10代

日々、月日を重ねていくたびに、過去の日常が薄れていくのを感じる。
日常が断片的になり、情景は思い浮かぶが、あの時自分が何を感じ、何を考え、何だけを選んで行動していたのか。その心が思い出せない。
歳を重ねましたねと言ってしまえば、多分それだけなんだろうけど、
当時の自分の存在が主観ではなく、俯瞰となって自分の思い出になっている。自分の後頭部の斜め45度あたりをから、自分を含めて眺めているドローンのように。

それが時々恐ろしく感じるんだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?