「マイホーム」解説
この作品は、週刊キャプロア出版の「家」編用に書いた習作です。
結局、この作品はボツにして、そちらの方へは別の作品を掲載いただきました。
「家」というテーマをいただいたときにすぐにでてきたモチーフが「家=地球」でした。
設定が理解しにくいため、1600字にまとめるため説明を多用していることもあり、お話自体は嫌いではないものの、完成度としては納得していません。
どうしてもSFということで、今と違う世界観を描こうと思うと、ぼくの技術ではもう少し文字数が必要なのかもしれません。
さて、作品についてです。
恐怖っていったいなんなんでしょうか。
怖いっていう感情はなぜ生まれるのでしょう。
生理的な怖さは別として、ぼくが感じる怖さの大部分は、「自分でコントロールできない」ということから来ることが多いように感じています。
ぼくはどちらかというと昔から怖がりのほうで、ジェットコースターも怖いし、車でスピードを出すのも怖いと感じることがあります。
ガラス張りのエレベーターや、高いところから下が見下ろせるところも好きじゃないです。
それらに共通するのは、なにかあっても自分ではコントロールできないというところにありそうです。
この作品の主人公も、きっと同じなのかもしれません。
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