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【noteヘッダーデザイン室】自分の思考の一部を占めている先入観とは一体どんなことだろう

「金太郎あめ」的な社員の出番は、メーカーでも銀行でも、もうない。

 これは、本日のYahoo!ニュースの記事。以下にリンクを貼っておく。(短い文章なので、是非アクセスして読むことをオススメします。)この記事は今の日本企業をストレートに表現したものだと思う。「お前の代わりはいくらでもいる」と豪語してきたラストサムライは一体誰になるのか。コンビニチェーン最大手のセブン&アイHDが、本日3000人の人員削減を発表した。

 どんどん人がはじき出されていくこれからの時代、人々の流動はますます激化する中、一方では本質的に優秀でどんな事態に陥ろうとも柔軟に判断・行動できる人材の獲得が急務であることに危機感を抱いている企業が出てき始めている。今までどおりでいいわけがないことは、日々のニュースに目を向けていればよくわかる。

 この記事の中に「明智光秀」の名前が記載されている。その意味とは、会社経営者や現場の部長、職場全体の長などにとっては、最も恐れるべき存在。それが「明智光秀タイプ」の人材だ。年月をかけて、今働いている会社の動向を観察し続け、辞める覚悟を決めると同時に、あの織田信長が本能寺の変で明智光秀の謀反により自害に追い込まれた絵図を、そのまま会社に対して寝首を掻くが如く、下克上を決行する、明智光秀タイプ。

 会社が人を雇うのは、会社の利益と社会貢献のために力になってくれる人たちに活躍してほしいというのが根本的な目的であることは言うに及ばぬことだけれども、これまで必死に会社にしがみつき、物音を立てないような感じで、自分が目立つことのないように、ヒッソリとその日与えられた仕事をこなす、金太郎あめ社員を会社の財務状況が悪化すると、希望退職を募り、目標の人員数をカットすることも辞さない。これもまた、上に述べた人員採用の目的に同じ。

 最も企業サイドが切りたい人材とは、組織を腐敗させてしまっている原因となる人物、そう、「腐ったみかん」である。しかし、放置した期間が長ければ、部署メンバーのほとんど、もしくは全員が腐ってしまっているケースもあるため、もし人事がその辺の監視を怠れば、まず真っ先に人事担当者が左遷または首切りの対象となる。人事を交代しても状況が好転しない場合は、半強制的に首切り対象のメンバーを選定し、依願退職させるようにきつく指示・命令せざるを得なくなるのが、経営者の宿命でもあろうと思う。

 でも、安易に考えている金太郎あめのような社員がいることも事実であり、「自分が首切りの対象になることはない」と勘違いしていると、ある日突然右肩をトントンされて面談をすることになる。そういう時には、「会社を辞めてほしい」なんていうストレートな言い方は絶対にしない。これまで務めてきてくれたことへ、心からの感謝を全力で伝え、それでもなお、この決定は覆ることがないことを、涙を流しながら本人に伝えなければならない。「なぜ自分が?」という疑問がその時間で払拭されることはなく、家に帰って絶望に苛まれることになる。

 メーカーや銀行では、人工知能による製造やシステムの自動化が加速的に進んでおり、全国の地方銀行では一通り人員カットが済んだことは周知の事実である。メーカーはと言うと、自動車業界も空前絶後の猛烈な突風が吹き荒れている。主に、近い将来、確実に需要が減退していく自動車部品関連事業は、撤退に追い込まれることがほぼ決まっていて、存続できるのは自動車設計上はまだまだ必要とされているステアリング部門(ハンドル操作および前輪駆動)。しかし、聞くところによると、ステアリングシステムは将来的にタッチパネル式へと移行すると予測されており、車の走行におけるすべてが人工知能による自動電子制御システムで一括管理されるらしい。

 自分の会社が人工知能開発に参画したというニュースが飛び込んできた時点で、個人としての将来を真剣に見据え、動くべきと判断した者はすでにその会社を去っている。ところが、今までずっと安定と信じてやってきたが故に、この先10年で自身に何が起こるのかを考えない人たちが未だに多く、数年先の状況が目に見えるようでもある。

 だからと言って、慌てふためく必要はなく、イイ機会と捉えて情報に目を向け、働き方に柔軟性ある企業への転職を考えればいいだけのこと。しかし、それまで築き上げてきた会社での人間関係は一瞬にして途切れることとなり、多少なりとも痛みを伴うことは間違いないだろう。

 ボクも派遣社員をやってきて毎度思うことは、3年もいると幾分かの情が移るということ。転職すれば仕事上の人間関係はまた1からになるため、きっと多くの人たちがそれを一番嫌い、懼れているに違いない。仕事が1からということよりも、だ。派遣会社も、これまでどおりに人材派遣がうまく行くとは思えない。自動車関連の製造部門にこれまでどれだけの人を送り続けてきたことか。これからは、これまでの比にならないくらい、派遣社員の派遣先を探すことに追われるに違いないことも手に取るようにわかる。

 上のポジションに年配社員が詰まってきた状態で、20代30代の正社員たちは、これに合わせて人員削減の津波に襲われる可能性が極めて高まってきたことに対し、日々不安を感じることになるかもしれない。特に、製造部門のサポート部署である間接部門に関して言えば、最小限の残業時間にするように追い込んでいくだろうし、月給が激減したことに業を煮やして自ら辞めていく人も今後は出てくるだろう。その上で、客先からのクレーム処理と自工場工程内不良に追われる日々に、耐えきれなくなってトラブルを起こす者も出てくるに違いない。会社の規模が大きければなおさらのこと。そうではなくても、懲戒処分で退社していった人間たちがいたような企業では、ちょっとでもトラブルを起こすような社員がいれば、諭旨退職処分の決定をバンバン処理していくことだろうと思う。

