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人は出会うべく人と出会う

皆さんこんばんは。旅2日目の千葉瑛太です。

ぜひまだ昨日の投稿を見てない人は先にそっちを見てくださると嬉しいです。

あ、あと感想やコメント、意見をしてくださると励みになるし、もっと有意義になります笑


今日は7時に起床し、午前は友人宅でまったりしてました。お昼に「ひつまぶし」をいただきエネルギー補給。学校でたまに出る「ひつまぶし」とは訳がちがいました。

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しかもご馳走してもらいました!最後も最寄りのパーキングまで乗せていただき最後の最後までお世話になりました。次は愛知にゆっくり遊びにきたいですね。

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いざ、大阪を目指して出発!!

昨日は女子大生も一緒にいたので、心強い部分もあったけど今日はずっと1人。

最初にボードをかかげるのは躊躇しました。しかも今日は平日!スーツを着たおじさんばっかりで、乗せてもらえる気配なし…もしかしたら、1時間くらい待つことになるかな、と思ってた矢先、おいさんが「一緒にお話ししよう」と笑顔で声をかけてくださいました。

もう、昨日ほどうまくいかないと思ってたので早速感動。このおじさんは浜松で仕事をしているらしく、徳島の実家に帰省をするらしい。まじでこのおじさんの話が面白くて、ためになった。

車に乗るとすぐ、「おにぎり食べな!と海苔とご飯が別々のおにぎりをくれた。美味しかった」

おじさんは、浜松市役所に勤めており、卸売り場を担当してるとのこと。毎日セリが公正に行われるか監視をしたり、セリを仕切っり。若い頃は航空自衛隊にいたんだって。

2時間も車に乗せてもらったからほんとにいろんな話をしてくれた。

何個か共有しようと思う。

おじさんは急に、「なんで普通は30日か31日あるのに2月だけ28日か知ってるかい?」と。

確かに当たり前だったけど、なんでか考えてみても全く想像もつかなかった。

おじさんはニコニコしながら語ってくれた。

「これはフェニキア人がいた時代にまで戻るんだけどね。12っていう数字は、1でも2でも3でも4でも6でも割れるからすごく使い勝手の良い数字だったらしいんだ。だから12は重宝されていたんだよって。フェニキア人は太陽暦から1年が365日だってわかってたから365日を12で割る訳だね。そうすると1つ30日か31日になるね。それで、フェニキア人は3月に田植えをしてたから3月から順番に数字を振ってく訳だ。3月が31日で、4月が30日。順番に5月が31日、6月が30日…奇数の月が31日で偶数の月が30日になるよね。それで最後2月になって困る訳だ。残ってる数字が29しかない。でも、しょうがないから2月は29日にするしかないよね。ここで話は変わって、ローマ大帝でオーガスタス大帝っていたんだね。オーガスタスさんは1月生まれだったらしく、なんで私の生まれた月は30 日しかないんだ!他の月は31日あるのにそれは許さん!って事で2月から1日分とったんだって。だから奇数月なのに1月も31日あるんだよ。それで2月だけ28日…昔のころは2月生まれはバカにされたもんだよ笑、どうだ?面白いだろ?」と。

めちゃくちゃ面白いでしょ!?!?!?!?

長くなるから割愛するけど、なんで4月1日生まれは、前の学年に入って4月2日生まれから1つ次の年代になるのか、とか、韓国と日本の世界情勢についてとか、明治維新が大好きらしくその頃のお話をしてもらったり、なんで県庁所在地が県名じゃないところがいくつかあるのか、とか、日本の憲法改正についてとか!!

とにかく話のネタが尽きない!!!!

しかもめちゃくちゃ勉強になった。

仕事がない日は図書館で勉強してるんだって。本当に生涯勉強ってこの事だなって思った。

自分は聞いてみた。

「生きがいってなんですか?」

「野球が大好きだからじじいになってもピッチャーだってやるよ、後はカラオケ!英語の歌を歌うのが好きなんだ。だからたくさん聞いて少し覚えたら歌って練習、それを妻に聞かせてあげるんだ。んー、最近小説書いてるよ!まだ世には公表してないけど小説書くのも楽しいな。後は、勉強かな。俺は死ぬまでに全ての歴史を明らかにして死にたいんだ。どうだ?じじいになってもなんでもできるんだぞ。お前ら若造は未来があるんだからなんでもできるだろ」と語ってくれた。

