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人と人生が交わるということ

 どこに行っても思うのは、「自分はそもそもこの人たちに会うことになっていたのだと、どこかで気付いていたような気がする」ということ。

 どこに行っても思うのは、「この人たちは、今この瞬間にここにいることが決まっていたのではないか」ということ。

 そういう既視感というか錯覚に襲われることがあるのだけれども、そんなわけはない。彼らがそこにいることが、今となっては当たり前みたいに思えているだけで、実のところ、一人ひとり、自分の人生において、苦難、痛み、悲しみ、後悔などといったことを乗り越えて今を生きているのだ。

 考えてみれば、来月からどんなふうに仕事をしているのか、どんな人たちと言葉を交わすことになるのか、全くイメージが湧かない。でも、きっと、来月、新天地で働き、3カ月、半年、1年と時を過ごすうちに、また同じように、「自分は元々ここに来ることになっていたのかもしれない」と思うのかもしれない。

 でもね、感覚として、ボクはそんなに長く生きられないような気がするんだ。60歳の自分?たぶんその頃にはこの世にいない。そんな予感がする。死への恐怖よりも、今は老化が怖いって思う。段々身体が衰えていって、今まで通りにやってきたことができなくなることが増えていって、どこかのタイミングで耐えきれなくなってしまいそうな気がする。

 それでも、人って簡単には命を絶つことはできないのもわかってるから、36歳になった今、直近では40歳までの4年間、どうやって生きようかなって考えているところ。4年間、例えば大学時代の4年間とこれからの4年間って、全く別物なんだなって思う。あの頃は何も考えてなかった。唯一、彼女欲しいって思ってて、3年の春に初めて彼女ができたんだっけか。初々しいなんてもんじゃなかったな。爆発したなぁ、スキって感情が。それ以来、あんなことはなかったなぁ(笑)

 あるんだろうか、この先。いや、異性に対してだけではなく、人との出会いで、「この人に会えて本当によかった!!」って思える日が、本当に来るんだろうか。心が震える瞬間はわかるモノなんだと思うけどね。「あっ!」て、きっと気付くと思うんだ。

 シレッと気付いてるよ、ボクの視界にやたらと入って来たがる人。でも、その中でも興味のある人と話したいから、そういう人にはちゃんと挨拶するし、挨拶されたら返す。老若男女問わずね。自然と笑顔にさせてくれる人っているじゃん。だから絶対に選ぶ。時間は限られてんだから。仕事の休憩時間に話すのは惰性だね。別に話したいから話してるわけではない。興味ないけど話しかけられるから話してるだけで、たった数分のことだから耐えているだけ。

 ボクが本当に話したいと思ってる人は、10数メートル先にいる。結構近いところにいるんだけれども、やっぱり遠いなぁと感じる。それでもね、同じ時代を生きていて、たまたまボクがその場所に行って、ボクの人生に映ってくれた人には、なぜだかわからんけれども、ありがとうって思ってる。それが人が発するオーラってやつなのかもしれないね。

 一期一会って言うけれども、本当にそうだなって思う。ボクみたいに数年でどんどん別の場所に流れていく人間にとっては、出会いと別れの回数が非常に多いし、生活環境から言って、実家に帰ってのんびりってことも考えられない。電話で話すくらいが関の山だ。もう年齢的にも、天涯孤独を考えなければならない。一人でも生きていける時代だとは言われているけれども、もし働けなくなったりなんかしたら、きっと不安でたまらなくなるんだろうなと思うこともある。

 だからね、プライベートの時間を、何もせずダラダラ過ごすことはしないって決めてるんだ。こうして文章を書いて、画像編集して、どんどんクリエイティブな発想を具現化していくことを続けることにしている。無駄にはならないと思うんだよね。意義を以って毎日やってることって。結構面白いよ、数年で働く場所が変わるのって。

