「声」解説

この作品、「声」はキャプロア出版刊100人共著第5回「声編」のための習作です。

もともと最後があんなにブラックになる予定ではなかったんですが、指が滑ったのかもしれません。

ぼく個人としては、頭のなかに声が聞こえる人って、本当はそれなりの数、いるものなのかもしれないと思っています。
占いや、オーラが見えるという人のなかで、もちろんインチキな人もいるとは思うのですが、見えることを否定できない人もおられるような気がします。
それだけではなく一般にも、虫の知らせや嫌な予感などの直感や第六感などもよく聞きますが、それらもその一種なのでしょう。
ぼくも、ものごとを判断するときに直感を信じないで、頭で考えて判断したことは失敗することが多いように感じています。

作品に戻りますが、個人的には映画でも小説でも、怖い話は嫌いではないのですが、ホラーやスプラッタのようなゴリ押しの恐さよりも、人の内面の怖さを扱うような、サスペンスやスリラーのほうが好きです。この作品でも、そんな雰囲気が少しでも感じていただけたなら、嬉しいです。

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