忍者であるかどうかは問題ではない。どの道、今を生きる誰もが耐えなければならない、この苦境を。

　人間は、耐えることができる生き物だ。耐えて、耐えて、耐え忍べば、ある程度の慣れにより、苦痛も和らいでいく。人間の耐性というのは、非常に便利にできている。自分にもそういう耐性が備わっていることに気付かないといけない。

　ちょっとしたことに不満を垂れ流してネガティブオーラをブチ撒けて、何がしたいの？根暗なの？え？何？ポジティブな人間をバカにしてるヤツって何がしたいのかね？ポジティブバカとか言ったりするけど、根暗でネガティブなヤツらよりよっぽど良い。

　とにかくさ、言葉に弱いのやめろ。褒められたら調子に乗り、バカにされたら腹を立てるって、まるっきり子供じゃんね。他人の言葉に踊らされて楽しいの？っていうか、残念だよね～言葉への耐性がないっていうのは。

　人をバカにし腐る人間ってさ、どぉ～しても他人のことが気になって、見下してないと自分を保てない臆病者のことを言うんだよね。言うほどすごくないじゃんね、そんな人。むしろ、弱い。

　ところが、言葉の力っていうのは、思いもよらず過度に相手を傷つける可能性がある。これを軽視している人間は、まさかの事態を想定していない。そういう人は、一度くらい痛い目に遭わないと理解できないんだよね。

　でも、その痛い目に遭わせるってのも、労力要るからめんどくさいじゃん。だから、放置するんだよ。全く相手にしさえしなければ、何も言ってこなくなる。ムキになればなるほど相手の思う壺。言わせておけばいいんだよ。

　強引に認めさせたって意味がない。腹ん中で思ってることが真逆なら意味ないんだって。それだったらさ、無理に相手する必要ないんじゃないの？疲れるだけじゃん。言いたいヤツって言いたいから言うんだろうから、言わせてやればいいじゃん。それで満足するとは思えないけどね？そういうくだらないことにしか一生懸命になれない自分のことをわざわざ自分で露呈してる意味はわからないけど。

　耐えられない人間ほど口から簡単に出るんだよ。そして、同類で群れる。そういう集まりの中に入るとさ、あーこういうの無理って思ってる人もいるだろうけど、言わないじゃんね、何も言わずにその輪に居座ってる。なんで自分で自分のこと殺すんだろうね。それを耐えるとは言わないんじゃないの？言うべきことを言って弾かれたなら、それが自分にとっての正解なんじゃない？

　中身のあることを言える人と、中身空っぽのことしか言えない人、どっちがいいかって前者じゃんね。あ、少なくともボクは。でも、前者が言うことも、後者が言うことも、その場では反応しないよ。それこそ意味ないから。ただ言われたまま受け止める。

　大事な言葉は時間が経っても心に残ってるものだろ？そうではない言葉は時間が経つとすぐに消えてなくなる。そういう仕分けをするのなら、言われてすぐに反応することには意味がないんだ。その場だけ合わせるって疲れるだけだからね。

　誰に対しても好い顔してる人を見るとヘドが出るけど、それよりは、ズバズバと言う人間のほうがマシ。その代わり、相手が期待してるような反応はしないけどね。中身がなく、ただこちらを貶すようなワードを言ってるだけの人に対しては「それってどういう意味ですか？」ってただ聞くだけ。具体性を求める。大抵はまともな返答は返ってこないけど、とりあえずそうやって質問すれば着地する。めんどうだなって思われたら勝ちでしょ(笑)

　誰とでも仲良くしてる人がいたとして、そういう人の在り方が自分にとっても正しいわけではないでしょ。でも、そうあるべきだと押し付けてくる人いるでしょ？そういう人に対しては「そうなんですね」って言うだけでいい。

　言葉に耐えるのではなく、受け入れるべきところは受け入れ、そうではないものに関しては聞き流せばいい。ただ、聞き流したとしても、脳が大事な言葉は留めてくれるから、そういう脳の便利な機能を信じたほうがいい。