なんか、ほんとに鳥肌が立った。

凄いって言い方をすると、俺がその姿勢を忘れてるみたいで負けてる感じだから、嫌だけど、人生の1人の先輩としてかっこよかった。

俺もこんな生き方したいって思った。

この人からもっといろんなことを吸収したいって思った。

気づけば、もう大阪周辺に来てた。正直、おじさんの実家の徳島まで一緒に行きたかった。それほど自分にとって、衝撃的な出会いだった。

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名刺もいただいたから絶対連絡する。

帰り際にくれたコーヒーも心に染みた。

吹田パーキングから難波駅を目指して車を探す。

しかしなかなか声をかけてくれない。しかもここは黒のスーツのおじさんが多かったせいか、多くの人から冷たい目で見られた気がした。でも、そんなの気にしない領域にいたため無視無視。1人で立ってると横からタバコを吸ったイカツイ人が…こーゆー人は絶対危ないから、目を逸らしとこ。と思い横目で確認し、知らないフリをする。

自販機でコーヒーを買って車に戻ろうとした時、「あんちゃん!乗ってくか?」

まさに、警戒していたヤンキーぽい人から声をかけられた。絶対断ろうと思ってたけど、断れる訳がない。「お願いします!!と乗車。」

2人組のいかつそうなお兄さんで、こういう人がみんなが言ってた危ない人やんって少し警戒しながらも話を振って盛り上げる。

突然、「おれ高校辞めて働いるんすよぉ!」声をかけてきてくれたタバコの兄ちゃんが…

あのイカツイ兄ちゃんは17歳だった。。。

さすが大阪。高校行かずに働いている人が周りにいなかったから新鮮だった。見た目以上に優しかった。なんか、触れたらあかんかなぁと思いながらも、

「なんで高校行かずに働いてるんですか?」と聞いてみた。

「あー単純につまんなかったんすよ。勉強も楽しくないし。みんな機械みたいに自分の意思も表現せずに机に座ってるし。だから、ずっと遊んでたんだけどだったらいる意味ないやんって思ってやめた」とのこと。

「その選択に後悔はないですか?」聞いた。

「まぁ、高校にいたときよりはつまんなくはないな。月から金曜まで仕事して、土日に遊ぶ。前までは毎日遊んでたけど、土日だけになると時間が貴重になってやっぱ大事に遊びたいやん?遊びが楽しくなったよな。それに、生活習慣めちゃくちゃいいし。タバコ吸ってるやつがこんなこと言うなよな!笑」とかちゃんとオチも完璧な関西人。

でも、自分もその話を聞いて確かになって思った。今の時代にも、なんで勉強してるのかを自分の頭で考えずに、ただ学校に行って時間を浪費してる人多いなって。本来、疑問を持って自分が学びたいから勉学ってあるはずなのに、テストが終わったらそれまでわざわざ時間を使って学んだものが一気に吹っ飛ぶ。

今の教育にも問題はあるんだと思うけど。だったら、自分で考えて、自分に必要なことをした方がいいなって、それが就職っていう選択をとった1人の17歳を見て肯定はできなかったけど、否定なんてできる訳がない。

「確かに勉強も大事だと思うんすけどねぇ、でも俺は今を生きてるので後悔してねぇっす!」

17歳が語れる言葉か?

なんも考えてないっていうのも少しはあると思うけど、笑 それでも堂々と自分の生き様を誇れることに1個後輩なのにその姿勢に尊敬した。

関西人のノリとボケにも慣れたところで、わざわざ高速を降りて難波駅の前まで下ろしてくれた。30分くらいだったけど、とてもよかった。

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やっぱいかついでしょ。右だよ。17歳。

そして友人と合流して大阪を楽しんだ。

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串カツもたこ焼きも餃子もケーキも美味しかった。次会った時はデブって呼んでください。

まぁそんな感じで2日目終わり。

ほんとに今日の出会いは壮絶だった。

自分の人生に大きく影響をあたえてくれた。

偶然ではなく必然だったのかもしれない。

やっぱり出会いは自分で掴み取るものだね。今日の経験があってぜひみんなにもヒッチハイクをしてほしいなって思った。

ほんとに人生観変わる。人間の温かみに触れられる。

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明日は和歌山から広島。10時間予想の山場の日。

どんな人と出会えるか楽しみで仕方がない。


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