかくアメロマの彪太郎くんがキュートすぎた。前髪ひん曲げてなくてよかった。あの曲で前髪ひん曲がってたら死人出てた。

個人的にあんまり回数を重ねられなかったことがすこし悲しいけど、いま自分が置かれた環境下でこうやって彪太郎くんのお芝居を観ることができて嬉しかった。次はいつになるかな?来年の夏かな?楽しみだな。はやく彪太郎くんに会いたいな。

当社比めちゃくちゃ短いけど、これ以上ソウシ先生について上手く言葉に出来そうにない。ソウシ先生が確かに生きたその瞬間を見届けることが出来て、良かった。

おわり。

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