「マジョリティの心理」解説

この作品は、キャプロア出版刊週刊キャプロア出版第10号「秘密」編に掲載されました。

秘密ってなんなんでしょう。
秘密という体で、口に出しては言わないものの、そこそこみんな知ってることが多いような気がします。
このお話もそんな類いの話で、マジョリティになってしまいさえすれば、どんなことでもその世界では正しくなってしまうような気がします。
吸血鬼やゾンビに咬まれると、同族になって忌み嫌われるというお話は、映画でも小説でも、さらには伝承にすらよくあるのですが、じゃあ、実際になってしまった人の意見って聞くことないような気がします。(当たり前ですが)
なんとなく、変わることが悪、のようなイメージが刷り込まれているような気がしますが、実際にそうなのかはわからないなと思います。
ゾンビの世界も、なってみればいいものかもしれません。

そうやって考えると、無知が、一番恐怖を産む要素なのでしょう。
知ることで恐怖がなくなるとするのならば、ぼくはできればたくさん知りたいと思います。

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