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~敗者しか至ることのない思考~

 勝負に勝った者は、なぜ相手が負けたのかを考えることはない。 人が敗北の原因を考える時というのは、実際に自分が負けた時だけだ。 なぜ勝負に負けたか、その要因は「情報不足」であるケースがほとんど。 もしくは、情報は手に入れていたけれども、情報分析力が足りなかったがために見落としてしまったことが原因で敗北したケースも考えられる。

 敗北を恐れて勝負を避ける者もまた強者に非ず。 一般人にとって、勝負をする機会というのはどれほどあるのだろうか。 スポーツはその一つだ。 中学・高校・大学の入学試験もその一つ。 そして、ビジネスにおける競合他社との商戦もその一つ。 こうして見ると、人が勝負の機会に恵まれるのは「組織」に属している場合がほとんどなのではないだろうか。

 人間は元々、自分を試す生き物。 勝負事を好む生き物。 だからこそ、世の中には「ギャンブル」が存在する。 知識や経験だけでなく、直観や運さえも勝負には重要なものであり、人は自分のそれを試したくなる、そういう生き物。 しかしながら、現代社会に蔓延しているパチンコやスロット、競艇や競馬などというものは、勝負には値せず、単なる運任せでしかない。 こんなことを言うと、各ギャンブルのマニアにとっては「そうではない!」と言われてしまうかもしれないが、こうしたギャンブルに興じるには時間とお金がどうしてもかかる。 では、時間とお金を必要としない勝負事とは何か、そういうものがあるのなら是非やったほうがいいと思う。

 その一つに【麻雀】をオススメしたい。 麻雀をギャンブルだと思い込んでいるのなら、その固定観念は排除したほうがいい。 なぜなら、麻雀は「心理戦のゲーム」だからである。 これと同様に、将棋やオセロやチェスと言ったものも、戦術を駆使して勝負することのできるゲームと言える。 しかしながら、あらゆるゲームの中でも麻雀は、必要とする思考回路や洞察力が他とは別モノであるとボクは認識している。 麻雀の強者は、常に、勝つための戦い方よりも、「負けないための戦い方」に熟達している。 また、その時々の戦況において「伏す時」と「勝負をかける時」の判断力にも長けている。 大物手を狙うべき時か、局を流すべき時か、早々にアガって場を終わらせる時か、戦況に応じて常に無理な戦い方をしないというのも強者の特徴と言える。

 麻雀において「なぜ強いのか」は、過去、自分が負けてきた勝負から多くを学んできたことが最も大きな理由に相当すると思われる。 他者の心理を読み解く力、川に捨てられた他者の捨て牌(=情報)やクセを分析する能力、そして、意図して自分の川の捨て牌を見繕って敵を勘違いさせる力、そういういくつものスキルが戦いの中で試される。 単なるゲームではないなと感じたのが正直なところ。

 ボクが麻雀をするようになったのは、ゲームアプリの「MJモバイル」がキッカケとなり、好きになっていったキッカケは、アニメ「アカギ」「哲也」「哭きの竜」を観たことだった。 麻雀系アニメの中でも最も人気どころと言っていいが、これもただ面白いだけではなく、そこには麻雀における【理】が存在していて、多くを学ぶことができる。 とは言っても、正当な麻雀にしかボクは興味はないのだが、イカサマされても気付かずに負けてしまうのもまた敗因に成り得る。 勝負に卑怯もクソもない。 気付かないほうが悪い。 それがイカサマ麻雀。

 なぜ麻雀なのかと言えば、その思考は普段の生活や仕事においても充分に応用が効くものであること。 国内の企業には一部、麻雀を入社試験に採用している企業もあるらしいが、実に理に適った手段であるとボクは思った。 ゲームアプリではなく、雀荘で打つとなると、相手は目の前にいる。 開始から終了まで、一貫して相手の心理状況を推察しながら勝利へと向かいたいのは山々だが、おそらく、そうもいかないのが麻雀なのだろう。 ボクは学生時代に雀荘に1度行ったきり、それ以降は行ったことがない。 初心者でありながら、まさかの役満「国士無双」をアガったという伝説がある(笑)

 持ってる人は持っているもので、実力とは別に【天賦の才】が勝敗を分けることもあるかもしれない。 だが、毎回そういうわけにもいかず、例え強者であっても当然負けることもある。 だから麻雀は面白いのかもしれない。 そうそうラッキーな勝利はあり得ない。

 もし麻雀に興味を持っていただけたなら、一度【MJモバイル】をダウンロードして試しにプレイしてみてほしい。 やっていくうちに麻雀のルールはわかってくるし、アプリ内で基本的な解説を見ることもできる。 意外と向いているのは男性よりも女性。 女性脳が麻雀で活きる。 何を捨てればいいかはナビサポートもあるため、全くわからない初心者でも楽しめる。 だんだんと級位・段位が上がっていくと、全国の同等のレベルかもしくはそれ以上のプレイヤーと対戦することになる。 オンライン対戦は一期一会。 同じプレイヤーと再び三度対戦することはそうそうないだろう。

 麻雀を覚えれば、それなりの思考が構築されていく。 それなりとはどれなりのことなのかは、やった本人にしか実感できないことだろう。 負けたり、1着になれなかったりした時に、なぜ勝てなかったのかを考えるようになったら、きっとあなたは強くなっていく。 「負けるが勝ち」とは結局のところそういうことだ。 勝負事をしたければ、麻雀をゴリ推しする(笑)

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