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Less Than Jakeインタビュー掲載

12/11にニューアルバム’Silver Linings’、続けて12/25にThe Sensationsと日本限定スプリット7インチをリリースする、スカパンクシーンの巨匠、Less Than Jakeにインタビューを行いました!

web magazine「A-FILES」さんにて記事が掲載されています。

ショートインタビューなのでMVや音源をチェックしながらサクッと読んでみてもらえたら嬉しいです。


今回機会をくださった、PARKING LOT SOUNDS、OSAWA17ともにありがとうございます。この機会にちょっとだけ今回のことについて雑感を。(かなり余談です。)

Less Than Jakeはフロリダのゲインズヴィル出身。ゲインズヴィルといえばパンクフェスのTHE FESTを思い浮かべますね。近年だとThe SensationsやThe Firewood Project、S.M.Nなどが日本からも出演。HEY-SMITHやCleaveらも過去には出ていた気がします。

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今年の開催は見送られ来年に延期になったようですが、毎年それはそれはエグいメンツ。THE FESTに行ったことのある友人も周りにそこそこいますが、まじで楽しそうな話しか聞いたことありません。あ、早速話がそれましたがLess Than Jakeももちろんこのイベントの常連ですねって話です。そして今回取材をするにあたって過去の曲なども改めて聴いていたりしたのですが、Warped Tourも憧れがあったよなーなんて若き日の思いを確かめていたりしました。90年代後半~00年代初頭のあの感じ。Drive-thruRECORDS全盛期というかなんというか西海岸のあのイメージの格好良さにやられたもんです。

試しにWarped Tour 2002の総集編を見つけたんだけどオールスター感半端ない。懐かしくてアツくなる。コメント欄にあった目次は下記。

7:00 Something Corporate
11:08 Anti Flag
18:44 Ozma
23:27 Morgan Heritage
28:15 The Used
32:24 Lagwagon
35:37 Hot Water Music
38:30 Mighty Mighty Bosstones
45:11 New Found Glory
53:33 NOFX
58:08 MXPX
1:05:00 No Use for a Name
1:11:49 Flogging Molly
11:21:59 GOB
11:25:20 Reel Big Fish
1:28:52 Alkaline Trio
1:37:43 Bad Religion

ちょっと懐かしさにかまけて振り返りすぎました。裏原ファッションやストリートカルチャー、AIR JAMやらなんやらに思いを馳せまくっていた幼き頃ですね。Sugarcultのこの曲なんてたぶん当時ぶりに聴きました。山ほどバンド出てきて売れてったんですよね、この時期。

最近とあるバンドと話していて、「元々大好きなのってランシド、NOFX、ブリンクとかだから」という発言もあって世代的に思い返しがちになってしまいました。そこそこ歳を経てきているのでご勘弁を。

多感な時期にこういう光景に憧れて育ってしまったので、日本で昔やっていたBAYSIDE CRASHというイベントはまさに最高の景色で、これこれこれ!となってめちゃくちゃ楽しかったのを覚えています。


話がだいぶそれましたが、Less Than Jakeと言えばそんなメロコア、スカパンクなどなど聴き漁り、音楽に出会って楽しみが広がった時期に通ってきたバンドなので今回の機会は自分にとっても良い刺激になりました。

Warped Tour の古い映像と、来日時のパンクスプリング、最近のドローン撮影?のライブ映像。

自分のTwitterで漁ったところフォロワーの方もやっぱり昔から好きな人は多いみたいで検索したら随分前によく聴いていた人たちが多く見つかりました。

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自分は完全にこのベストが入口でした。

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あとは有名どころだとやはりこの辺でしょうか。よく会話で「スーパーマンみたいなジャケのやつ」とみんな話していたけど実際はサラリーマンですね。


肝心の新譜ですけど、まっさらな気持ちで聴いて、とにかく単純に良いメロディーが鳴っていて、フックもあり、疾走感や、ホーンセクションの存在感もあり、ツボを刺激してきてくれる充実作に仕上がっているなと感じました。30年近くもバンドを継続してきていて、今回も中心メンバーの変化があり、Teen IdolsやThe Queersでプレイしていたドラムが加わったりもしたけど、その中で自分たちの暮らしと向き合って互いのメンバーの存在からフレッシュな感覚で創作意欲がわき続けているって素晴らしいことだな。まじでかっこいい。

あの時聴いてたなという人も、音楽的趣味が変わってしまった人も、関係なくまっさらな気持ちで楽しめるLTJ節はこの窮屈で困難な時代でも不変です。バンドと同じようにかつてのファンも年をとったりすると思いますが、何の知識のない人も若者も年寄りもどんな環境の人も。いつでも何度でもどんな形でも出会っていいのが音楽の良さかなと、ふと思います。変な積み上がった数字やイメージよりも、自分の中で自分のタイミングで勝手に重ねたドラマが最高ですよね。

無防備な自分たちを垣間見せ、周囲の人達との暮らしや自分を見つめ直し、意見を表明したりも歌詞の中でしている。バンドも長い年月が経ってグラデーションのように変化している。ただ、そこにあるのは「楽しさや喜びをわかちあおう」という変わらないスタンス。なにかわからないけど苦しいときこそ、ただただ彼らの陽気なサウンドに触れてみるのもいい。なにも考えずに。


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