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自分ではどうしようもないこともある。

昨日は私の心のクラウドにいる人から熊本で行われたミスチルの25周年ライブを勧められてYoutubeで見た、泣けた。


もう25年も経ったのかと思ったら、3年前にアップされた動画なので28年、30年近く経っていた。当時 直感のようなことからはじめたスタイリストとしての仕事の引き合いが思ったより多く、自分の世界でじっとしていたい方なのに自分では思ってもいなかったところへ次々と引きずり出された頃、目の前のことに対処するのにやっとで音楽を聴く余裕がなかったけれど、少し離れたところでいつも流れていたBGMだったような気がします。

先週から若くして命を絶った才能ある俳優さんのニュースを知って、
子供のモデルさんたちにも沢山接してきたし、芸能界にも近いところにいたので当時からメディアの中の人も自分たちと同じく、いいところもダメなところも併せ持った一人の人として見ていたけれど、ある日心をえぐられたのは関係者の人の「(彼らは)商品だから」という一言だった。

その頃私と同い年のかなり影響力のある人の、ファッションの仕事のアシスタントをしていて、当時その人の不安定さが伝わってきすぎて辛かった。彼女は主張したい思想的なことがあるけれどマネージャーに強く止められていた。
私も近い考えだったので「そのほうが彼女の本当の支持者が集まるだろうからいいことじゃん?」と思っていたのに反し、当時はそういう時代じゃなかった。大衆が作り上げた虚像からはみ出してはいけなかったから。リベラルだと思っていた、私から見た周辺の空気が一変した瞬間だった。

私自身はマスメディアの中のことに関心が薄いほうなので、事後となってから知った亡くなった俳優さんは7歳でメインストリームにデビューしたから最近出てきた有名人とは違って、どの映像も「よく訓練された聞き分けの良さ、ハキハキさから笑顔を全力で繰り出している子役」のそれと思った。彼が生きていた最後の数日頃に、偶然 高校生役の映画を見てこの人の感じ、なんだろなと思っていたのでニュースに驚き、経歴を知って合点がいった。

7歳よりもっと前から、とうとう我慢ができなくなるくらいずっと無理をしていたし、そこには静かに生臭い競争があって弱みを1ミリも見せられなかったことがなんとなくわかります。


なんとも身動きの取れない状況に追い詰められて誰もが突破口を探している今、同じように感じている人がきっと沢山いらっしゃることと思います。30歳、辛いけど もう少しで自分の周りの垣根を壊す力ができたのに..と思うと本当に残念で悲しくなります。

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私は文章が下手で伝えたいことが完全な言葉にならないのですが、ここに書いた100万倍くらいの種類と量の、いろんな思いが心を去来しています。

自分のことを棚に上げてディスったりする人もガチでいるので、わざわざさらけ出す必要はないけれど、

みっともないことも、人を傷つけて後悔していることも、納得いかないまま抱えていることもあるけれどそれも自分の一つとして諦めて、ダメダメな自分の一部分にも向き合って愛する強さを身に着けないと。と
嗚咽しながら桜井くんの歌を聞いた雷の連休最後の夜だったのでした。

どうか彼の魂が自由になっていますように。
美味しい野菜を育ててる心からの笑顔を想像してます。

さあ!また頑張れそうな気がします...。



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