 この令和という時代は、管理職が厳しい状況に追い込まれる時代とも言えよう。部署組織の管理が行き届かないと判断されればすぐに降格・減給して窓際に追い込むブラック企業も出てくる。そういう会社に「明智光秀タイプ」の人間がいると、いちいちネットニュースを賑わしてくれることだろう。今現在で言えば、学校教師問題が花を咲かせている。ちょっと遅い現代社会の世紀末が到来したような気がする。1990年代は、まだまだ経済も安定していて落ち着いていたけれども、1995年からブロードバンドサービスが開始され、多くの企業がオンラインサービスを展開するようになり、それから25年近く経った今ではアプリケーションサービスが普及し、企業間の競争は激化し、人々の生活を便利にする一方で、企業も経営上、そうしたサービスを利用することで便利になればなるほど、人がいらなくなる。

 すでに、地域調査や市場調査も、野鳥の会で使うカチカチカウンターを手に持つ人を見なくなり、おそらく映像上で解析して自動計測カウントできるツールが出来ているだろう。歩行者・車・バイク・自転車の交通量をカウントする人の姿を今は見ることがなくなった。人認証システム、モノ認証システム、色識別システム、年齢層もそのうちカウントできるようになるかもしれない。

 瞬く間に変化している社会で、今まで通りに生きていけるなんて思っている人たちは確実に減ってきている。腐ったみかん、金太郎あめ、NEOぶら下がり社員、イエスマン、指示待ち人間、10月半ばにして猛烈な台風がやってきていることは、もしかすると、国・企業・個人に向けた危機感誘発サイクロンなのかもしれない。でも、千葉やヤメてあげてほしい。もう大変な目に遭ってるんだから。どうして2度も直撃する?野球の左投ピッチャーがカーブを投げたように、キレイに狙ったように曲線を描いている。

 そのうち、天候も人工知能でコントロールするようになるんだろうなぁなんてボクは思っている。砂漠に雨を、湿地帯に適度な乾燥を、という具合に。そうなると、生態系は確実に狂い始めるに違いない。ただ、唯一、地震だけは如何ともしがたいし、それによって起こる津波も、どうしようもない。地球温暖化は確かに進行しているけれども、100年単位で見れば微々たるものらしく、これを口実に設けようとしている集団組織が騒いでいるだけなんだとさ。そんなこと普通の人たちは知らないよね?地球温暖化は異常でも何でもなく、起こるべくして起きている自然現象だということは間違いないこと。

 だってそうでしょ?世界人口が単純に増えてるんだから。自然が減っているというのは、立派な木々を伐採したり間伐したりしただけでは地球温暖化は加速化しない。雑木林がどれだけあるんだ?って話。木はたくさん生えている。雑草もたくさん生えている。ただ、世界中においては、緯度経度の関係上、年間平均温度が極端に高い地域、極端に低い地域があるというだけで、地球という惑星の太陽周回軌道から考えて、科学的に当たり前の状態であると言っても過言ではない。砂漠に雨を人工的に降らせ、木々を植え、育てたとしても、人工的に雨を降らせなくなったらまた砂漠になるという、自然の摂理。

 元々全ての大陸は一つだったということは、各大陸の輪郭を重ね合わせてみればわかるのだという説を「アルフレート・ヴェーゲナー」が、パンゲア大陸説として提唱している。つまり、長きに亘って、地球環境は良くも悪くも変化し続けているということが誰にでもわかる。小惑星衝突により恐竜が全滅したあと氷河期が到来したことも、言ってしまえば宇宙学説的にはいつ起きてもおかしくない現象であるため、「運が悪かったね」と言ってしまうこともできなくはない。運河だけに・・・。

 もうね、昭和・平成の時代の頃のサビれた常識や悪しき仕来りはキッパリと自身の先入観から捨て去ってこの先を生きたほうが良いとさえボクは思っている。だって、シンギュラリティが起こると言われている2045年には、史上人類が経験したことのない社会になっているわけで、そんなときに昭和はもちろん、平成の常識が通用するとは思えないからだ。時は令和。その次の新元号を生きていくための準備をおよそ30年間でしていかないといけない。そのためには、未来に関する情報は絶対に調べておかないといけない。

 勝手に端末に流れ込んでくる情報は確かにリアルタイムではあるけれども、すべての情報に信憑性が備わっているわけではないため、詳細に書かれた本を読むことを習慣にしておくことをオススメしたい。その習慣さえあれば、少なくとも、古き悪しき先入観をブッ壊すことは案外簡単にできるし、これからどのように生きていけばいいかといったことに有効なヒントも多く記載されているかもしれない。

 結局、どんな時代を生きようとも、自分で知り得たあらゆる知識・情報を元に、最終的には自分の頭で考えて動かないと、いざとなると誰も助けてはくれないのが現実。国?助けてもらえると思ってると本当に痛い目に遭うことになる。極力、このnoteでも未来に関する情報を揃えて更新していきたいと思うので、にゃむニュースマガジン無料購読ほど、よろしくどうぞ♬

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