 同じ会社で何年も働いて、役職以上のポストが高齢社員で詰まっているような状態では、安い給料で、本当は部下に指示してやらせるような仕事も、少子化で部下がいない世代が今の30代。そりゃそうだよね、新入社員が10数名の会社ならそうなるわ。だから、正社員として就職することには心底抵抗があった。目に見えて明らかだったからね、ボクら30代は少ない世代だから、肩書が付いたら当然責任の重圧に絶えつつ、細かい仕事までもやらざるを得なくなる。

 そういう仕事人生が自分にとって幸せなのだろうかと考えたことがあるけれども、それは派遣社員として働いている間に「いや、どんなに給料が良くても時間的拘束がある以上、プライベートを削ってでも働かないといけないということは、自分にとっては幸せな生き方ではない」って気付かされたこと。

 金よりも時間。金よりも時間。やりたいことをするために時間を大事にし続けた結果、おまけとしてお金を生み出せるようになったとしたら、それこそまさに自ら幸福を掴みに行ったことになるって思う。福利厚生重視で働いている人たちを見ていても、全然幸せそうに見えないってのは、どこで働いても同じだったし、以前自分がとある会社で管理職として働いていた時も、給料は良かったけれども幸せではなかった。

 出勤体系もランダムだったしなぁ。深夜4時まで働いて、6時半にはもう仕事してなきゃいけないこともあった。バカバカしくなったよ、正直。そこまでして金を追う意味がないって。カラダ壊す前に辞めるべきだと、自分で判断するってのがやっぱり大事なんだと思った。カラダが壊れたら元も子もないからね。

 派遣社員は給料は安い。めちゃくちゃ安い。仕事もつまらない。だけど、自己研鑽のための時間ならいくらでもある。英語勉強したり、資格の勉強したりしている人たちは、敢えて派遣社員になった人たちも結構いるって言う。人口減少による日本の経済圧迫は、深刻さを増していくと思う。出世することが正解だと思い込んでいる人たちも未だにいるみたいだけど、誰もがトップまで登り詰められるわけじゃない。リーダー職のまま50代になって、ある日突然、右肩をトントンされて一番下の一般職に落とされて、雑用同然の仕事をすることになる。無念としか言いようがない。

 そうやって役職のポジションをとっかえひっかえしている会社人事の苦労も、考えてみるとゾッとする。みんな出世したくて頑張ってるかというと、上に行きたいわけではないけれども「人がいないからリーダーやって?」「人がいないから係長やって?」みたいな感じで上に上がる人もいる。人事考課なんてウソっぱちもいいところだよね。その上で、「自分が認めてもらえた」と勘違いする人たちが組織を乱す。そういう光景をどの会社で働いても見ることができる。彼らから言わせれば他人事のように聞こえるのかもしれないけれども、これは事実だ。そんな現実を目の当たりにして、「自分もここの正社員になりたい」だなんて微塵にも思えない。

 うーん、派遣社員として働くことを選択したのは、正解ではないかもしれないけれども、明らかに間違いではなかったと思う。できればねー、あと10万くらい給料増やしてくれないかなーって思ってるんだけどね。これでも雇用形態は正社員だぞ?www身だしなみを整えるために服を買いたい。スーツ買いたい。やっぱり腕時計とか財布とかもスーツ仕様にしておきたいって思ってる。でもそんな余裕全くない。

 今は本当に思う。身だしなみ大事だって。服装には無頓着だったんだけどね~。ちゃんとせねばって思う。スーツ着たら印象変わるらしいから、また着てみたい気もする(笑)んで、もっとアグレッシブに行動できるようになりたいね。23~4の頃のように。実年齢よりも10歳若く見られる今なら・・・って何度言うんだよwwwでも、今のうちだなって感じだな、本当に。40過ぎたらさすがに白髪の1本や2本生えてくるだろう。

 ストレスを避けて生きてきたから、メンタルは正常だ(笑)唯一、女性を前にするとビクつくwwwグイグイ来る人だともっとビクつく。昔はこんなことなかったんだけどなぁwww

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